■兄が妹で妹が兄で。 (車谷晴子)
★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ラブコメ、近親、コメディー
・構成 : 4話+α収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「車谷晴子(くるまたに・はるこ)」センセの「兄が妹で妹が兄で。 1巻」です。
※陽太と光 前後の違い
【 構成・絵柄 】
巻数が続く長編漫画。
きっちりお話の繋がるストーリーものです。
ざっと1巻を読んだところ…そうずらずらと続かないかなーって思いました。
雰囲気的には、次か、いっても3巻くらいでは。
漫画としてはラブコメ。
ブラック気味ですが、だいたいはコメディーで処理されており、楽しく読むことができます。
線はやや太く、黒が強め。
白比率がそこそこあり、全体の色づきとしてはそれほどでもありません。
描き込みはだいたい適度なくらい。
枠線もやや太めかな。
そうした黒がとにかく目立つので、全体の雰囲気としてはこってり。
ただ、色彩はっきりしているだけで、見辛さはありませんでした。
キャラはだいたい丸っこく描かれていましたが、男性は鋭角的。
刃物のようなイメージで、格好良いですねー。
コメディーからシリアスまで漫画はお上手。
特に引っ掛かるところなく、派手さも適当なくらい。
崩しも同様ですね。
カラーと変化はないので、判断については↓表紙・裏表紙で問題ありません。
【 収録話 】 4話収録
高校生ながら家事をきりもみする「小泉陽太」
居酒屋を経営する両親がため、帰りはいつも遅く。
自然と彼が弟妹らの面倒を見てたのです。
特に双子の妹「光」は感情表現が下手で人付き合いがうまくなく、彼が溺愛していたのでした。
そんな頃、何気ない切っ掛けから「光」と血の繋がりがないことが発覚。
直後に彼女からの告白もあり、混乱していた2人は交通事故に遭ってしまったのです。
幸い一命は取り留めたものの、気付いた「陽太」は自分の容姿が「光」になっていることに気付いたのでした。
大雑把にはだいたいそんな感じ。
心と身体があべこべに入れ替わるというネタ。
階段から転げ落ちる有名なお話を代表に、ちらほら見かけられるものですね。
ただ、この漫画はそれがメインでないのが大きなポイント。
漫画のメインはいわゆる兄妹の恋愛もの。
入れ替わるのカップルも兄・妹となっており、あるいは何もないまま過ぎたかもしれない関係が…そのファンタジーな出来事を切っ掛けとして、表面化するのでした。
入れ替わりから、大人しかった性格をガラリと変える妹(姿は兄)
兄(姿は妹)が性別の変化にどぎまぎするような間もなく、妹(姿は兄)によって振り回されるのでした。
いちおうラブではあるんですが。
はっちゃけ描写が多く、ラブコメのうち目立つのはコメディーかな。
だいたい、お兄ちゃんとしては完全に妹という目で見ていて。
途中でこざっぱりと”血縁がない”と判明してましたが、関係発展はなかなか難しそう。
あくまでも妹として溺愛してましたからね。
恋愛対象ではないんだろうなぁ。
1話目は入れ替わりに気付くまで。
あとでモテる描写がありましたけど、格好は良いですもんね。
双子で同級生なので、学校でもべったりしてるのが”キモイ”となってしまうんでしょうけど。
(※クラスどころか席も隣同士)
両親すら判断できない、「光ちゃん」の感情を理解してましたねー。
彼女はあちこち特殊なようなので、お兄ちゃん好きになっても仕方ないかな。
続く2話目から、妹「光ちゃん」容姿な兄「陽太くん」となります。
ぶっちゃけ、こっちのが可愛らしいですね。
こうしたネタで、ひでるさんが期待するサービス描写ですが。
お兄ちゃんが真面目で、容姿も妹であるためか。
性別の変化による楽しみはありませんでした(笑)
逆に苦労ばっかしていて、なんだか気の毒なくらい。
これが成年漫画ならば別でしょうけどねー、
それとは逆に、豹変する「光ちゃん」が可笑しい。
※陽太と光 切っ掛け
3話目は入れ替わったまま学校へ行くエピソード。
ここのメインは1話目でも顔を見せていた「織田ゆかり」さん。
いちおう、お兄ちゃんの意中の相手で、それがため危機となっています。
どんなんかは秘密。
そちらに続く4話目は、モテてる「光ちゃん」
えー、ややこしいですが、「陽太くん」の容姿ですね。
もともとあーだったのはクラスメイトらも熟知しており、いきなりモテモテというのは違和感ありますが。
性格は「光ちゃん」なのだし。
…まぁ、彼女の一生懸命というところかなー。
先の続きで、「織田さん」との直接対決が可笑しい。
その台詞に反応する場面がまた良いですね。
1巻ラストでは「光ちゃん」の策が当たり、次巻予告ではなかなか興味深い感じになっていましたが。
これからどうなるんでしょうか。
【 その他 】
そんなこんなで「車谷晴子」センセでした。
かなり単行本を出されているようですが、ひでるさんはこちらが初見。
…そうか、な方なんですね。
色々と納得。
今回も本当になんとなーく手に取っていましたが。
連載の雑誌「ARIA」も、多少年齢高めの女性向けなようでした。
ううむ、こりゃ想定される読者ではないのかな。
結構楽しく読ませて頂きましたけれど。
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・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ラブコメ、近親、コメディー
