■嫁 購入しました ~不動産物語~ (ズッキーニ)
★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 人妻、複数、黒髪、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、短編×7話(うち「ふどうさん物語」×5)
・おまけ: キャラデザ&設定資料集、カバー裏に別絵(表紙とリンク)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ズッキーニ」センセの「嫁 購入しました ~不動産物語~」です。
※吉田朝日
【 構成・絵柄 】
収録は表題作品が7割ほど。
現代劇ですが、とある特殊な設定であるのがポイント。
詳しくは後述しますね。
各話にてヒロインが代わる、オムニバスな漫画群です。
そのほか短編が2話ほど収録されています。
短編ほかシリーズの一部はラブコメっぽいもの。
メイン漫画のシチュエーションには、ハードさもありました。
ドン底へ突き落されるほどではないものの、ブラックな色がちらほらあり。
得意でない方には読み辛いところがあるかもしれません。
ただし、表題シリーズのお話はアイデアから非常に秀逸なもので。
特にそちらの前後編は、群を抜く面白さがありました。
絵的に問題なければ、ぜひ手に取ってほしい1冊です。
しっかりとした線での作画。
細かい描き込みで黒色は強め。
全体の色づき加減もしっかりしています。
枠間は比較的確保されていましたが、変化ある細かいコマ割り。
コッテリとした味わいの原稿です。
悪い意味で印象に残り易い男性陣の作画もその濃さの原因の1つ。
特に中年は悪目立ちしていて、苦手な方には邪魔に映るかも。
(それでも、他の同系統キャラよりさっぱりしたものでしたが)
一方の女性陣は、縦長でリアルさもある美人顔。
可愛さもあり、魅力的です。
引き絵に多少の弱さは感じましたが、背景・小物はそうしたリアルなキャラとも違和感なく。
全体はまとまった良い作画でした。
カラーはややイメージ違うので、判断は「ティーアイネット」さんのHPがオススメです。
【 収録話 】 7話収録
003:「ふどうさん物語~新築物件編~」
033:「ふどうさん物語~別荘編~」
063:「ふどうさん物語~いわくつき物件編~」
093:「ふどうさん物語~所有権編~」 前後編
女性がそのまま不動産物件のように売買されている世界でのお話。
連続話ですが各話に直接の関連性はなく。
同テーマのオムニバス作品みたいになってます。
(※ゲスト出演はあります)
作品中では婦童産屋と書かれていましたが、不動産のアレコレ単語が見事に女性に置き換わっていました。
これが実に楽しい。
お話は前後編を1つと数えて4エピソード。
ラブコメちっくなものと、凌辱系がそれぞれ2話ずつで、不動産関係で想像つきやすい基本的な事が押さえられていました。
ひでるさんは不動産関係の知識ないため、ぱっと思いつきませんが。
まだシチュエーションは想像できそうなので、シリーズ化も良いと思います。
(巻末の資料集にはボツネタありましたが)
以下に、ブログ書くにあたってまとめたアレコレについて残しておきます。
※左:小山麻耶、右:お嬢様「毛利愛華」
【 ふどうさん物語 の世界 】
・物件となるのは女性だけでなく、男子も登録されている。
・外国人も登録されている。
・社会登録で物件として扱われ、その権利は所有者による。
・物件なので人権は適用されない。働くことも出来ない。
(そのため、登録しているのは皆なんらかあった人達の様子)
・物件として相続もされる。
・築年数イコール年齢。
・結婚の有無は、新築・中古で明記される。
・間取りはスリーサイズBWHてで表記(裏表紙から)
・リフォームは整形(たぶん)ほか、調教みたいなことも指す様子。
・保養や娯楽を目的とした場合は「別荘」と呼ばれる。
・所有者になんらか悪い影響を与えたものは、”いわくつき物件”となる。
・物件情報誌もある。
…だいたいそんな感じですかね。
それでは各話について簡単に。
1話目「新築物件編」はこのシリーズの最も基本的なお話。
就職の決まった「佐藤浩二」は、この機会にと両親と共に物件探しに来ました。
そこで彼が一目で気に入った新築物件「小山麻耶」には、とある秘密があったのです。
↓表紙を飾っているのが「麻耶さん」
ウェディングな感じは、
アナタも“嫁”買いませんか?
