■今度は絶対に邪魔しませんっ!(はるかわ 陽)/ 無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す(えとうヨナ)ほか
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日は特別編、「読んでいたけど、故あってこれまで取り上げていなかった漫画特集」です。
なぜ取り上げていなかったか、は…下の漫画群で、だいたい察せられると思いますが…。
まぁ、ぶっちゃけ~。
成年漫画でないものを取り上げた時の反応がイマイチ(笑)、ということもありました。
■ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん 1
(B's-LOG COMICS) コミック 2019/12/28
逆木 ルミヲ (著), 恵ノ島すず (原著), えいひ (デザイン)
女性向け恋愛シミュレーション「マジカルに恋して」での登場する「リーゼロッテ」は最終的に主人公の敵役となるキャラクター。
しかし、実際の彼女はただのツンデレであり、「小林詩帆乃」のお気に入りでした。
ゲームを「詩帆乃」から勧められた「遠藤碧人」は、2人してプレイしていたところ…。
そちらの登場キャラクター「ジークヴァルト」と、何故か普通に会話していたのです。
こちらからの声が届くなら、「リーゼロッテ」の運命を変えれるかもしれない。
そう思いついた2人は、バッドエンドを回避するべく、声を届けるのでした。
ざっくりではそうしたお話。
転生とか召喚とかではなく。
あくまでもゲーム内の世界に、間接的に介入する~というアイデアは非常に面白いですね。
…で。
これが、まさかアニメ化されるとは…びっくり。
現実世界とゲーム世界の双方が描かれる、何かと忙しいお話。
なにゆえゲーム世界にこちらの声が届くのか、その大きな謎も明らかになっていくようなので、どんなんか楽しみです。
絵柄はすっきり丁寧にまとまっていて見易い仕上がりでした。
※左:リーゼロッテ、右:森川瑠璃
■復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 1
(フロース コミック) コミック 2018/4/5
あき (著), クレハ (原著), ヤミーゴ (デザイン)
何故か周囲から可愛がられる、わがままな幼馴染み「篠宮あさひ」
彼女にやたら懐かれていた「森川瑠璃」はそのせいで散々な目に逢い続けていたのですが…。
ある日、ほか友人らと共に突然異世界へ召喚されてしまったのでした。
そこでも「あさひ」推し、「瑠璃」排斥、の図式は変わらず。
訳もわからぬ異世界にただ1人、「瑠璃」は追放されてしまったのです。
概ねそんなオープニング。
友人(?)がため、現実世界ではどうにもできず不幸続きであった主人公。
しかし、異世界での「瑠璃ちゃん」はかなりの魔力を所持していて、様々な精霊らに好かれる重要人物であり。
それがゆえ、イケメン竜王に保護されるのでした~といった流れ。
タイトルあんなんなのは、「瑠璃ちゃん」が魔法の腕輪によって基本的には猫の姿となっているため。
お話同様、優しくぽわぽわとした作画で、コメディー色強め。
基本的にはほのぼの読み進められるのですが…。
黒々しくブラックな部分もちゃんと描かれていて、落差にぞくぞくします。
人間とは異なる考え方をもつ精霊らが面白い。
巫女姫「あさひ」擁するナダーシャ王国と戦争のくだりも実に良かったです。
■今度は絶対に邪魔しませんっ! 1
(バーズコミックス) コミック 2019/3/22
空谷 玲奈 (著), はるかわ 陽 (著)
異母妹「メアリージュン」の殺害未遂の罪で投獄された「ヴィオレット・レム・ヴァーハン」
獄中で意識を失い、目が覚めると…1年前に戻っていたのでした。
再び同じ時間を過ごす彼女は、先の経験を反省して”誰の邪魔もせず地味に生きよう”と決意したのですが…。
それとは裏腹に次期国王「クローディア」から好意を向けられ、何かと目立ってしまうのでした。
だいたいそんな感じのストーリー。
タイムリープもの。
次期国王から王族・貴族らが通う学園ラブコメでもあります。
もともとあーだった娘(※紹介帯では悪役令嬢)が、ここまで振る舞いを変えれるものかなー、とか思ったりもしましたけれど。
もともと「ヴィオレットさん」は優秀・美人な娘さんですもんね。
