■メイデンス・オーダー (すたひろ)
★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ファンタジー、コメディー、アクション、異世界
・構成 : 6話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: 折り返しにコメント、あとがき、合間にネタ絵、
カバー裏にぼくの考えた最強の武器。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「すたひろ」センセの「メイデンス・オーダー 1巻」です。
※騎士「イルスフィカ・アンブレイ」
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降へ続くストーリーもの。
現代人が異世界に迷い込むという、ある意味ファンタジーの王道ネタです。
それらしいアクションシーンなどもあるんですが。
漫画の基本ジャンルはえっちコメディーなのです。
ただ、サービスシーンは基本寸止め。
直接行為はなく、絵としてはバストトップですら描かれません。
その直前くらいまでのぎりぎり展開が…コメディー色も含めたメインのネタとなっていました。
「キルタイムコミュニケーション」さん系統な感じよ。
…というか、その元ネタとなったえっち系が分からない方には、逆にいまいちピンと来ないかもしれません。
ストーリーは軽過ぎることはなく、そこそこ読めるもの。
単に”ある一定角度の人に刺さる楽しさ”だけでもなかったです。
まぁ、とはいえ人を選ぶことは間違いない漫画なんですけどね。
個人的には、もう少しサービスシーンが深かったら良かったかなぁ。
サラリとした極細線での作画。
全体の色づきはスッキリとしていて、淡い濃淡具合です。
細かい描き込みが特徴的。
コマ割りは中小でやや細かめ。
枠内への収まり良く、すっきりとした味わい。
こうしたファンタジー・アクションな漫画では、珍しくさっぱりしてます。
コメディーちっくな要素もあり、作画にもそうした崩し絵が多く見られます。
背景などは細かい描写でしっかり。
異世界感はよく表現されていたと思います。
怪物なとも同様ですね。
独特なタッチの人物絵で、やや癖は強め。
作品とは合っていましたが、コメディー崩しも含めて人を選ぶと思います。
カラー絵とほぼ変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
【 収録話 】 6話収録
女騎士が大好きな同人誌漫画家「結城悠久(ゆうき・とわ)」
即売会に参加していた彼は、不意に現れた雲に包まれ。
それが晴れた時には、いつの間にか異世界に飛ばされていたのでした。
周囲を確認する間もなく、巨大な蜘蛛に襲われた彼。
危機一髪で助けたのは、漫画で描いていたエルフの姫騎士「イルカ」にそっくりな騎士「イルスフィカ・アンブレイ」だったのです。
同人漫画「女騎士対巨大蜘蛛」を彷彿とさせる、現実の戦闘に心躍らせる「悠久」
いつしか、それは不思議と”彼の願望そのままの展開”になっていくのでした。
大雑把ですが、おおむねそんな導入部。
現代人がファンタジー世界へ迷い込むストーリー。
例によって彼は「メイデンオーダー」という、”条件が揃えば願望を成就させる”強力かつ不思議な力を得ておりました。
後半のケジャ族のくだりでは魔力を持つ者とされていて、1巻ラスト付近では曖昧だったそれの使用方法が判明しつつあります。
騎士「イルカさん」との相性も悪くなく、2巻以降ではもうちょっと格好良いところが見れるかもしれません。
※変身後の「イルカさん」
切っ掛けとなる1話目。
コミケ雲にまかれた「悠久くん」が蜘蛛と鉢合わせるのは…洒落か。
女騎士が好き過ぎて、その熱量がため周囲をドン引かせているらしい彼。
やや暑苦しさあるものの、同好の士はそう少なくないのではないかなぁ。
えっち系だったし。
危機一髪を助けたヒロイン、騎士の「イルカさん」
装備は↓表紙そのままで、
「まだ新米なのだ」
という発言そのまま、勇敢ではあるものの未熟。
巨大蜘蛛との対決でも、自己犠牲によって「悠久くん」を救おうとしていました。
当然ですが、実際の蜘蛛にエロい目的はある筈もなく。
仕留めようとした際に、彼の能力が発現してえっち展開な流れ。
エロ目的で怪物との戦いに割って入った彼もまた凄いですね。
ロクに会話する暇もなく、2話目では巨大蛇「アナコンガ」に襲われる2人。
水浴び中だった「イルカさん」は抵抗する暇もなく、あっさりその巨体に締め上げられてしまうのでした。
こちらは彼の能力がどんなものか改めて示す、1話目の補完話ですかね。
後半では落ち着き、ようやく落ち着いた会話シーンがあります。
普通、こうした異世界ものは、いかにして現実世界へ戻るか~、その方法を探ったりするのですが。
彼はここが理想の世界であるためか、”旅の魔導士”であると真実を隠していました。
実際のところは脳内シミュレーション通りで、確かに理解されるの難しいと思われ。
ある意味それも賢明な判断かもしれませんね。
ゆっくり探すか、はたまたもう居つく気になってるのか。
お化けキノコ「マドマッシュ」との対決になる3話目。
この世界での自らの能力に気付いた「悠久くん」
わざわざ敵を引き寄せて、危機に陥ってしまう展開です。
都合良いだけのファンタジー世界ではないと知らしめる、教訓エピソードですわね。
ただ、サービスシーンも売りな漫画とって、単に怖い思いをして反省するだけでは終わらず。
エロ目的がため、自らの命をも危機に晒しておりました。
なんというか、凄いな彼。
そんなんだから、現実世界でも孤立していたのか。
4話目からは猫耳なケジャ族とのエピソード。
「イルカさん」とは離れ離れ。
なにゆえ「悠久くん」のみでこちらにたどり着いたのかは、秘密ね。
基本展開っぽかった前3話と違い、ストーリーちっく。
この世界の細かな説明もされています。
連戦だった前と違い、冷静になったがため色々な疑問点が。
”何語で話してるんだ!?”