紹介帯にもあった、そんな文句からのものでしょう。
法的には物件なのですが、当然ながら人間なので嫁さんであるとも言え。
あんな美人を所有できるのというのは凄い世界ね。
「麻耶さん」の秘密は、実際のところそう大したものでなく。
一度落胆させたがため、より関係深まった感じでした。
冒頭のカラー原稿は本編の後日談。
相変わらずのラブラブっぷりが伺えます。
2話目は「別荘編」
大企業「TAKEDA婦童産」に競売で落札された姉妹「市川美穂」、「市川夏帆」
その社長「武田孝蔵」は2人を「別荘」として売り出すことを決定すしたのです。
美人姉妹が凌辱される展開。
リフォームとか言ってましたが。
AVもデビュー作品が最も高額だと聞きますので、あのまま売りに出した方が高く売れるのではないかなぁ…。
オチもあんな感じだったので。
「いわくつき物件」をテーマとした3話目。
先のお話では美人姉妹が購入されるシーンで終わっていましたが。
受け手である「毛利家」のお話。
そのお嬢様「毛利愛華」は強い性欲の持ち主で、色々な物件が合わず。
兄「毛利重光」は「TAKEDA婦童産」に相談し、いわくつき物件を紹介してもらうのでした。
いわくつき、というのが男性「大木今羅(おおき・いまら)」
なんつー名前だ。
初の男性物件ですね。
名前通りの男性自身を持っており、外人の別荘「ロイ」・「カム」らも驚いていました。
「パースがおかしくないか…!?」
という台詞が楽しい。
漫画なのに。
お互い極端であったため相性はすこぶる良かったようで。
オチではめでたくラブラブとなっていました。
お嬢様「愛華さん」の良い笑顔が印象的でした。
どうかお幸せに。
最終話「所有権編」は前後編で、より長めなエピソード。
借金の担保として、ふどうさん契約をされている「吉田朝日」
しかし、両親が支払えぬまま失踪したため、差し押さえられてしまう危機を迎えておりました。
彼女に好意を持つ幼馴染み「長谷川陽一」は3600万返済の肩代わりを父「長谷川一馬」にお願いしたのでした。
テーマは相続かな。
ほか登場人物らも巻き込み、家庭の恐るべき秘密が明らかになるトンデモ話です。
もったいないので、このブログでは詳細は伏せさせて頂きます。
えっちは凌辱系なので、見ていて心地よいものではないのですが。
”ふどうさん物語”を総括するような、凄まじいエピソードに仕上がっていました。
いや、これは面白い。
特に後半の「一馬」・「巴」のあれは、非常に深いもの。
先ほど凌辱系と書きましたが、純愛(…まぁそんなん)という要素もあります。
良かったです。
このエピソードが凄すぎて、続く話が難しいかも。
しかし、「陽一くん」も結局あんな感じに成長しちゃうのね。
155:「好きな理由」
競泳水着な「命」と「良夫」のえっち短編。
硬い口調ながら、ロングの黒髪でスタイル良い美人「命さん」
一方の「良夫くん」は容姿的にどう見てつり合い悪く。
オチでは当人もそれを気にしていました。
タイトルがそんなんですわね。
ラブラブで相性も抜群らしく、甘いえっちが堪能できます。
※左:命さん、右:相川麻美
171:「羞恥えーしょん」
「相川麻美」がハウスクリーンの仕事で訪ねたアパートは、恋人「一膳」の職場でした。
彼は官能小説家で、締め切りに追われていたその部屋は酷い惨状。
また、片付けるあちこちに仕事用のエロい資料があったため…。
妙な気分に「麻美」はなってしまうのです。
だいたいそんな感じ。
職業柄「麻美さん」は当然パンツを穿いているんですが。
これまた業務の上で屈んだりなんだりするため、お尻がえっちです。
ああしたシーンは、もうちょっと多くても良かったなぁ。
というか、ハウスクリーンであんな美人が訪ねてきたら、そりゃーたまんないわね。
その点、こちらの客である「一膳くん」とはそもそも恋人同士のため、えっち仕掛けてもまったく問題なし。
ちなみに、下着は黒でしたが。
白のパンツで黒下着だと、うっすら透け易いのではないかなぁ(漫画でそうした描写なかったですが)
当然生地の厚さによりけりなのだろうけど。
【 その他 】
本日は「ズッキーニ」センセの3冊目単行本でした。
こちらのブログでは「僕は彼女の実験体!」を紹介しています。
そう、眼鏡に釣り上げられたんですね。
今回は↓、表紙の花嫁衣裳もそうなんですが…。
裏表紙の物件風イラストと、単行本タイトルに想像を膨らませられ、なんとなく引っぱられました。
予想外の面白さでした。
ブラックなもの得意でないので、漫画はラブラブしてる方が好きなんですが。
