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■限定彼女 A Limited Sweetheart (おから)

★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、ツリ目、コスプレ
・構成 : 短編×11話(うち「Hard Practice×2)
・おまけ: 初単行本、あとがき、加筆修正あり、
      カバー裏に「おからんきんぐ」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「おから」センセの「限定彼女 A Limited Sweetheart」です。

先輩「奈緒」、従姉妹「日向」
※左:先輩「奈緒」、右:従姉妹「日向」

 【 構成・絵柄 】

収録は短編と2話ほどの連続話が1つ。
連続モノは軽く繋がりあるもので、センセもお気に入りらしく。
もしかしたら、シリーズになっていくかもしれませんね。
ジャンルとしては、概ねラブコメ。
ただ、絵柄通りにごく甘い~というのは少なく。
ブラック、というほどではないんですが。
どちらか・なんらかに黒さがありました
その配分というか、割合は中途半端で…正直なところ、お話は微妙
ぱちっ、と頭に入り辛いものです。
そんな訳で個人的には若干の違和感を感じる作品群でした。

クッキリとした強い線の作画。
濃淡はやや強め。
全体の色づきは丁度良く、描き込みも同様です。
丁寧で目立つ乱れ・崩れなく、見易いもの。
お上手でした。
漫画も引っ掛かるところなく、コレという問題はないんですが。
前述したお話面で感じたものは、あるいは表現がキチンと伝わっていないためかもしれません。
人物画はそう極端なデフォルメでなく、お姉さん系の可愛らしいもの。
特につり目なヒロインは気の強さも含めてキュート。
広く刺さるものだと思います。
↓表紙・裏表紙などのカラー絵も悪くはないものの、実際の白黒絵よりは魅力が薄く。
判断については、紹介帯から微妙に見えるカット絵か、「ワニマガジン社」さんのHPがオススメです。

 【 収録話 】 11話収録

003:「Hard Practice」
021:「Wild Practice」
古風なカタイ喋りと容姿で、校内で人気の先輩「奈緒」
「佐藤」もそんな彼女に憧れて委員会に入った1人なんですが。
なんと、恋愛相談をされてしまったのでした。
彼女の熱心さを目の当たりにして…という流れ。

いかにも優等生っぽい「奈緒さん」とのお話。
ややツリ目でみつ編みがキュートな彼女。
彼女とお近づきになるため、委員会まで入った「佐藤くん」の戦略は当たってると思います。
恋愛相談されるというのも、ちゃんと信頼されている証拠。
その時は支援する側だとしても、そこから発展する可能性だってあったりしますよねー。
確かに、漫画での「奈緒さん」の反応は微妙であるんですが…。
だからと言って、ヤケおこしちゃーダメよ。
なお、漫画では、アドバイスの1つとしてチャイナドレスみたいなのを着せてました。
いい趣味です。

続く「Wild Practice」は逆に「奈緒さん」視点。
それがため、また違った雰囲気になっています。
えー、詳細はなんとなく伏せておきますが。
とある理由で、悩んでいる彼女。
前回の経験も生かして、ネコ耳コスプレをしていました。
当然えっちはそんな姿にて。
露出大きくて素敵でしたよ
オチを見る限り、次があったらまたコスプレえっちが見れそうです。
個人的にはカバー裏のバニー姿を期待。

玲奈さん
※玲奈さん

037:「限定彼女」
こちらが表題作。
兄「恭也」の彼女「玲奈」とのお話です。
冒頭では、ぱっと何が起こったのか分かり辛いですが、気にせず読み進めて大丈夫。
巧いこといってはいたものの…なんだかモヤモヤしてます。
ううむ、そうあっさりと弟に乗り換えるんでいいのかなぁ…。
見た限り、兄「恭也くん」はかなり最低な男。
どちらかでまた顔会わす機会だってあるだろうに、気まずさも考えると微妙。
まぁ、いいか。
ヒロイン「玲奈さん」はツンデレちっくで貧乳の可愛いヒロインでした。
↓表紙の娘ですよ。
センセのお気に入りランキングでも上位でしたので、また別のお話とか見たいなぁ。