言動を改めたがゆえ、逆に望まぬ表舞台へと近づいてしまう様が実に楽しい。
4巻での王女「ロゼット」さまとのやり取り、
「もちろん冗談です」
~のくだりがお気に入り。
単行本の巻末には描き下ろし小説があったりしていて。
今回紹介した4冊のうち、作画ほか全体の雰囲気とか…もっともそっち寄りな作品。(そんな気がする)
個人的にはこちらが最も好き。
※左:ヴィオレット、右:カロリーナ
■無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~1
(アース・スターコミックス) コミック 2022/10/12
えとうヨナ (著), あーもんど (原著), あんべよしろう (原著)
聖魔法に優れ、国では聖女と崇められていた姉「フローラ」
そんな彼女に対し、妹「カロリーナ」は魔力自体がなく、他に取柄もなく。
周囲のほか、実姉「フローラ」にも裏では出来損ないと呼ばれていました。
ある日、彼女らの国「セレスティア王国」は大国「マルコシアス帝国」とトラブルになってしまい…。
解決策として、その第二皇子「エドワード」と結婚することとなったのです。
女子供も容赦なく切り捨てる、残酷な黒の英雄と語られる人物で、まさしく生贄同然かと思われていたのですが。
実際に会った「エドワード皇子」は礼儀正しい、穏やかな人物だったのでした。
ごく簡単ですが、そうした雰囲気。
実はサブタイトルがネタバレになっているんですが…。
それはバレバレで別にいいのか。
何かと不幸であった主人公が、新しい環境で認められ、活躍していく~というのは、先の「白猫龍王」と似ていて、ひでるさん好みなネタ。
特に1巻にての「マルコシアス帝国」での生活色々は…母国と打って変わってイイ事づくめで…思わず泣ける。
うんうん、良かったねー、みたいに彼女の親にでもなった気分。
「カロリーナさん」が別地域に行ったことでの影響は、主に2巻で明らかになっていました。
彼女自身が自覚するのは、もう少し先のことかしら。
苛めていた姉「フローラ」は…まさに”ざまーみさらせ”、という感じでカタルシスが(笑)
今回紹介した4冊のうち、作画とか男性に最も馴染み易いかなー、という印象。
ちらほら描かれていた、狂気な表情は素晴らしかったです。
ぞくぞくしますね(笑)
最近では最もお気に入り。
本日は特別編、「読んでいたけど、故あってこれまで取り上げていなかった漫画特集」です。
なぜ取り上げていなかったか、は…下の漫画群で、だいたい察せられると思いますが…。
まぁ、ぶっちゃけ~。
成年漫画でないものを取り上げた時の反応がイマイチ(笑)、ということもありました。
■ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん 1
(B's-LOG COMICS) コミック 2019/12/28
逆木 ルミヲ (著), 恵ノ島すず (原著), えいひ (デザイン)
女性向け恋愛シミュレーション「マジカルに恋して」での登場する「リーゼロッテ」は最終的に主人公の敵役となるキャラクター。
しかし、実際の彼女はただのツンデレであり、「小林詩帆乃」のお気に入りでした。
ゲームを「詩帆乃」から勧められた「遠藤碧人」は、2人してプレイしていたところ…。
そちらの登場キャラクター「ジークヴァルト」と、何故か普通に会話していたのです。
こちらからの声が届くなら、「リーゼロッテ」の運命を変えれるかもしれない。
そう思いついた2人は、バッドエンドを回避するべく、声を届けるのでした。
ざっくりではそうしたお話。
転生とか召喚とかではなく。
あくまでもゲーム内の世界に、間接的に介入する~というアイデアは非常に面白いですね。
…で。
これが、まさかアニメ化されるとは…びっくり。
現実世界とゲーム世界の双方が描かれる、何かと忙しいお話。
なにゆえゲーム世界にこちらの声が届くのか、その大きな謎も明らかになっていくようなので、どんなんか楽しみです。
絵柄はすっきり丁寧にまとまっていて見易い仕上がりでした。
※左:リーゼロッテ、右:森川瑠璃
■復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 1
(フロース コミック) コミック 2018/4/5
あき (著), クレハ (原著), ヤミーゴ (デザイン)
