■純情愛玩カノジョ (オザケン)
★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、ロボット、ネトラレ
・構成 : カラー(4P)、短編×7
(うち「ビリーヴ・マシーン」×4、「君はその瞳で嘘をつく」×2)
・おまけ: あとがき、作品解説、イラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「オザケン」センセの「純情愛玩カノジョ」です。
※自律型高性能ロボット
【 構成・絵柄 】
こちらの収録は3つ。
表題はメインの中編を示してます。
連続ストーリーもの。
設定としてはよくある感じなんですが、後半からの流れが秀逸。
ラブコメらしい楽しさと、じんわりとした感動を味わえます。
いい話でしたよ。
もう1つ連続話があるんですが。
詳しくは後述しますけど、こちらは打って変わって重たさのあるもの。
ジャンル的にも人を選びますね。
ちょっと注意。
巻末収録の短編は、前巻にあったエピソードの外伝でした。
これはやっぱり、元を知っているほうが楽しいと思います。
強めな線での絵柄。
黒はクッキリとしていて濃く、描き込みは細かめ。
全体的にこってりとした味わいです。
大小のコマ割りで背景もよく描かれていたので、ページは賑やかでした。
ヒロインほか人物は身長があり、比較的大人っぽい印象。
ただし適度なデフォルメで、漫画っぽさもあります。
特に↓表紙にもなっている収録のメインヒロインは、より可愛らしいバランス。
細身ながらスタイルも良いですね。
そう目立つほどではないものの、リアルさもある人物画なため。
個人的には、ちょっとした乱れと崩れが目につきます。
なんだか…前回よりも絵的には後退してしまった印象。
判断については、カラーでもそう変化ないため、↓表紙・裏表紙で大丈夫。
裏表紙のカット絵が分かり易いと思います。
【 収録話 】 7話収録
003:「ビリーヴ・マシーン」 4話 カラー原稿あり
付き合っていた彼女に二股をかけられ、若干女性不信となっていた「米田勝」
ある日、道端で倒れていた女の子を助け、救急車を呼ぼうとしたところ。
「…あなたが私のご主人様(マスター)ですか…?」
身体から光を発していた彼女は目を覚まし、自らを”自律型高性能ロボット”であると言ってきたのです。
「ユウ」と命名された彼女は記憶の一部が欠落しており、とりあえず「勝」の部屋に住むこととなったのでした。
大雑把にはそんな感じ。
※ユウ
ロボットな女の子とのお話。
ただしそれっぽくはなく、人間そっくりな可愛らしいタイプ。
一生懸命ながらドジだったりするので。
主人公の「勝くん」も、
「昔ゲームで見たあの有名なやつと同じ感じ~」
とか言っておりました。
概ねそんな感じですが、漫画としてはこれが正解なんだろうなぁ。
あ、料理は上手で、洗い物などもシッカリ出来ていたようでしたが。
無線でネットにアクセスも出来、20前後男性のして欲しい事~を検索したことで、えっちに流れておりました。
脱いでも可愛いですね。
反応的にはやや人と異なるようでしたが、他にはロボットっぽさはなく。
えっちも普通にできてましたよ。
冒頭に前フリのある2話目。
こちらでは「勝くん」が怪我をしてしまったことで、「ユウちゃん」のお世話に拍車がかかっています。
そう、彼女はだいたい家事できるんですよ。
イカとか、完璧にはこなしてはいないようでしたが(笑)
下のお世話から、えっちに展開しております。
なんだかスイッチ入ったようで、彼女からのアプローチとなってました。
ここで終わってもいい感じなんですが、まだ続きます。
単行本の構成では、下記の連続話の後になっていた3話。
お掃除シーンの「ユウちゃん」はお約束のド真ん中でキュートでした。
またイカが良いですね。
そちらの片づけを切っ掛けとして、彼女にとある異変が見られるのがお話のメイン。
前話の続きとして良い流れだったと思います。
