■幾日 (幾花にいろ)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、社会人
・構成 : 初単行本、9話収録。
・おまけ: キャラ解説・4コマ、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「幾花にいろ(いくはな・にいろ)」センセの「幾日 IKUJITSU」です。
※左:「松本みやび」、右:「小笠原千裕」
【 構成・絵柄 】
基本的には全て短編での構成。
連続話はありませんでしたが、巻末には細かいキャラ解説と4コマ漫画が全てのお話分用意されており。
(※9ページにしっかり描かれていました)
作品・キャラを深く理解することができます。
あんなん読むの大好き。
それを踏まえた上で、再度漫画を最初から読むと、2度楽しめることと思います。
また、一部お話は同一世界のようで…。
ゲスト出演や会話・モブなどで見切れていることもありました。
だいたい分かった、確実だろうのは↓下に書きましたが、3、4周とかしていくうちに、また新たな発見がありそうです。
”圧倒的リアル男女生態”とは紹介帯の文言。
まさにその通りで、日常展開での成功ルートという感じでした。
それぞれの背景がしっかりしているため、単純にみえても密度の高いストーリーになってます。
しっかりと濃い線での作画。
全体の色づきもキッチリとしていて、濃淡は強め。
描き込みも細かさありました。
コマ割りも細かく、良い収まりで変化は少なめです。
原稿はコッテリ気味でした。
背景・小物、そして人物は適度なくらいに写実的でバランス良いもの。
分かり辛い、引っ掛かるような部分なく、表現から漫画もお上手。
丁寧さありつつも荒く流すようなタッチで、漫画に勢いを与えていました。
癖はあり、多少人を選ぶこともあるかもしれませんが…完全に個性を確立しており、見事なほどのレベルです。
特に隙はありませんね。
判断は↓表紙そのままで問題ないでしょう。
【 収録話 】 9話収録
003:「発火 はっか」
「松本みやび」・「川島陽平」のカップルによる初えっち話。
「陽平くん」は背丈小さく漫画ちっくな丸っこい容姿。
一方の「みやびさん」は先輩ということで年上らしく、独特な喋り(京都弁?)とキツネ目の美人でした。
結構差のあるカップルです。
付き合ったのはコレ以前からのようですが、いまだにその理由も分からないらしく。
「陽平くん」もどぎまぎとしています。
そんなんも含めてお気に入りなんでしょうね。
えっち直前にあった「みやびさん」の心の声が楽しいです。
かなり可愛らしい方でしたよ。
オチのやり取りがいいですね。
027:「咬合 こうごう」
ゲーム仲間のチャットで知り合っていた「ぞん兵衛」が「鈴木広次」の地元に来ており。
共に食事することとなったのですが…。
「ぞん兵衛」こと「小笠原千裕」は名前・アイコンからは想像もできないような女子だったのでした。
どっちかと言うと、女子キャラが男子だった~というのが多いような気がしますが。
こちらの場合は、イカツイ雰囲気で男子だと思っていたのが可愛らしい女子だった、という逆のパターン。
いいですね、テンション上がりますね。
また、当人としてはあえて隠していた訳でない、ってところがまた素敵。
それがため、「広次くん」も素で喋れていたんですね。
「千裕さん」は、少なくともリアルで会っても良いと思うくらいの好意はあったようですが。
その以上はどの程度だったのかなー。
ともかく今回のことで距離感は縮まり、急なことで車内えっちに。
初対面ではあるものの、チャットで喋り慣れていたこともあり、最中の会話もだいぶ砕けたものでした。
※原一羽
047:「視野 しや」
067:「寄辺 よるべ」
喫茶店でよく会う、姿勢悪く本を読んでいる美人。
ひょんな切っ掛けで言葉を交わすようになったのですが、向こうもこちらを覚えてくれており。
「志賀壮人」は勇気を出して、彼女「黒川文乃」を誘ってみたのでした。
そんなんが前者「視野 しや」
「文乃さん」は服からも分かる、巨乳の持ち主。
姿勢が悪いのは、そのためですね。
頑張った「壮人くん」に応じてくれる彼女(その後バイトだったので、時間取れたのは夜中)が優しい。
「本当にイヤならこんなトコまで来ません…」