・構成 : 4話+α収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「車谷晴子(くるまたに・はるこ)」センセの「兄が妹で妹が兄で。 1巻」です。
※陽太と光 前後の違い
【 構成・絵柄 】
巻数が続く長編漫画。
きっちりお話の繋がるストーリーものです。
ざっと1巻を読んだところ…そうずらずらと続かないかなーって思いました。
雰囲気的には、次か、いっても3巻くらいでは。
漫画としてはラブコメ。
ブラック気味ですが、だいたいはコメディーで処理されており、楽しく読むことができます。
線はやや太く、黒が強め。
白比率がそこそこあり、全体の色づきとしてはそれほどでもありません。
描き込みはだいたい適度なくらい。
枠線もやや太めかな。
そうした黒がとにかく目立つので、全体の雰囲気としてはこってり。
ただ、色彩はっきりしているだけで、見辛さはありませんでした。
キャラはだいたい丸っこく描かれていましたが、男性は鋭角的。
刃物のようなイメージで、格好良いですねー。
コメディーからシリアスまで漫画はお上手。
特に引っ掛かるところなく、派手さも適当なくらい。
崩しも同様ですね。
カラーと変化はないので、判断については↓表紙・裏表紙で問題ありません。
【 収録話 】 4話収録
高校生ながら家事をきりもみする「小泉陽太」
居酒屋を経営する両親がため、帰りはいつも遅く。
自然と彼が弟妹らの面倒を見てたのです。
特に双子の妹「光」は感情表現が下手で人付き合いがうまくなく、彼が溺愛していたのでした。
そんな頃、何気ない切っ掛けから「光」と血の繋がりがないことが発覚。
直後に彼女からの告白もあり、混乱していた2人は交通事故に遭ってしまったのです。
幸い一命は取り留めたものの、気付いた「陽太」は自分の容姿が「光」になっていることに気付いたのでした。
大雑把にはだいたいそんな感じ。
心と身体があべこべに入れ替わるというネタ。
階段から転げ落ちる有名なお話を代表に、ちらほら見かけられるものですね。
ただ、この漫画はそれがメインでないのが大きなポイント。
漫画のメインはいわゆる兄妹の恋愛もの。
入れ替わるのカップルも兄・妹となっており、あるいは何もないまま過ぎたかもしれない関係が…そのファンタジーな出来事を切っ掛けとして、表面化するのでした。
入れ替わりから、大人しかった性格をガラリと変える妹(姿は兄)
兄(姿は妹)が性別の変化にどぎまぎするような間もなく、妹(姿は兄)によって振り回されるのでした。
いちおうラブではあるんですが。
はっちゃけ描写が多く、ラブコメのうち目立つのはコメディーかな。
だいたい、お兄ちゃんとしては完全に妹という目で見ていて。
途中でこざっぱりと”血縁がない”と判明してましたが、関係発展はなかなか難しそう。
あくまでも妹として溺愛してましたからね。
恋愛対象ではないんだろうなぁ。
1話目は入れ替わりに気付くまで。
あとでモテる描写がありましたけど、格好は良いですもんね。
双子で同級生なので、学校でもべったりしてるのが”キモイ”となってしまうんでしょうけど。
(※クラスどころか席も隣同士)
両親すら判断できない、「光ちゃん」の感情を理解してましたねー。
彼女はあちこち特殊なようなので、お兄ちゃん好きになっても仕方ないかな。
続く2話目から、妹「光ちゃん」容姿な兄「陽太くん」となります。
ぶっちゃけ、こっちのが可愛らしいですね。
こうしたネタで、ひでるさんが期待するサービス描写ですが。
お兄ちゃんが真面目で、容姿も妹であるためか。
性別の変化による楽しみはありませんでした(笑)
逆に苦労ばっかしていて、なんだか気の毒なくらい。
これが成年漫画ならば別でしょうけどねー、
それとは逆に、豹変する「光ちゃん」が可笑しい。
※陽太と光 切っ掛け
3話目は入れ替わったまま学校へ行くエピソード。
ここのメインは1話目でも顔を見せていた「織田ゆかり」さん。
いちおう、お兄ちゃんの意中の相手で、それがため危機となっています。
どんなんかは秘密。
そちらに続く4話目は、モテてる「光ちゃん」
えー、ややこしいですが、「陽太くん」の容姿ですね。
もともとあーだったのはクラスメイトらも熟知しており、いきなりモテモテというのは違和感ありますが。
性格は「光ちゃん」なのだし。
…まぁ、彼女の一生懸命というところかなー。
先の続きで、「織田さん」との直接対決が可笑しい。
その台詞に反応する場面がまた良いですね。
1巻ラストでは「光ちゃん」の策が当たり、次巻予告ではなかなか興味深い感じになっていましたが。
これからどうなるんでしょうか。
【 その他 】
そんなこんなで「車谷晴子」センセでした。
かなり単行本を出されているようですが、ひでるさんはこちらが初見。
…そうか、な方なんですね。
色々と納得。
今回も本当になんとなーく手に取っていましたが。
連載の雑誌「ARIA」も、多少年齢高めの女性向けなようでした。
ううむ、こりゃ想定される読者ではないのかな。
結構楽しく読ませて頂きましたけれど。
兄が妹で妹が兄で。(1) (KCx(ARIA)) (2012/08/07) 車谷 晴子 商品詳細を見る |
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