ただ、これも最終エピソードへのプロローグなのでした。
そんな訳で、ラスト4話目。
他でもちらほら見られる”ロボットをヒロインとした漫画”にて、1つの結末を示したかな。
前半での「勝くん」の対応は、涙を誘います。
ロボット「ユウちゃん」がここでどうなってしまうのか、ぜひ単行本にてご確認下さい。
こちらの漫画の凄いのは。
中途半端では済まさず、2人の結末までしっかり描いていたところだと思います。
普通はあそこまで描かないかと。
しかし、実にいいオチでした。
もう少し、全体ページをかけて、じっくり読みたい気もしました。
135:「君はその瞳で嘘をつく」 前後編
センセ自身も解説で言ってましたが、メインとは趣の異なる連続話。
「坂田良則」、「名取和也」そして「江波戸愛(えばと・あい)」の3名は仲良しの幼馴染み。
思春期となって、「愛」は「良則」からの告白に応じ、恋人同士となっていたんですが…。
彼女には、”異性に触れられるだけで絶頂に達してしまう”という特異体質があり。
ほぼ手を繋ぐことすらないものの、順調に交際を続けていました。
ある日、「和也」との他愛ない会話から、ふと体質のことを打ち明けたところ。
彼は胸の奥にしまいこんでいた想いを抑えきれなくなってしまうのでした。
大雑把にはそんな感じ。
どっちかと言うと、全体はラブコメ感ある単行本なんですが。
こちらは三角関係で、ネトラレ風味なエピソードとなっていました。
あー。
単にシリアスな漫画と違って、この重苦しさは人を明確に選んでしまうので。
キッチリ好き嫌いが分かれるでしょう。
人によっては、単行本まるまる全体の評価に影響してしまうかも。
前編は「和也くん」に突然押し倒されてしまう「愛ちゃん」
彼女の体質は、主人公「良則くん」と両想いでも結ばれない障害、そして「和也くん」の良心を打ち砕くトリガーの役割になってます。
小さいころは触れたりなんだりなかったのかな。
あるいは、成長してからそうなったのかなぁ。
なにはともあれ、この時の「愛ちゃん」は所属するチアリーディング部のコスチューム姿でした。
むちむちですよ。
まあね、「和也くん」だって昔馴染みで好意持っていて当然ですから、心かき乱されるわね。
彼女的には、それだから信頼し、秘密を打ち明けたのでしょうけれど。
続く後編は野外えっち。
いちおう「良則くん」との思い出の場所にてシテおりました。
あれから、彼と普通に付き合いつつ、「和也くん」との関係は常習化していて。
えっちですわね。
ただ、あーまでなっている「愛ちゃん」の、少なくとも意思だけは曲がっておらず。
それがまた悲劇的です。
オチは救いか、さらなる転落の前触れか。
ラストページがいい感じでした。
※江波戸愛
205:「姫のとなりでねむらせて(大名のKomachiAngel外伝)」
こちらは「姫物語 PrincessStory」収録のメイン話の外伝モノ。
できれば前巻に収録しておきたかったですねー。
短編でそうややこしい話ではないんですが。
未読の方には、ちらほら顔を見せるキャラとか設定とか、微妙に分かんないと思います。
ただ、黒髪ロングで和服なお姫様「高見沢沙代」さんは相変わらずの高い完成度で。
可愛かったです。
ぶっちゃけ、ひでるさんは今回収録のなかで最もお気に入り。
【 その他 】
そんなこんなで、「オザケン」センセです。
今回でだいたい8冊目くらいだと思います。
ブログでは今回外伝のあった「姫物語 PrincessStory」ほか、「発情るオトメ」、「のーぱん」、別名義「小沢田健吾」の「制服専科」・「学校でイこう!」などを取り上げております。
個人的には前回のが良かったなぁ。
こちらの「ユウちゃん」はキャラクターもあってか、やや大雑把な印象が。
外伝収録されてますが、先の姫様がぴたーと作画にハマっていたと思います。
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・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、ロボット、ネトラレ