…あたりのやり取りがいいですね。
ちなみに最初は眼鏡なのですが、本を読む際だけ。
そのあたりの理由は巻末ページにありました。
「壮人くん」を意識するようになった理由は結構リアルだと思います。
後者「寄辺 よるべ」では、バイト先の「文乃さん」がちらと見えます。
「杁中(いりなか)隼人」・「原一羽」はは同じバイトの同僚。
「隼人くん」の部屋に、気になったアニメを「一羽さん」が見に行く、というのが切っ掛け。
彼女ギャルっぽい雰囲気なので、彼のああした対応はよく分かる。
頻繁にやって来ては私物置いて、徐々に増やしていくというのは常套手段ですわね。
えっち直前の、
「ったく」
という台詞に、彼女の心情が見えるようでした。
ただ、大きい・小さいという発言は非常にデリケートな部分(笑)なので、やめて欲しいなぁ。
087:「燦爛 さんらん」
107:「演色 えんしょく」
前者は付き合っていた「麻生田透」・「羽津雄大」のカップル話。
「雄大くん」は教師という職業柄、あまり人の居る場所は敬遠していたのですが。
ちょっと拗ねた彼女をデートに誘うくだりが素敵。
格好良いこと言うなぁ。
前々から考えてはいたのかな。
最終ページに「みやび」・「陽平」のカップルが描かれてましたよ。
「透」・「雄大」のその後風景から繋がる後者。
こちらの「大高葵」・「鳴海善照」の2人は、「透さん」の同僚でした。
1、2ページ目の「葵さん」の変化に注目。
「鳴海くん」が驚くのも納得です。
誰だよ、って感じですわね。
先の「文乃さん」と同じく、「葵さん」も眼鏡は職場だけ。
眼鏡好きな方は、続けて残念賞。
「たぶんですが」とかなんとか、独特なテンションの持ち主である「葵さん」の誘い方がいいですね。
実際にあー言われたりしたら、仕事手につかなくなりそう。
また、料理・部屋で台詞では引いてたっぽい彼女が、なぜか逆壁ドン状態となっているのが楽しい。
「鳴海くん」引きまくってましたよ。
ラストの「一周しましたか」の台詞が好き。
125:「聞香 もんごう」
165:「引鉄 ひきがね」
振られてしまった「栄生(さこう)則武」が相談した相手「菊井早苗」
バッサリ切り捨てた彼女は、徐々に距離をつめてきており…というのが前者の流れ。
アルコールも入っているとはいえ、居酒屋えっちという素晴らしい展開となるエピソード。
「外なんか出たら~」
の一言が光りますね、素晴らしいですね。
「早苗さん」もアルコールの力が必要だったかな。
隣で屈み、胸元が見える(見せてる、ですよね)コマが好きです。
巻末の4コマがまたいいですねー。
「栄生さん」の職場風景から始まる後者。
テンション高く喋っていた「守山琴子」の趣味、サパゲーに参加することとなった「喜多山士(つかさ)」
ゲーム後、なんのかんの残された2人で反省会をすることとなったのです。
「士くん」が非常に良い男性。
いろいろ趣味ある「琴子さん」のが男子っぽい感覚の持ち主ですかね。
途端に饒舌になるところとか。
えっちの際にはだいぶ可愛らしい感じでしたよ。
オチでは先の「早苗さん」の姿も確認できました。
※左:大高葵、右:守山琴子
145:「白猫 しろねこ」
付き合う「戸田川翠」・「大平大哉」の風景。
だらしない女子と面倒見の良い男子ですね。
巻末の解説で納得しましたが、「大哉くん」はモテるだろうなぁ。
そんな彼の相手が、タイトルそのまま猫っぽい「翠さん」であるのはセオリーかも。
細かい同士だとタイミング合わないでしょうから。
先の「視野 しや」にて喫茶店背景はこちらの2人でいいと思う。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「幾花にいろ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
先に「ワニマガジン社」さんのHPで単行本の↓表紙を見掛けていたのですが。
こりゃー、絵に自信ある(巧い)人の表紙だなぁ、と思ったところ。
うん、その通りでした。
単に絵だけでなく、漫画からお話まで完成度高いのが凄い。
天下を取れそうな感じがしました。
毎度のことながら、これだけお上手だとあっさり一般系に行ってしまいそうなのが怖い。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、社会人