前述しました、「ふどうさん物語」の前後編のパンチ力に圧倒されましたよ。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 人妻、複数、黒髪、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、短編×7話(うち「ふどうさん物語」×5)
・おまけ: キャラデザ&設定資料集、カバー裏に別絵(表紙とリンク)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ズッキーニ」センセの「嫁 購入しました ~不動産物語~」です。
※吉田朝日
【 構成・絵柄 】
収録は表題作品が7割ほど。
現代劇ですが、とある特殊な設定であるのがポイント。
詳しくは後述しますね。
各話にてヒロインが代わる、オムニバスな漫画群です。
そのほか短編が2話ほど収録されています。
短編ほかシリーズの一部はラブコメっぽいもの。
メイン漫画のシチュエーションには、ハードさもありました。
ドン底へ突き落されるほどではないものの、ブラックな色がちらほらあり。
得意でない方には読み辛いところがあるかもしれません。
ただし、表題シリーズのお話はアイデアから非常に秀逸なもので。
特にそちらの前後編は、群を抜く面白さがありました。
絵的に問題なければ、ぜひ手に取ってほしい1冊です。
しっかりとした線での作画。
細かい描き込みで黒色は強め。
全体の色づき加減もしっかりしています。
枠間は比較的確保されていましたが、変化ある細かいコマ割り。
コッテリとした味わいの原稿です。
悪い意味で印象に残り易い男性陣の作画もその濃さの原因の1つ。
特に中年は悪目立ちしていて、苦手な方には邪魔に映るかも。
(それでも、他の同系統キャラよりさっぱりしたものでしたが)
一方の女性陣は、縦長でリアルさもある美人顔。
可愛さもあり、魅力的です。
引き絵に多少の弱さは感じましたが、背景・小物はそうしたリアルなキャラとも違和感なく。
全体はまとまった良い作画でした。
カラーはややイメージ違うので、判断は「ティーアイネット」さんのHPがオススメです。
【 収録話 】 7話収録
003:「ふどうさん物語~新築物件編~」
033:「ふどうさん物語~別荘編~」
063:「ふどうさん物語~いわくつき物件編~」
093:「ふどうさん物語~所有権編~」 前後編
女性がそのまま不動産物件のように売買されている世界でのお話。
連続話ですが各話に直接の関連性はなく。
同テーマのオムニバス作品みたいになってます。
(※ゲスト出演はあります)
作品中では婦童産屋と書かれていましたが、不動産のアレコレ単語が見事に女性に置き換わっていました。
これが実に楽しい。
お話は前後編を1つと数えて4エピソード。
ラブコメちっくなものと、凌辱系がそれぞれ2話ずつで、不動産関係で想像つきやすい基本的な事が押さえられていました。
ひでるさんは不動産関係の知識ないため、ぱっと思いつきませんが。
まだシチュエーションは想像できそうなので、シリーズ化も良いと思います。
(巻末の資料集にはボツネタありましたが)
以下に、ブログ書くにあたってまとめたアレコレについて残しておきます。
※左:小山麻耶、右:お嬢様「毛利愛華」
【 ふどうさん物語 の世界 】
・物件となるのは女性だけでなく、男子も登録されている。
・外国人も登録されている。
・社会登録で物件として扱われ、その権利は所有者による。
・物件なので人権は適用されない。働くことも出来ない。
(そのため、登録しているのは皆なんらかあった人達の様子)
・物件として相続もされる。
・築年数イコール年齢。
・結婚の有無は、新築・中古で明記される。
・間取りはスリーサイズBWHてで表記(裏表紙から)
・リフォームは整形(たぶん)ほか、調教みたいなことも指す様子。
・保養や娯楽を目的とした場合は「別荘」と呼ばれる。
・所有者になんらか悪い影響を与えたものは、”いわくつき物件”となる。
・物件情報誌もある。
…だいたいそんな感じですかね。
それでは各話について簡単に。
1話目「新築物件編」はこのシリーズの最も基本的なお話。
就職の決まった「佐藤浩二」は、この機会にと両親と共に物件探しに来ました。
そこで彼が一目で気に入った新築物件「小山麻耶」には、とある秘密があったのです。
↓表紙を飾っているのが「麻耶さん」
ウェディングな感じは、
アナタも“嫁”買いませんか?