055:「メイドのススメ」
近所に住む従姉妹「日向」
漫画を描く「裕」のもとへよく遊びに来ていたんですが…。
ちょっとした事から、彼を怪我させてしまったのでした。
そんな訳で、メイド姿でお世話することとなったのです。
「日向ちゃん」メイド服似合うなぁ
冒頭の制服姿もいいんですけどね。
ツリ目な感じがまた実に良く、ちょっと意地悪したくなる気持ちもわかる・わかる。
えっちの際も可愛かったですよ。

071:「ゆびきり」
6年振りに再会した幼馴染み「さやか」
昔とイメージ違う彼女は、なにやら不機嫌な様子で~というオープニング。
ショートカットで眼鏡という現在の「さやかさん」
なんだか女の子にモテそうね。
結局は誤解なんですが、それがため当時の約束を覚えていたことが露見する流れ。
この運びが良かったです
お互い告白し合ったような感じになっており、そのままえっちに発展。
眼鏡は事前に外してしまうので、お好きな方は残念かも。

087:「教えておにいさま!?」
昔馴染みで妹「巴」の友人「静香」から、”フェラチオ”について質問されたのでした。
後の雰囲気を見る限り…確信犯に感じましたが、どうだろう?
単語は知らずとも、だいたいどんなんかは想像できると思うのだけど。
ほら、周囲の反応とかも踏まえて。
しかし、聞かれた彼も男性自身出すのは、なかなか勇気がいること。
あーした反応・展開だと、頑張った甲斐があるでしょう。

103:「深夜の忘れモノ」
深夜のファミレスで、漫画を描いていたお姉さん。
うっかり原稿を忘れてしまったんですが…描いていたのがBLネタがため、脅迫されると勘違い。
思考を先回りし、逆にえっち仕掛けるのでした。
だいたいそんな感じ。
成年漫画でちらほらある暴走パターン。
ご自身でも漫画描いていましたが、ちとそれにハマり過ぎな気がします。
いまどきBLくらいでは脅迫できないでしょ。
オチはあんな感じで、いいんですけど。
結局のところ…忘れ物はしてたのかな。

119:「お祓いシましょ?」
クラスメイト「美月」さんに”大事な話がある”と呼び出された「秋山」
暗がりで突然襲われた彼が目を覚ますと、拘束されていて。
アナタには悪霊が憑いているんです!
そう指摘する巫女姿の彼女から、お祓いされることとなったのでした。
だいたいそんなん。
これは「美月さん」の巫女姿を楽しむ漫画ですね。
なぜか(笑)袖のあたりが大きく切れていて、カット絵ではバストがちら見えしています。
えろいよ。
言ってた悪霊は真実であったらしく、後半はえっちに発展。
どうなるのかなー、って思いましたが…かなりユルい展開でガッカリ。
それでいいのか。
しかし、オチには注目
そっちのが怖いですよ。

135:「つぐない」
セクハラ行為でクビになった元教師。
実際は誤解なんですが、嘘の証言をしていた「白石綾乃」は償いのため、そのアパートに通うのでした。
簡単には教師(元ですが)と女生徒のえっち話。
これは…どうなんでしょう。
「綾乃さん」はどちらかというと、地味目な容姿で描かれていて。
また、彼は冒頭の数学教師と比べると、優れた雰囲気の方。
それらから察するに、彼を囲うため仕掛けた罠かなー、って思いました。
そういう風には描かれていないんですけどね。
考え過ぎでしょうか。

155:「最後のおねがい」
”お願いすれば色々させてくれる”
部活の先輩には、そんな噂がありました。
半信半疑ながら、試しに「直樹」が確認してみると、あっさり肯定されてしまったのです。
大雑把ですが、だいたいそうしたお話。
言う事は分からんでもないんですが。
オチまでの流れを含めて違和感あります。
ややはっちゃけ過ぎのような気が。
これならば、「直樹くん」を誘うため自ら噂を流した、フォローしてもらった、という方が自然であるように思いました。
あるいは、ああ言った後もお願いにはこっそり応え続けてるとか…。
その事実知ったらウツになりそうで、ブラックね。
カチューシャ、ロング黒髪という部長が可愛かっただけ、なんだかお話が残念。