は楽しいですね。
今更か。
猫耳姉妹「ミニャモ」・「ルニャ」が登場。
そこそこだけ興味示す「悠久くん」が楽しい。
徹底してるなぁ。
※ケジャ族「ミニャモ」
5話は騎士「イルカさん」視点。
前話から結構なピンチであった「悠久くん」を助けたことで、また一波乱となるのでした。
特に相手が魔物でなくても発動するんですね。
こうした場合、集団催眠のような「メイデンオーダー」は強力。
危機そこそこで途端にコメディーちっくな展開となっていました。
そんなこんなで最終6話。
こちらもケジャ族の村が舞台なんですが。
先までの危機とはまた毛色の異なる、シリアスな展開となります。
変身した「イルカさん」もいつになく苦戦し、「悠久くん」の魔力も尽き欠けるという、漫画始まって最大というべきピンチです。
さてどうなる!?
なお、こちらでは「悠久くん」がはっとするような描写も描かれていました。
2巻以降は楽しくえっちなだけでは済まないかもしれませんね。
期待しましょう。
【 その他 】
そんなこんなで本日は「すたひろ」センセでした。
こちらが18冊目くらい?
ひでるさんはおそらく今回が初見です。
なぜ手に取ったかと言うと…。
この単行本、裏表紙にはあらすじが書かれてましてね。
店頭でざっくり読んだひでるさんは、
”同人作家の女の子がファンタジー世界の騎士とそっくりで、祀り上げられる~”
みたいな漫画だと勝手に勘違いしたためでした。
「悠久」の名前から瞬時に女の子だと誤って解釈したのだと思われます。
また、その横に描かれていた、拘束されてる姿がなんだか刺さったのですよ。
わはは。
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ファンタジー、コメディー、アクション、異世界
・構成 : 6話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: 折り返しにコメント、あとがき、合間にネタ絵、
カバー裏にぼくの考えた最強の武器。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「すたひろ」センセの「メイデンス・オーダー 1巻」です。
※騎士「イルスフィカ・アンブレイ」
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降へ続くストーリーもの。
現代人が異世界に迷い込むという、ある意味ファンタジーの王道ネタです。
それらしいアクションシーンなどもあるんですが。
漫画の基本ジャンルはえっちコメディーなのです。
ただ、サービスシーンは基本寸止め。
直接行為はなく、絵としてはバストトップですら描かれません。
その直前くらいまでのぎりぎり展開が…コメディー色も含めたメインのネタとなっていました。
「キルタイムコミュニケーション」さん系統な感じよ。
…というか、その元ネタとなったえっち系が分からない方には、逆にいまいちピンと来ないかもしれません。
ストーリーは軽過ぎることはなく、そこそこ読めるもの。
単に”ある一定角度の人に刺さる楽しさ”だけでもなかったです。
まぁ、とはいえ人を選ぶことは間違いない漫画なんですけどね。
個人的には、もう少しサービスシーンが深かったら良かったかなぁ。
サラリとした極細線での作画。
全体の色づきはスッキリとしていて、淡い濃淡具合です。
細かい描き込みが特徴的。
コマ割りは中小でやや細かめ。
枠内への収まり良く、すっきりとした味わい。
こうしたファンタジー・アクションな漫画では、珍しくさっぱりしてます。
コメディーちっくな要素もあり、作画にもそうした崩し絵が多く見られます。
背景などは細かい描写でしっかり。
異世界感はよく表現されていたと思います。
怪物なとも同様ですね。
独特なタッチの人物絵で、やや癖は強め。
作品とは合っていましたが、コメディー崩しも含めて人を選ぶと思います。
カラー絵とほぼ変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
【 収録話 】 6話収録
女騎士が大好きな同人誌漫画家「結城悠久(ゆうき・とわ)」
即売会に参加していた彼は、不意に現れた雲に包まれ。
それが晴れた時には、いつの間にか異世界に飛ばされていたのでした。
周囲を確認する間もなく、巨大な蜘蛛に襲われた彼。
危機一髪で助けたのは、漫画で描いていたエルフの姫騎士「イルカ」にそっくりな騎士「イルスフィカ・アンブレイ」だったのです。
同人漫画「女騎士対巨大蜘蛛」を彷彿とさせる、現実の戦闘に心躍らせる「悠久」
いつしか、それは不思議と”彼の願望そのままの展開”になっていくのでした。