紹介帯にもあった、そんな文句からのものでしょう。
法的には物件なのですが、当然ながら人間なので嫁さんであるとも言え。
あんな美人を所有できるのというのは凄い世界ね。
「麻耶さん」の秘密は、実際のところそう大したものでなく。
一度落胆させたがため、より関係深まった感じでした。
冒頭のカラー原稿は本編の後日談。
相変わらずのラブラブっぷりが伺えます。
2話目は「別荘編」
大企業「TAKEDA婦童産」に競売で落札された姉妹「市川美穂」、「市川夏帆」
その社長「武田孝蔵」は2人を「別荘」として売り出すことを決定すしたのです。
美人姉妹が凌辱される展開。
リフォームとか言ってましたが。
AVもデビュー作品が最も高額だと聞きますので、あのまま売りに出した方が高く売れるのではないかなぁ…。
オチもあんな感じだったので。
「いわくつき物件」をテーマとした3話目。
先のお話では美人姉妹が購入されるシーンで終わっていましたが。
受け手である「毛利家」のお話。
そのお嬢様「毛利愛華」は強い性欲の持ち主で、色々な物件が合わず。
兄「毛利重光」は「TAKEDA婦童産」に相談し、いわくつき物件を紹介してもらうのでした。
いわくつき、というのが男性「大木今羅(おおき・いまら)」
なんつー名前だ。
初の男性物件ですね。
名前通りの男性自身を持っており、外人の別荘「ロイ」・「カム」らも驚いていました。
「パースがおかしくないか…!?」
という台詞が楽しい。
漫画なのに。
お互い極端であったため相性はすこぶる良かったようで。
オチではめでたくラブラブとなっていました。
お嬢様「愛華さん」の良い笑顔が印象的でした。
どうかお幸せに。
最終話「所有権編」は前後編で、より長めなエピソード。
借金の担保として、ふどうさん契約をされている「吉田朝日」
しかし、両親が支払えぬまま失踪したため、差し押さえられてしまう危機を迎えておりました。
彼女に好意を持つ幼馴染み「長谷川陽一」は3600万返済の肩代わりを父「長谷川一馬」にお願いしたのでした。
テーマは相続かな。
ほか登場人物らも巻き込み、家庭の恐るべき秘密が明らかになるトンデモ話です。
もったいないので、このブログでは詳細は伏せさせて頂きます。
えっちは凌辱系なので、見ていて心地よいものではないのですが。
”ふどうさん物語”を総括するような、凄まじいエピソードに仕上がっていました。
いや、これは面白い。
特に後半の「一馬」・「巴」のあれは、非常に深いもの。
先ほど凌辱系と書きましたが、純愛(…まぁそんなん)という要素もあります。
良かったです。
このエピソードが凄すぎて、続く話が難しいかも。
しかし、「陽一くん」も結局あんな感じに成長しちゃうのね。
155:「好きな理由」
競泳水着な「命」と「良夫」のえっち短編。
硬い口調ながら、ロングの黒髪でスタイル良い美人「命さん」
一方の「良夫くん」は容姿的にどう見てつり合い悪く。
オチでは当人もそれを気にしていました。
タイトルがそんなんですわね。
ラブラブで相性も抜群らしく、甘いえっちが堪能できます。
※左:命さん、右:相川麻美
171:「羞恥えーしょん」
「相川麻美」がハウスクリーンの仕事で訪ねたアパートは、恋人「一膳」の職場でした。
彼は官能小説家で、締め切りに追われていたその部屋は酷い惨状。
また、片付けるあちこちに仕事用のエロい資料があったため…。
妙な気分に「麻美」はなってしまうのです。
だいたいそんな感じ。
職業柄「麻美さん」は当然パンツを穿いているんですが。
これまた業務の上で屈んだりなんだりするため、お尻がえっちです。
ああしたシーンは、もうちょっと多くても良かったなぁ。
というか、ハウスクリーンであんな美人が訪ねてきたら、そりゃーたまんないわね。
その点、こちらの客である「一膳くん」とはそもそも恋人同士のため、えっち仕掛けてもまったく問題なし。
ちなみに、下着は黒でしたが。
白のパンツで黒下着だと、うっすら透け易いのではないかなぁ(漫画でそうした描写なかったですが)
当然生地の厚さによりけりなのだろうけど。
【 その他 】
本日は「ズッキーニ」センセの3冊目単行本でした。
こちらのブログでは「僕は彼女の実験体!」を紹介しています。
そう、眼鏡に釣り上げられたんですね。
今回は↓、表紙の花嫁衣裳もそうなんですが…。
裏表紙の物件風イラストと、単行本タイトルに想像を膨らませられ、なんとなく引っぱられました。
予想外の面白さでした。
ブラックなもの得意でないので、漫画はラブラブしてる方が好きなんですが。
前述しました、「ふどうさん物語」の前後編のパンチ力に圧倒されましたよ。
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