・構成 : カラー(4P)、短編×7
(うち「ビリーヴ・マシーン」×4、「君はその瞳で嘘をつく」×2)
・おまけ: あとがき、作品解説、イラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「オザケン」センセの「純情愛玩カノジョ」です。
※自律型高性能ロボット
【 構成・絵柄 】
こちらの収録は3つ。
表題はメインの中編を示してます。
連続ストーリーもの。
設定としてはよくある感じなんですが、後半からの流れが秀逸。
ラブコメらしい楽しさと、じんわりとした感動を味わえます。
いい話でしたよ。
もう1つ連続話があるんですが。
詳しくは後述しますけど、こちらは打って変わって重たさのあるもの。
ジャンル的にも人を選びますね。
ちょっと注意。
巻末収録の短編は、前巻にあったエピソードの外伝でした。
これはやっぱり、元を知っているほうが楽しいと思います。
強めな線での絵柄。
黒はクッキリとしていて濃く、描き込みは細かめ。
全体的にこってりとした味わいです。
大小のコマ割りで背景もよく描かれていたので、ページは賑やかでした。
ヒロインほか人物は身長があり、比較的大人っぽい印象。
ただし適度なデフォルメで、漫画っぽさもあります。
特に↓表紙にもなっている収録のメインヒロインは、より可愛らしいバランス。
細身ながらスタイルも良いですね。
そう目立つほどではないものの、リアルさもある人物画なため。
個人的には、ちょっとした乱れと崩れが目につきます。
なんだか…前回よりも絵的には後退してしまった印象。
判断については、カラーでもそう変化ないため、↓表紙・裏表紙で大丈夫。
裏表紙のカット絵が分かり易いと思います。
【 収録話 】 7話収録
003:「ビリーヴ・マシーン」 4話 カラー原稿あり
付き合っていた彼女に二股をかけられ、若干女性不信となっていた「米田勝」
ある日、道端で倒れていた女の子を助け、救急車を呼ぼうとしたところ。
「…あなたが私のご主人様(マスター)ですか…?」
身体から光を発していた彼女は目を覚まし、自らを”自律型高性能ロボット”であると言ってきたのです。
「ユウ」と命名された彼女は記憶の一部が欠落しており、とりあえず「勝」の部屋に住むこととなったのでした。
大雑把にはそんな感じ。
※ユウ
ロボットな女の子とのお話。
ただしそれっぽくはなく、人間そっくりな可愛らしいタイプ。
一生懸命ながらドジだったりするので。
主人公の「勝くん」も、
「昔ゲームで見たあの有名なやつと同じ感じ~」
とか言っておりました。
概ねそんな感じですが、漫画としてはこれが正解なんだろうなぁ。
あ、料理は上手で、洗い物などもシッカリ出来ていたようでしたが。
無線でネットにアクセスも出来、20前後男性のして欲しい事~を検索したことで、えっちに流れておりました。
脱いでも可愛いですね。
反応的にはやや人と異なるようでしたが、他にはロボットっぽさはなく。
えっちも普通にできてましたよ。
冒頭に前フリのある2話目。
こちらでは「勝くん」が怪我をしてしまったことで、「ユウちゃん」のお世話に拍車がかかっています。
そう、彼女はだいたい家事できるんですよ。
イカとか、完璧にはこなしてはいないようでしたが(笑)
下のお世話から、えっちに展開しております。
なんだかスイッチ入ったようで、彼女からのアプローチとなってました。
ここで終わってもいい感じなんですが、まだ続きます。
単行本の構成では、下記の連続話の後になっていた3話。
お掃除シーンの「ユウちゃん」はお約束のド真ん中でキュートでした。
またイカが良いですね。
そちらの片づけを切っ掛けとして、彼女にとある異変が見られるのがお話のメイン。
前話の続きとして良い流れだったと思います。
ただ、これも最終エピソードへのプロローグなのでした。
そんな訳で、ラスト4話目。