・構成 : 初単行本、9話収録。
・おまけ: キャラ解説・4コマ、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「幾花にいろ(いくはな・にいろ)」センセの「幾日 IKUJITSU」です。
※左:「松本みやび」、右:「小笠原千裕」
【 構成・絵柄 】
基本的には全て短編での構成。
連続話はありませんでしたが、巻末には細かいキャラ解説と4コマ漫画が全てのお話分用意されており。
(※9ページにしっかり描かれていました)
作品・キャラを深く理解することができます。
あんなん読むの大好き。
それを踏まえた上で、再度漫画を最初から読むと、2度楽しめることと思います。
また、一部お話は同一世界のようで…。
ゲスト出演や会話・モブなどで見切れていることもありました。
だいたい分かった、確実だろうのは↓下に書きましたが、3、4周とかしていくうちに、また新たな発見がありそうです。
”圧倒的リアル男女生態”とは紹介帯の文言。
まさにその通りで、日常展開での成功ルートという感じでした。
それぞれの背景がしっかりしているため、単純にみえても密度の高いストーリーになってます。
しっかりと濃い線での作画。
全体の色づきもキッチリとしていて、濃淡は強め。
描き込みも細かさありました。
コマ割りも細かく、良い収まりで変化は少なめです。
原稿はコッテリ気味でした。
背景・小物、そして人物は適度なくらいに写実的でバランス良いもの。
分かり辛い、引っ掛かるような部分なく、表現から漫画もお上手。
丁寧さありつつも荒く流すようなタッチで、漫画に勢いを与えていました。
癖はあり、多少人を選ぶこともあるかもしれませんが…完全に個性を確立しており、見事なほどのレベルです。
特に隙はありませんね。
判断は↓表紙そのままで問題ないでしょう。
【 収録話 】 9話収録
003:「発火 はっか」
「松本みやび」・「川島陽平」のカップルによる初えっち話。
「陽平くん」は背丈小さく漫画ちっくな丸っこい容姿。
一方の「みやびさん」は先輩ということで年上らしく、独特な喋り(京都弁?)とキツネ目の美人でした。
結構差のあるカップルです。
付き合ったのはコレ以前からのようですが、いまだにその理由も分からないらしく。
「陽平くん」もどぎまぎとしています。
そんなんも含めてお気に入りなんでしょうね。
えっち直前にあった「みやびさん」の心の声が楽しいです。
かなり可愛らしい方でしたよ。
オチのやり取りがいいですね。
027:「咬合 こうごう」
ゲーム仲間のチャットで知り合っていた「ぞん兵衛」が「鈴木広次」の地元に来ており。
共に食事することとなったのですが…。
「ぞん兵衛」こと「小笠原千裕」は名前・アイコンからは想像もできないような女子だったのでした。
どっちかと言うと、女子キャラが男子だった~というのが多いような気がしますが。
こちらの場合は、イカツイ雰囲気で男子だと思っていたのが可愛らしい女子だった、という逆のパターン。
いいですね、テンション上がりますね。
また、当人としてはあえて隠していた訳でない、ってところがまた素敵。
それがため、「広次くん」も素で喋れていたんですね。
「千裕さん」は、少なくともリアルで会っても良いと思うくらいの好意はあったようですが。
その以上はどの程度だったのかなー。
ともかく今回のことで距離感は縮まり、急なことで車内えっちに。
初対面ではあるものの、チャットで喋り慣れていたこともあり、最中の会話もだいぶ砕けたものでした。
※原一羽
047:「視野 しや」
067:「寄辺 よるべ」
喫茶店でよく会う、姿勢悪く本を読んでいる美人。
ひょんな切っ掛けで言葉を交わすようになったのですが、向こうもこちらを覚えてくれており。
「志賀壮人」は勇気を出して、彼女「黒川文乃」を誘ってみたのでした。
そんなんが前者「視野 しや」
「文乃さん」は服からも分かる、巨乳の持ち主。
姿勢が悪いのは、そのためですね。
頑張った「壮人くん」に応じてくれる彼女(その後バイトだったので、時間取れたのは夜中)が優しい。
「本当にイヤならこんなトコまで来ません…」
…あたりのやり取りがいいですね。
