■アイドルで小○生 (鈴木狂太郎)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、アイドル、複数
・構成 : カラー(6P)、短編×6話(うち「アイドルで小○生」×5)
・おまけ: あとがき漫画、合間に説明・4コマ「アイドルの休日#5」、
折り返しに4コマ「アイドルの休日#0」、
カバー裏に4コマ「アイドルの休日#1~#4」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鈴木狂太郎(すずき・きょうたろう)」センセの「アイドルで小○生」です。
※純潔 少女式
【 構成・絵柄 】
ほぼ表題作で構成された単行本。
いちおう、巻末には短編が1話収録されています。
ファンにはお馴染みのシリーズものですねー。
メインはきっちりストーリーのあるタイプ。
冠そのまま、いちおうアイドル話ではあるんですが。
ある意味、成年漫画のよくあるソレとは一線を画した仕上がりです。
特に最終話のパワーは凄まじいので、じっくりお楽しみください。
細かい事をふっ飛ばすようなものでしたよ。
ひと映画終わったような感覚が味わえるとお思います。
全体はロリジャンルなので、そちらが問題なければいいかと。
やわらかな線での作画。
全体の色づきはそこそこ。
描き込みも丁度良いくらいでしたが、コマ割りは細かく変則的で、原稿めいっぱいに描かれるため。
画面はかなり賑やかでした。
濃淡は薄めながら、こってり感もあると思います。
流れるようなタッチ・個性がため、勢いがある半面乱れや崩れを感じる個所もあり。
ジャンルともども人を選ぶものになってます。
勢いありましたよ。
原稿は巻末収録の短編が11年と最も古く、連続話が12年8月以降。
絵柄についてはセンセ自身も言われていたそのまま、これが結構変化していて。
連続で見なくても、かなり差を感じると思います。
なんというか、以前のが線が安定していたかなー。
まだカチッと固定されていなかったというのは、ちょっと意外でした。
判断については、カラーでもほぼ変化はないため↓表紙・裏表紙で問題ないと思います。
【 収録話 】 6話収録
003:「アイドルで小○生」 5話
小○生という5人組の人気アイドル「純潔 少女式(おとめしき)」
コンサートの直後、社長から新メンバー加入の話を受け、メンバーではしゃいでいたところ。
その中で「巴」は突然泣き出してしまったのでした。
「新メンバーは自分が引退する代わりで、社長とは肉体関係がある~」
彼女の実家は工場でしたが借金があり、それを肩代わりしてもらう代償としてその自由になっていたというのです。
社長は業界での権力者。
”今まで通り活動しつつ、社長を排除する”
それを達成してもらうべく、リーダー「可菜」はプロデューサー「御厨」に自らの身体を差しだしたのでした。
大雑把にはだいたいこんなん。
※左:可菜、右:瞳
アイドルの奮闘を描いた連続話。
…と言っても、舞台の上ではなくその裏側での活動がメインとなってます。
強大な敵をいかにして倒すのか。
様々な策を駆使して、追い詰める作戦を完成させていく様をお楽しみください。
そうした、深刻さのあるストーリーものです。
それがため、アイドル漫画にありそうな甘い展開は皆無。
毎回のえっちについても、目的を達成するための手段として描かれております。
まぁ、設定はともかく流れはかなり突飛で、そう現実味あるものではないんですが。
登場キャラにはみな爽やかさがあって結末も良いためか、細かいことはあまり気になることもなく。
漫画世界が堪能できることと思います。
カラー原稿ある1話目。
そのカラー部分は「巴ちゃん」の現状です。
あの社長は子供が欲しいのか。
首輪と鎖が痛々しいですよ。
マトモなコンサートシーンが描かれているのもこちら。
彼女らは、ああした派手なダンスが受けてるのかな。
スカートだというのに…チラというよりモロですわね。
切っ掛けは前述したあらすじそのまま。
ここで、ポイントなのは彼が「マネージャー」ではなく「プロデューサー」であること。
描かれ方としては、それっぽいことをしており、これはお話がためなのかな。
えっちは「可菜ちゃん」と。
リーダーらしく元気でオモロイ娘さんでした。
収録ではラブいほうかなぁ。
「御厨」を頼りつつ、したたかな面を見せているところにも注目。
さて、どうしたようという2話目。
こちらで登場するのは、”スキャンダルハンター”という異名をもつ「鮫島」
それに対するのは「瞳」ちゃん。
独自のペースもった娘で、シリアスな展開を崩しています。
それが可愛いですけどね。
いちおう直接えっちもするんですが、撮影者らしくエグいプレイをするのでお楽しみに。
その後の「瞳ちゃん」がまた非常に良かったです。