何故か周囲から可愛がられる、わがままな幼馴染み「篠宮あさひ」
彼女にやたら懐かれていた「森川瑠璃」はそのせいで散々な目に逢い続けていたのですが…。
ある日、ほか友人らと共に突然異世界へ召喚されてしまったのでした。
そこでも「あさひ」推し、「瑠璃」排斥、の図式は変わらず。
訳もわからぬ異世界にただ1人、「瑠璃」は追放されてしまったのです。
概ねそんなオープニング。
友人(?)がため、現実世界ではどうにもできず不幸続きであった主人公。
しかし、異世界での「瑠璃ちゃん」はかなりの魔力を所持していて、様々な精霊らに好かれる重要人物であり。
それがゆえ、イケメン竜王に保護されるのでした~といった流れ。
タイトルあんなんなのは、「瑠璃ちゃん」が魔法の腕輪によって基本的には猫の姿となっているため。
お話同様、優しくぽわぽわとした作画で、コメディー色強め。
基本的にはほのぼの読み進められるのですが…。
黒々しくブラックな部分もちゃんと描かれていて、落差にぞくぞくします。
人間とは異なる考え方をもつ精霊らが面白い。
巫女姫「あさひ」擁するナダーシャ王国と戦争のくだりも実に良かったです。
■今度は絶対に邪魔しませんっ! 1
(バーズコミックス) コミック 2019/3/22
空谷 玲奈 (著), はるかわ 陽 (著)
異母妹「メアリージュン」の殺害未遂の罪で投獄された「ヴィオレット・レム・ヴァーハン」
獄中で意識を失い、目が覚めると…1年前に戻っていたのでした。
再び同じ時間を過ごす彼女は、先の経験を反省して”誰の邪魔もせず地味に生きよう”と決意したのですが…。
それとは裏腹に次期国王「クローディア」から好意を向けられ、何かと目立ってしまうのでした。
だいたいそんな感じのストーリー。
タイムリープもの。
次期国王から王族・貴族らが通う学園ラブコメでもあります。
もともとあーだった娘(※紹介帯では悪役令嬢)が、ここまで振る舞いを変えれるものかなー、とか思ったりもしましたけれど。
もともと「ヴィオレットさん」は優秀・美人な娘さんですもんね。
言動を改めたがゆえ、逆に望まぬ表舞台へと近づいてしまう様が実に楽しい。
4巻での王女「ロゼット」さまとのやり取り、
「もちろん冗談です」
~のくだりがお気に入り。
単行本の巻末には描き下ろし小説があったりしていて。
今回紹介した4冊のうち、作画ほか全体の雰囲気とか…もっともそっち寄りな作品。(そんな気がする)
個人的にはこちらが最も好き。
※左:ヴィオレット、右:カロリーナ
■無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~1
(アース・スターコミックス) コミック 2022/10/12
えとうヨナ (著), あーもんど (原著), あんべよしろう (原著)
聖魔法に優れ、国では聖女と崇められていた姉「フローラ」
そんな彼女に対し、妹「カロリーナ」は魔力自体がなく、他に取柄もなく。
周囲のほか、実姉「フローラ」にも裏では出来損ないと呼ばれていました。
ある日、彼女らの国「セレスティア王国」は大国「マルコシアス帝国」とトラブルになってしまい…。
解決策として、その第二皇子「エドワード」と結婚することとなったのです。
女子供も容赦なく切り捨てる、残酷な黒の英雄と語られる人物で、まさしく生贄同然かと思われていたのですが。
実際に会った「エドワード皇子」は礼儀正しい、穏やかな人物だったのでした。
ごく簡単ですが、そうした雰囲気。
実はサブタイトルがネタバレになっているんですが…。
それはバレバレで別にいいのか。
何かと不幸であった主人公が、新しい環境で認められ、活躍していく~というのは、先の「白猫龍王」と似ていて、ひでるさん好みなネタ。
特に1巻にての「マルコシアス帝国」での生活色々は…母国と打って変わってイイ事づくめで…思わず泣ける。
うんうん、良かったねー、みたいに彼女の親にでもなった気分。
「カロリーナさん」が別地域に行ったことでの影響は、主に2巻で明らかになっていました。
彼女自身が自覚するのは、もう少し先のことかしら。
苛めていた姉「フローラ」は…まさに”ざまーみさらせ”、という感じでカタルシスが(笑)
今回紹介した4冊のうち、作画とか男性に最も馴染み易いかなー、という印象。
ちらほら描かれていた、狂気な表情は素晴らしかったです。
ぞくぞくしますね(笑)
最近では最もお気に入り。