ちなみに最初は眼鏡なのですが、本を読む際だけ。
そのあたりの理由は巻末ページにありました。
「壮人くん」を意識するようになった理由は結構リアルだと思います。
後者「寄辺 よるべ」では、バイト先の「文乃さん」がちらと見えます。
「杁中(いりなか)隼人」・「原一羽」はは同じバイトの同僚。
「隼人くん」の部屋に、気になったアニメを「一羽さん」が見に行く、というのが切っ掛け。
彼女ギャルっぽい雰囲気なので、彼のああした対応はよく分かる。
頻繁にやって来ては私物置いて、徐々に増やしていくというのは常套手段ですわね。
えっち直前の、
「ったく」
という台詞に、彼女の心情が見えるようでした。
ただ、大きい・小さいという発言は非常にデリケートな部分(笑)なので、やめて欲しいなぁ。
087:「燦爛 さんらん」
107:「演色 えんしょく」
前者は付き合っていた「麻生田透」・「羽津雄大」のカップル話。
「雄大くん」は教師という職業柄、あまり人の居る場所は敬遠していたのですが。
ちょっと拗ねた彼女をデートに誘うくだりが素敵。
格好良いこと言うなぁ。
前々から考えてはいたのかな。
最終ページに「みやび」・「陽平」のカップルが描かれてましたよ。
「透」・「雄大」のその後風景から繋がる後者。
こちらの「大高葵」・「鳴海善照」の2人は、「透さん」の同僚でした。
1、2ページ目の「葵さん」の変化に注目。
「鳴海くん」が驚くのも納得です。
誰だよ、って感じですわね。
先の「文乃さん」と同じく、「葵さん」も眼鏡は職場だけ。
眼鏡好きな方は、続けて残念賞。
「たぶんですが」とかなんとか、独特なテンションの持ち主である「葵さん」の誘い方がいいですね。
実際にあー言われたりしたら、仕事手につかなくなりそう。
また、料理・部屋で台詞では引いてたっぽい彼女が、なぜか逆壁ドン状態となっているのが楽しい。
「鳴海くん」引きまくってましたよ。
ラストの「一周しましたか」の台詞が好き。
125:「聞香 もんごう」
165:「引鉄 ひきがね」
振られてしまった「栄生(さこう)則武」が相談した相手「菊井早苗」
バッサリ切り捨てた彼女は、徐々に距離をつめてきており…というのが前者の流れ。
アルコールも入っているとはいえ、居酒屋えっちという素晴らしい展開となるエピソード。
「外なんか出たら~」
の一言が光りますね、素晴らしいですね。
「早苗さん」もアルコールの力が必要だったかな。
隣で屈み、胸元が見える(見せてる、ですよね)コマが好きです。
巻末の4コマがまたいいですねー。
「栄生さん」の職場風景から始まる後者。
テンション高く喋っていた「守山琴子」の趣味、サパゲーに参加することとなった「喜多山士(つかさ)」
ゲーム後、なんのかんの残された2人で反省会をすることとなったのです。
「士くん」が非常に良い男性。
いろいろ趣味ある「琴子さん」のが男子っぽい感覚の持ち主ですかね。
途端に饒舌になるところとか。
えっちの際にはだいぶ可愛らしい感じでしたよ。
オチでは先の「早苗さん」の姿も確認できました。
※左:大高葵、右:守山琴子
145:「白猫 しろねこ」
付き合う「戸田川翠」・「大平大哉」の風景。
だらしない女子と面倒見の良い男子ですね。
巻末の解説で納得しましたが、「大哉くん」はモテるだろうなぁ。
そんな彼の相手が、タイトルそのまま猫っぽい「翠さん」であるのはセオリーかも。
細かい同士だとタイミング合わないでしょうから。
先の「視野 しや」にて喫茶店背景はこちらの2人でいいと思う。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「幾花にいろ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
先に「ワニマガジン社」さんのHPで単行本の↓表紙を見掛けていたのですが。
こりゃー、絵に自信ある(巧い)人の表紙だなぁ、と思ったところ。
うん、その通りでした。
単に絵だけでなく、漫画からお話まで完成度高いのが凄い。
天下を取れそうな感じがしました。
毎度のことながら、これだけお上手だとあっさり一般系に行ってしまいそうなのが怖い。
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