他でもちらほら見られる”ロボットをヒロインとした漫画”にて、1つの結末を示したかな。
前半での「勝くん」の対応は、涙を誘います。
ロボット「ユウちゃん」がここでどうなってしまうのか、ぜひ単行本にてご確認下さい。
こちらの漫画の凄いのは。
中途半端では済まさず、2人の結末までしっかり描いていたところだと思います。
普通はあそこまで描かないかと。
しかし、実にいいオチでした。
もう少し、全体ページをかけて、じっくり読みたい気もしました。
135:「君はその瞳で嘘をつく」 前後編
センセ自身も解説で言ってましたが、メインとは趣の異なる連続話。
「坂田良則」、「名取和也」そして「江波戸愛(えばと・あい)」の3名は仲良しの幼馴染み。
思春期となって、「愛」は「良則」からの告白に応じ、恋人同士となっていたんですが…。
彼女には、”異性に触れられるだけで絶頂に達してしまう”という特異体質があり。
ほぼ手を繋ぐことすらないものの、順調に交際を続けていました。
ある日、「和也」との他愛ない会話から、ふと体質のことを打ち明けたところ。
彼は胸の奥にしまいこんでいた想いを抑えきれなくなってしまうのでした。
大雑把にはそんな感じ。
どっちかと言うと、全体はラブコメ感ある単行本なんですが。
こちらは三角関係で、ネトラレ風味なエピソードとなっていました。
あー。
単にシリアスな漫画と違って、この重苦しさは人を明確に選んでしまうので。
キッチリ好き嫌いが分かれるでしょう。
人によっては、単行本まるまる全体の評価に影響してしまうかも。
前編は「和也くん」に突然押し倒されてしまう「愛ちゃん」
彼女の体質は、主人公「良則くん」と両想いでも結ばれない障害、そして「和也くん」の良心を打ち砕くトリガーの役割になってます。
小さいころは触れたりなんだりなかったのかな。
あるいは、成長してからそうなったのかなぁ。
なにはともあれ、この時の「愛ちゃん」は所属するチアリーディング部のコスチューム姿でした。
むちむちですよ。
まあね、「和也くん」だって昔馴染みで好意持っていて当然ですから、心かき乱されるわね。
彼女的には、それだから信頼し、秘密を打ち明けたのでしょうけれど。
続く後編は野外えっち。
いちおう「良則くん」との思い出の場所にてシテおりました。
あれから、彼と普通に付き合いつつ、「和也くん」との関係は常習化していて。
えっちですわね。
ただ、あーまでなっている「愛ちゃん」の、少なくとも意思だけは曲がっておらず。
それがまた悲劇的です。
オチは救いか、さらなる転落の前触れか。
ラストページがいい感じでした。
※江波戸愛
205:「姫のとなりでねむらせて(大名のKomachiAngel外伝)」
こちらは「姫物語 PrincessStory」収録のメイン話の外伝モノ。
できれば前巻に収録しておきたかったですねー。
短編でそうややこしい話ではないんですが。
未読の方には、ちらほら顔を見せるキャラとか設定とか、微妙に分かんないと思います。
ただ、黒髪ロングで和服なお姫様「高見沢沙代」さんは相変わらずの高い完成度で。
可愛かったです。
ぶっちゃけ、ひでるさんは今回収録のなかで最もお気に入り。
【 その他 】
そんなこんなで、「オザケン」センセです。
今回でだいたい8冊目くらいだと思います。
ブログでは今回外伝のあった「姫物語 PrincessStory」ほか、「発情るオトメ」、「のーぱん」、別名義「小沢田健吾」の「制服専科」・「学校でイこう!」などを取り上げております。
個人的には前回のが良かったなぁ。
こちらの「ユウちゃん」はキャラクターもあってか、やや大雑把な印象が。
外伝収録されてますが、先の姫様がぴたーと作画にハマっていたと思います。
純情愛玩カノジョ (MUJIN COMICS) (2013/04/12) オザケン 商品詳細を見る |
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