3話目は今にも潰れそうなライブハウスが舞台。
海で水着撮影という、華やかな冒頭から一変します。
こちらの担当は「亜衣」・「真衣」というタイプ異なる双子姉妹。
言葉と暴力で圧倒(笑)していた「真衣ちゃん」とは裏腹に、「亜衣ちゃん」は興味津々という感じで。
あの”分かってないっぽさ”が、非常にヤバい雰囲気でした。
「真衣ちゃん」は後半の素が出るあたりからかなー。
なお、こちらは複数プレイです。
前回オチから続く4話目。
描かれているのは「巴ちゃん」なんですが、かなりの醜悪さ。
ううむ、こんなんが権力者か。
よくその地位を確保できたものですね。
最中の彼女のモノローグが痛々しいです。
真珠でされてましたよ。
そんなこんなで、最終5話は「限定100人ライブ」となってます。
当然ながら、単なるコンサートではないんですが。
ちらほらした違和感を察するファンの描写が秀逸。
最終らしい複数えっちとその結末をお楽しみ下さい。
色々な意味で迫力ありました。
徹底的に情報統制されたという忠臣蔵を思い出しましたよ。
※左:亜衣・真衣、右:巴
175:「茜色!眠っていろ!」
こちらは成年系単行本に毎回収録されていたシリーズもの。
「茜」ちゃんの寝込みを「陽介」くんが襲うというものです。
そうストーリーだってはいないので、これまでを知らなくても大丈夫。
非常に良いのが、その描写。
「陽介くん」が仕掛けてから、「茜ちゃん」が目覚めるまで11ページを要しておりました。
なかなかの臨場感でしたよー。
気付いた直後の一言がまた秀逸です。
ちなみに。
こちらの原稿は前述したそのまま11年で、収録では最も古いんですが…。
個人的にはこっちのが好み。
【 その他 】
そんな訳で「鈴木狂太郎」センセでした。
これが6冊目でいいのかな。
ブログでは「魔法教えます!!」、「魔法教えました!!」、そして一般名義の「ブレイドブレイカー」を紹介しています。
それらも凄かったですが、今回はまた違った意味での凄さありましたねー。
ブログを書くのにアマゾンで検索したんですけど、なぜかひっかからない(笑)
やっぱりタイトルがまずかったかな。
どっちにせよ、こちらも爪痕をガッチリ残したと思います。
次は…どんなお話を描かれるのか、楽しみにしています。
アイドルで小○生/鈴木狂太郎
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・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、アイドル、複数
・構成 : カラー(6P)、短編×6話(うち「アイドルで小○生」×5)
・おまけ: あとがき漫画、合間に説明・4コマ「アイドルの休日#5」、
折り返しに4コマ「アイドルの休日#0」、
カバー裏に4コマ「アイドルの休日#1~#4」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鈴木狂太郎(すずき・きょうたろう)」センセの「アイドルで小○生」です。
※純潔 少女式
【 構成・絵柄 】
ほぼ表題作で構成された単行本。
いちおう、巻末には短編が1話収録されています。
ファンにはお馴染みのシリーズものですねー。
メインはきっちりストーリーのあるタイプ。
冠そのまま、いちおうアイドル話ではあるんですが。
ある意味、成年漫画のよくあるソレとは一線を画した仕上がりです。
特に最終話のパワーは凄まじいので、じっくりお楽しみください。
細かい事をふっ飛ばすようなものでしたよ。
ひと映画終わったような感覚が味わえるとお思います。
全体はロリジャンルなので、そちらが問題なければいいかと。
やわらかな線での作画。
全体の色づきはそこそこ。
描き込みも丁度良いくらいでしたが、コマ割りは細かく変則的で、原稿めいっぱいに描かれるため。
画面はかなり賑やかでした。
濃淡は薄めながら、こってり感もあると思います。
流れるようなタッチ・個性がため、勢いがある半面乱れや崩れを感じる個所もあり。
ジャンルともども人を選ぶものになってます。
勢いありましたよ。
原稿は巻末収録の短編が11年と最も古く、連続話が12年8月以降。
絵柄についてはセンセ自身も言われていたそのまま、これが結構変化していて。
連続で見なくても、かなり差を感じると思います。
なんというか、以前のが線が安定していたかなー。
まだカチッと固定されていなかったというのは、ちょっと意外でした。
判断については、カラーでもほぼ変化はないため↓表紙・裏表紙で問題ないと思います。
【 収録話 】 6話収録
003:「アイドルで小○生」 5話
小○生という5人組の人気アイドル「純潔 少女式(おとめしき)」
コンサートの直後、社長から新メンバー加入の話を受け、メンバーではしゃいでいたところ。