175:「正しいペットのしつけ方」
近所のお姉さん「優希」に、ストレス発散目的で犬扱いされていた「ナオ」
その行為に耐えかねた彼は、ついに逆襲に転じるのでした。
先のエピソードと違い、こちらはオチまで自然。
そうですよねぇ。
まぁ、彼としても慣れないだろう事なので、仕方ないでしょ。
こちらも冒頭は「優希さん」眼鏡なんですが、行為の際には外してました。

巫女「美月さん」、部活の先輩
※左:巫女「美月さん」、右:部活の先輩

191:「別腹ティータイム」
お姉ちゃんと付き合う先輩はかなりの奥手。
キスもまだで、浮気か、はたまた女に興味がないのか、と疑った妹「加奈」は姉のため一肌脱いで試してみることとしたのでした。
付き合う彼女の妹とえっち関係になる、ドキドキ話。
センセの解説によると、違うようなんですが。
読んだ感じとして、オチのあれは…関係続いているように見えました。
彼は経験豊富でないですし、また「加奈ちゃん」も満更でもなかったように見え。
こっそり練習続けてるのでは、と

 【 その他 】

以上、本日は「おから」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
あとがきによると、4年だそうです。
もともと漫画を描かれていたためか、実にお上手。
さすが「ワニマガジン社」さんですね。
ただ、色々書いたようにお話は個人的に納得し難いものが目につきました。
成年漫画の流れとかお約束などを加味しても、よりブラックに傾倒する方が自然なような
あるいはもっと普通にラブコメちっくのが良かったかなぁ。
絵柄良く好みなので、次に期待します。 

限定彼女 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)限定彼女 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2014/05/31)
おから

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■むちむちはーもにくす (はも)

★まんがデーター [10.5/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●◎○○
・漫画 :●●◎○○
・独創性:●●◎○○
・属性 : [成年] 巨乳、お漏らし、むちむち
・構成 : カラー(8P)、短編×10話。
・おまけ: あとがき、ゲストページ、カバー裏に旅行4コマ。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はも」センセの「むちむちはーもにくす」です。

生徒会の「睦月さん」、部長「織絵さん」
※左:生徒会の「睦月さん」、右:部長「織絵さん」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
タイトルが全平仮名で、↓ヒロインらもキュートな雰囲気なんですが。
ラブコメ話は意外と少なく(なくはない)、想い人とのえっちというパターンも少なめ。
結構強引なものもあります。
エロスに溺れていくような感じでしたけど、ブラックさはやや中途半端。
好みが合致するか、どの程度までを期待するか、が判断の分かれ目だと思います
ややどっちつかずな印象もありました。
ネタとしてお漏らしがシーン多めなので、あるいはそんなんですね。

大きい目と幅のある輪郭、丸くむちむちとしたスタイルが特徴。
漫画っぽい可愛さですね。
ただ、バランス面ではちらほら違和感があり。
バストがまるまるとした大きなサイズのため、それがより強調されています。
動きのあるコマもそうした印象。
引き絵なども弱く、服装や小物も質感あまりなく。
漫画表現も同様で、表情や吹き出しの配置、漫符などもイマイチ。
当然、良く描かれているコマもあるんですが、絵柄はもう少し頑張って欲しいですね
濃淡や描き込みは適度なくらい。
比較的コマへの収まりよく、すっきりとしていて見易い原稿でしょう。
しかし、丁寧というのではなく、かと言って勢いがある訳でなく。
パンチに欠けるものでした
カラー原稿だと白黒絵の悪い部分が見え辛く、そちらのが安定してます。
ため、判断は↓表紙・裏表紙でなく、「コアマガジン」さんのサンプルが良いかと。