大雑把ですが、おおむねそんな導入部。
現代人がファンタジー世界へ迷い込むストーリー。
例によって彼は「メイデンオーダー」という、”条件が揃えば願望を成就させる”強力かつ不思議な力を得ておりました。
後半のケジャ族のくだりでは魔力を持つ者とされていて、1巻ラスト付近では曖昧だったそれの使用方法が判明しつつあります。
騎士「イルカさん」との相性も悪くなく、2巻以降ではもうちょっと格好良いところが見れるかもしれません。
※変身後の「イルカさん」
切っ掛けとなる1話目。
コミケ雲にまかれた「悠久くん」が蜘蛛と鉢合わせるのは…洒落か。
女騎士が好き過ぎて、その熱量がため周囲をドン引かせているらしい彼。
やや暑苦しさあるものの、同好の士はそう少なくないのではないかなぁ。
えっち系だったし。
危機一髪を助けたヒロイン、騎士の「イルカさん」
装備は↓表紙そのままで、
「まだ新米なのだ」
という発言そのまま、勇敢ではあるものの未熟。
巨大蜘蛛との対決でも、自己犠牲によって「悠久くん」を救おうとしていました。
当然ですが、実際の蜘蛛にエロい目的はある筈もなく。
仕留めようとした際に、彼の能力が発現してえっち展開な流れ。
エロ目的で怪物との戦いに割って入った彼もまた凄いですね。
ロクに会話する暇もなく、2話目では巨大蛇「アナコンガ」に襲われる2人。
水浴び中だった「イルカさん」は抵抗する暇もなく、あっさりその巨体に締め上げられてしまうのでした。
こちらは彼の能力がどんなものか改めて示す、1話目の補完話ですかね。
後半では落ち着き、ようやく落ち着いた会話シーンがあります。
普通、こうした異世界ものは、いかにして現実世界へ戻るか~、その方法を探ったりするのですが。
彼はここが理想の世界であるためか、”旅の魔導士”であると真実を隠していました。
実際のところは脳内シミュレーション通りで、確かに理解されるの難しいと思われ。
ある意味それも賢明な判断かもしれませんね。
ゆっくり探すか、はたまたもう居つく気になってるのか。
お化けキノコ「マドマッシュ」との対決になる3話目。
この世界での自らの能力に気付いた「悠久くん」
わざわざ敵を引き寄せて、危機に陥ってしまう展開です。
都合良いだけのファンタジー世界ではないと知らしめる、教訓エピソードですわね。
ただ、サービスシーンも売りな漫画とって、単に怖い思いをして反省するだけでは終わらず。
エロ目的がため、自らの命をも危機に晒しておりました。
なんというか、凄いな彼。
そんなんだから、現実世界でも孤立していたのか。
4話目からは猫耳なケジャ族とのエピソード。
「イルカさん」とは離れ離れ。
なにゆえ「悠久くん」のみでこちらにたどり着いたのかは、秘密ね。
基本展開っぽかった前3話と違い、ストーリーちっく。
この世界の細かな説明もされています。
連戦だった前と違い、冷静になったがため色々な疑問点が。
”何語で話してるんだ!?”
は楽しいですね。
今更か。
猫耳姉妹「ミニャモ」・「ルニャ」が登場。
そこそこだけ興味示す「悠久くん」が楽しい。
徹底してるなぁ。
※ケジャ族「ミニャモ」
5話は騎士「イルカさん」視点。
前話から結構なピンチであった「悠久くん」を助けたことで、また一波乱となるのでした。
特に相手が魔物でなくても発動するんですね。
こうした場合、集団催眠のような「メイデンオーダー」は強力。
危機そこそこで途端にコメディーちっくな展開となっていました。
そんなこんなで最終6話。
こちらもケジャ族の村が舞台なんですが。
先までの危機とはまた毛色の異なる、シリアスな展開となります。
変身した「イルカさん」もいつになく苦戦し、「悠久くん」の魔力も尽き欠けるという、漫画始まって最大というべきピンチです。
さてどうなる!?
なお、こちらでは「悠久くん」がはっとするような描写も描かれていました。
2巻以降は楽しくえっちなだけでは済まないかもしれませんね。
期待しましょう。
【 その他 】
そんなこんなで本日は「すたひろ」センセでした。
こちらが18冊目くらい?
ひでるさんはおそらく今回が初見です。
なぜ手に取ったかと言うと…。
この単行本、裏表紙にはあらすじが書かれてましてね。
店頭でざっくり読んだひでるさんは、
”同人作家の女の子がファンタジー世界の騎士とそっくりで、祀り上げられる~”
みたいな漫画だと勝手に勘違いしたためでした。
「悠久」の名前から瞬時に女の子だと誤って解釈したのだと思われます。
また、その横に描かれていた、拘束されてる姿がなんだか刺さったのですよ。
わはは。
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