その中で「巴」は突然泣き出してしまったのでした。
「新メンバーは自分が引退する代わりで、社長とは肉体関係がある~」
彼女の実家は工場でしたが借金があり、それを肩代わりしてもらう代償としてその自由になっていたというのです。
社長は業界での権力者。
”今まで通り活動しつつ、社長を排除する”
それを達成してもらうべく、リーダー「可菜」はプロデューサー「御厨」に自らの身体を差しだしたのでした。
大雑把にはだいたいこんなん。
※左:可菜、右:瞳
アイドルの奮闘を描いた連続話。
…と言っても、舞台の上ではなくその裏側での活動がメインとなってます。
強大な敵をいかにして倒すのか。
様々な策を駆使して、追い詰める作戦を完成させていく様をお楽しみください。
そうした、深刻さのあるストーリーものです。
それがため、アイドル漫画にありそうな甘い展開は皆無。
毎回のえっちについても、目的を達成するための手段として描かれております。
まぁ、設定はともかく流れはかなり突飛で、そう現実味あるものではないんですが。
登場キャラにはみな爽やかさがあって結末も良いためか、細かいことはあまり気になることもなく。
漫画世界が堪能できることと思います。
カラー原稿ある1話目。
そのカラー部分は「巴ちゃん」の現状です。
あの社長は子供が欲しいのか。
首輪と鎖が痛々しいですよ。
マトモなコンサートシーンが描かれているのもこちら。
彼女らは、ああした派手なダンスが受けてるのかな。
スカートだというのに…チラというよりモロですわね。
切っ掛けは前述したあらすじそのまま。
ここで、ポイントなのは彼が「マネージャー」ではなく「プロデューサー」であること。
描かれ方としては、それっぽいことをしており、これはお話がためなのかな。
えっちは「可菜ちゃん」と。
リーダーらしく元気でオモロイ娘さんでした。
収録ではラブいほうかなぁ。
「御厨」を頼りつつ、したたかな面を見せているところにも注目。
さて、どうしたようという2話目。
こちらで登場するのは、”スキャンダルハンター”という異名をもつ「鮫島」
それに対するのは「瞳」ちゃん。
独自のペースもった娘で、シリアスな展開を崩しています。
それが可愛いですけどね。
いちおう直接えっちもするんですが、撮影者らしくエグいプレイをするのでお楽しみに。
その後の「瞳ちゃん」がまた非常に良かったです。
3話目は今にも潰れそうなライブハウスが舞台。
海で水着撮影という、華やかな冒頭から一変します。
こちらの担当は「亜衣」・「真衣」というタイプ異なる双子姉妹。
言葉と暴力で圧倒(笑)していた「真衣ちゃん」とは裏腹に、「亜衣ちゃん」は興味津々という感じで。
あの”分かってないっぽさ”が、非常にヤバい雰囲気でした。
「真衣ちゃん」は後半の素が出るあたりからかなー。
なお、こちらは複数プレイです。
前回オチから続く4話目。
描かれているのは「巴ちゃん」なんですが、かなりの醜悪さ。
ううむ、こんなんが権力者か。
よくその地位を確保できたものですね。
最中の彼女のモノローグが痛々しいです。
真珠でされてましたよ。
そんなこんなで、最終5話は「限定100人ライブ」となってます。
当然ながら、単なるコンサートではないんですが。
ちらほらした違和感を察するファンの描写が秀逸。
最終らしい複数えっちとその結末をお楽しみ下さい。
色々な意味で迫力ありました。
徹底的に情報統制されたという忠臣蔵を思い出しましたよ。
※左:亜衣・真衣、右:巴
175:「茜色!眠っていろ!」
こちらは成年系単行本に毎回収録されていたシリーズもの。
「茜」ちゃんの寝込みを「陽介」くんが襲うというものです。
そうストーリーだってはいないので、これまでを知らなくても大丈夫。
非常に良いのが、その描写。
「陽介くん」が仕掛けてから、「茜ちゃん」が目覚めるまで11ページを要しておりました。
なかなかの臨場感でしたよー。
気付いた直後の一言がまた秀逸です。
ちなみに。
こちらの原稿は前述したそのまま11年で、収録では最も古いんですが…。
個人的にはこっちのが好み。
【 その他 】
そんな訳で「鈴木狂太郎」センセでした。
これが6冊目でいいのかな。
ブログでは「魔法教えます!!」、「魔法教えました!!」、そして一般名義の「ブレイドブレイカー」を紹介しています。
それらも凄かったですが、今回はまた違った意味での凄さありましたねー。
ブログを書くのにアマゾンで検索したんですけど、なぜかひっかからない(笑)
やっぱりタイトルがまずかったかな。
どっちにせよ、こちらも爪痕をガッチリ残したと思います。
次は…どんなお話を描かれるのか、楽しみにしています。
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