 【 収録話 】 10話収録

003:「がまんできない!」 カラー原稿
書庫の整理をしていた「高宮」・「夏目」
しかし、ちょっとしたトラブルから本棚が倒れ、出口が塞がれてしまったのです。
そんなとき、運悪く「夏目」に尿意が…と言う流れ。
大ピンチですね。
3時間ほど頑張った「夏目さん」ですが、結局バケツにすることとなったのでした。
なかなかマニアックなシチュエーションです(笑)
ヒロイン「夏目さん」はツインテールの可愛らしい娘。
憎まれ口を叩きつつも、彼には好意あったようなんですが…あの場面であーした行動は、リアルならばガッツリ嫌われると思いますよ。

011:「見せたくないけど見せたいの」
一度下着を付けないまま登校してしまった生徒会の「睦月」さん。
しかし、その時のドキドキ感が病みつきになってしまい、じわじわエスカレートするようになっていたのでした。
「睦月さん」は会長に好意を持っているんですが。
その背中でノーパン状態のスカートを自ら捲り上げるというプレイをしています。
ううむ、重症ですね。
普通のラブコメ漫画であれば、そうした性癖を乗り越えて想い人と結ばれるところなんですが。
こちらの場合、それを知ったのは会長ではなく生徒会メンバーの1人「水無月」くんだったのです。
望まぬ相手とのえっち展開。
まぁ、生徒会室で全裸状態で…机角を使って独りえっちなんてしていたのだから、こうなるのは当然。
展開はあーしたものでしたけど、結果的に性癖合う方がいいかも。

031:「たよりになるひと。」
海へ合宿に来た文芸部。
部長「織絵」は真面目に議論しようとするんですが、他メンバーにはその気なく。
なんのかんの、海で遊ぶこととなってしまったのでした。
前後のくだりはあまり必要ないような気が
シリーズものとかにしていく考えなのかな。
正義感がためピンチとなった「織絵さん」を救った「泉爽太」とのえっち。
神社での野外でした。
ピンチシーンではお漏らしが見れたりしますよ。

クラス委員長「後藤みゆ」、保健委員「相川悠夏」
※左:クラス委員長「後藤みゆ」、右:保健委員「相川悠夏」

055:「ふたりの秘密」
容姿端麗・成績優秀なクラス委員長「後藤みゆ」
告白した「伊藤」は不真面目で成績も悪いという正反対な男性。
それがため、あっさりフラれてしまうのでした。
諦めきれない彼は、その弟から何かウイークポイントというべき情報を引き出そうとしたんですが…というもの。
彼女はまた、なかなか凝った性癖ですね。
脅迫えっちで、決してラブラブではないんですが。
先の「睦月さん」と同じで、これはコレで相性は悪くないかも。
なお、彼女もちらほら漏らしてます。

075:「お嬢様は発情中」
巨大な屋敷に住むお嬢様「一条環」とのえっち。
とある切っ掛けで知り合った「祐希」は度々訪ねるようになったんですが。
身体が弱いのか、しばしば会えない時があったのです。
その秘密は…というもの。
まぁ、えっち漫画ですからねー。
ドレス来ているようなお嬢様がいきなりモロ出しで、
それで私のココを突いてくださいぃっ!!!
という素敵な展開でした。
まぁ、巧くいって何より。
ただ、姿は見せてないものの、彼女の両親は厳しいのではないかなぁ。

095:「保健委員の危険な噂」
保健委員に立候補した「相川悠夏」さん。
しかし、皆が嫌がっていた保健委員には”特別授業で検体にされる”という噂があったんですが。
実際に健康診断にてモデルにされてしまったのでした。
普段はしれっとしていた「悠夏さん」ですが、さすがに慌ててますね。
ギャラリーは女性ばかりなんですが。
保健医からの責めで噴射してしまうのでした。
あれは恥ずかしいでしょう。
みんなに見られて興奮してるのね
とか言われてましたが、そんな解説いらん
そこに間違って幼馴染み「大場大樹」が来たことで、少子化対策ということから直接えっちの授業に発展するのでした。
ラストページの展開は、またいかにも成年漫画してますね。

115:「これからずっと…!」
巻末の初出によると、こちらがもっとも古い原稿。
ただ、しっかり描かれているためか、あまり違和感ないです。
こちらの問題はお話のほう。
「コウヤ」・「ヒナ」のカップルものなんですが。
なんとびっくり、こちらのお話は2段構成になってます。
最初は電車なんですが、まさかあーまでなるとは思いませんでした
ガッチリ撮影もされており、後半の展開はあれでいいとしても…果たして今後どうなってしまうのか。
オチあれでは中途半端な気がします。

139:「人類未来研究部!」
学年でダントツな巨乳という「サトウ」さんは”人類未来研究部”という、怪しげな部の部長でした。
そちらには不気味な副部長とか妙な噂話があったものの、おっぱい好きな「スズキ」は部室へ行ってみたのでした。
実はお尻開発する変態部活。
存続の危機となっていて、入部をお願いしてきた彼女の弱味に付け込むパターン。
中盤には描かれてましたが、流れがため巨乳設定とかどっか吹っ飛びますね。
もともとは同性同士でスルものらしく、オチのあれは当然か。

169:「あにいもうと」
結婚の決まっている「正清」に、共に暮らす最後で妹「華絵」が告白するというもの。
またギリギリでトンデモないことですねー。
覚悟を決めてる「華絵さん」がため、躊躇なくえっちにまで発展していました。
オチを見る限り、彼女としてはスッキリなんでしょうけど。
こんなんは男性にとってはたまらないですよ
この後も何らかあるのではないかなぁ。

ヒナ
※ヒナ

187:「おっきいほうが好き」
ダメもとで告白した「伊藤」
見事、皆の憧れである「さき」からOKをもらったのでした。
付き合いは順調で、彼女の誘いで初えっちというところで…衝撃の事実を知ることとなるのです。
いちおう、「伊藤くん」だからOKになったのは事実。
まぁ、特に隠してもいないようだし、そのうち噂になるのでは。
こう見ると、”皆の憧れ”という部分もうがった見方をしてしまいそう。

 【 その他 】

以上、今回は「はも」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
センセは海外旅行が御趣味で、カバー裏の4コマはそんなんがネタ。
なんだか…大変そうでしたが。
収録の漫画も旅行先で描かれていたようです。
はー、そんな時代なんですね。
旅行中にも仕事できるのは、いいことなのか、そうでないのか…。

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(2013/10/19)
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■ちまカノ (アズマサワヨシ)

★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、眼鏡、ミニマム
・構成 : カラー(4P)、11話収録。
・おまけ: あとがき、ゲストページ、カバー裏にボツ絵・ラフ絵、
      描き下ろし「うしろのバレンタインデー~漆黒の来訪者~」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「アズマサワヨシ」センセの「ちまカノ」です。

大崎唯
※大崎唯

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編。
描き下ろしでショート漫画があり、別話のキャラ同士が絡むものでした。
連続っぽさは薄めでしたね。
漫画はコメディー強めなラブコメ。
特に後半はそうした印象なんですが、前半はやや趣が違っていて
単に可愛いだけでなく、濃い目な黒さを持ち合わせたヒロインが登場していました。
男子を圧倒してましたよ。
冒頭がブラックさあって警戒したんですけど、後半は予想外に楽しいもので。
イマイチ統一感なかったですね。
また、タイトルとか紹介帯とか、ミニマム属性を押しているようでしたが。
確かに絵的にはそんなんだったものの、読む上で個人的にはあまり意識には残りませんでした。
なぜかやたら眼鏡率高く、そっちのが目立ちましたよ。

実は作画もまちまち。
原稿時期は2013、2014付近と広くないんですが。
あえてなのか、まだ定まっていないのか、タッチは各話によって様々
悪くはないんですけど、単行本としてまとまると不安定さがありました。
冒頭2話の”濃いくち”なのが最近の原稿。
色が強く全体にごっちゃり描かれていて、かなり濃厚
癖あるものでした。
ただ、パンチはありましたよー。
後半の方は、安定した細線で白比率もあるスッキリ気味なもの。
見易いですね。
横に並べると全然違うのでしょうけれど、「青木幹治」センセを思い出しました。
全体的にはコメディー崩しも多く、はっちゃけてる感じ。
↓表紙のカラーとはまた違うので、紹介帯とか「コアマガジン」さんのHPにてチェックするのがいいでしょう。

 【 収録話 】 11話収録

003:「玩具のご主人様」
可愛い容姿に明るい性格という眼鏡女子「岬夕華(みさき・ゆか)」
そんな彼女からの告白で付き合うこととなった「深沢孝太」なんですが。
彼女はM属性であり、「孝太」にはご主人様になってほしいと頼むのでした。
まあ、この場面で男子ならば安請け合いするのが当然
羞恥プレイもいいなぁ。
そうした感覚ですもんね。
ただし、彼女は心底ソッチ系で、次第に「孝太くん」は性癖の差を感じるようになってしまうのです。
漫画のメインは彼女からお願いされた、最後のえっち。
頑張ってましたよ。
ただし、オチでは「夕華ちゃん」の黒々しい部分を目の当たりにすることとなるのでした。
恐いよ。
Sとは表裏一体みたいなんで、彼女もソレかなー。
ただし、前半に描かれてたプレイはそう異常なものでなく。
「孝太くん」が音を上げるほどではなかったかなぁ。

岬夕華、沙紀さん
※左:岬夕華、右:沙紀さん

023:「暴君彼女」
近所に住んでいた、1つ上の幼馴染み「まゆ姉」こと「浅野真由」
容姿とは裏腹に気が強く横暴で、暴君と呼んでいたのでした。
離れて暮らすようになったものの、彼女が訪ねて来る日は会わないよう避けていたんですが…という流れ。
「良久」くんのイメージは、蜘蛛の巣に絡め取られた蜻蛉
描かれている描写では、言葉は強いものの、そう変な感じはないんですが…。
彼の反応を見る限り、相当なことをされてきたのかな。
行為と感情というのは、まったく別なものなんで、えっちはしてても気持ち良くはないんだろうなぁ。
漫画はここで終わってしまいますが、「まゆ姉」の視点ではまた違ったものが見えそう。
彼にまったく伝わってないですけど、あれ彼女の愛情表現だと思う。

045:「暗躍!裏生活安全委員会」
噂で聞いていた”裏生活安全委員会”に捕まってしまった「平田彰信」
学園の平和維持で作られたというそれは、女子には優しいものの男子には厳しいことで知られていたんですが。
部長「天宮沙紀」・副部長「天宮沙耶」という双子がメンバーだったのです。
理不尽な理由で去勢の危機を迎えていた「平田くん」
姉「沙紀」の性格を見抜き、ひと勝負を持ちかけたのでした。
巨大なハサミで去勢とは、また古典的ですが…なかなかオソロしいですね。
「沙紀ちゃん」は挑発にあっさり乗っかる面白い娘さん。
(漫画中ではアホと呼ばれてました)
まんまとえっち勝負に流されてました。
後半は用事あって席を外していた妹「沙耶」が戻るところから。
こちら、もともとは前後編の連続話だったみたい。
豹変している「沙耶さん」に注目。
あるいは…委員会自体も彼女が主導していたのかも
当然のように、複数えっちとなります。
あれはアレで良かったかな。

077:「Plain Lover」
クラスで最も目立たない「森野瞳」
お互い、隠していた”おねキュア”好きという趣味が合致し、そんな彼女と「狩野」は急速に親しくなっていったのでした。
単行本では3人目の眼鏡ヒロインです。
弱気なタイプでした。
警戒して読み進めましたが、これまでのお話と違って黒さなく(笑)
甘いラブコメなので、安心して読んでください
なんというか、2人とも良かったねぇ。

097:「メルト」
学校でいじめられていた「上岡」は、人気ない踊り場で過ごすのを日課としていたんですが。
そこは、悪い噂で有名な先輩「嵐山一乃(あらしやま・いちの)」のスペースでもあり。
なんとなく彼女と話すようになるうち、趣味の漫画を切っ掛けに親しくなっていたのでした。
これはイイ話。
不良であると噂の彼女が実は可愛らしく、そのために「上岡くん」が奮闘する流れ。
お約束ですが、それがために読み易く、楽しめると思います
キス後の反応がキュートでしたよー。
オチも良かったです。
ただ、変な報復とかなんとか、なければいいなぁ。

117:「おしかけ悪霊!ひまみさん」
幽霊「川原日真実(かわはら・ひまみ)」に襲われた、「直井浩継」くんのエピソード。
コメディータッチの楽しいお話です。
未練がある、とえっちを迫る「日真実さん」
丁寧な言葉遣いでしたが、図々しさもあり。
強引にそっちに持っていってました。
オチも彼女らしく、あるいは今後の2人を追いかけても良さそう
リアルな女の子が近寄ってきたりしたら、「日真実さん」荒れるだろうし。

137:「うしろのバレンタインデー」
バレンタインデーにて、書店バイトの2人を描いた作品。
独特の間とテンションの持ち主「大崎唯」
仕事でき、飄々としているが抜けてる部分もある、とのことでしたが。
もう少し普段の彼女を見たかったですね。
実は両想いなんですが、誤解あるのがポイント。
これは2周読むと、よく分かるでょう。

157:「八百女鬼の女」
”黒いセーラー服と白い髪、そして赤い目”
そんな容姿の”八百女鬼(やおめき)”という都市伝説的な存在に出会ってしまった「蔵田和也」
最大の特徴は「何でもえっちな事させてくれる」ということで、彼も即座に誘われたのでした。
黒セーラー服はいいですね(笑)
こちらも眼鏡さんでしたが、他と違って背丈あるのが特徴。
公園トイレでのえっちになってます。
まぁ、こんなんならぱ大歓迎ですね。
「和也くん」もそんなテンションでした。
悪くはないものの、設定良い割にお話はもう一歩不足しているような印象で。
もうひと捻り欲しかったなぁ。

177:「鳥居先輩と僕のキョリ」
図書委員の先輩「鳥居」
彼女との距離を縮めるべく、委員となった「片山」なんですが。
大好きだった彼女の秘密を知ることとなったのでした。
極端ではあるものの、本好きはあーしたものですよねー。
まぁ、そんなんが図書室にいちゃダメよ。
先輩「鳥居さん」は知的な四角眼鏡のヒロイン。
ただし、タレ目でふんわり雰囲気あり、包容力あるお姉さん然としていました。
後半の彼が逆襲するあたりからが見どころ。
「鳥居さん」はMでしょう。

197:「うしろのバレンタインデー~漆黒の来訪者~」 描き下ろし
6ページのショート漫画。
タイトルから察せられるように、「うしろのバレンタインデー」に出演していた「大崎唯」
彼女のバイトする書店に、幽霊「川原日真実」が現われるというコメディーです。
えっちはありません。
なお、1コマですが次の「ねこつき」のキャラも顔を見せていました。

先輩「嵐山一乃」、八百女鬼
※左:先輩「嵐山一乃」、右:八百女鬼

203:「ねこつき」 カラー原稿あり
幼馴染み「沙紀」が猫耳になっていたのでした。
そうした、ファンタジーなエピソード。
ちなみに、尻尾もありました。
展開はコメディー。
猫耳で困ったり、怒ったりする「沙紀さん」が可愛い。
普通の耳ももそのまま残ってたので、4つある状態。
もともと付き合っていて、また彼が猫好きであったため、即座にえっち発展します。
順序は巻末でしたが、こちらはカラー原稿がありました。

 【 その他 】

そんなこんなで「アズマサワヨシ」センセでした。
単行本は今回で3冊目。
成年系の初単行本とともに、一般でも描かれていましたよ。
ひでるさんは今回が初見。
正直なところ、書店では少し迷いました。
他もイロイロとあったんでねー。
最終的なひと押しは「コアマガジン」さんがため。
期待するクオリティはあるだろう、と判断しました。
個人的には、もっとブラック要素あっても良かったかなぁ、と。

ちまカノ (メガストアコミックス)ちまカノ (メガストアコミックス)
(2014/05/31)
アズマサワヨシ

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