■むすめがね (ばーるん)
★まんがデーター [11.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●○○○
・漫画 :●◎○○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、眼鏡
・構成 : 初単行本、カラー(6P)、短編×8話。
・おまけ: あとがき
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ばーるん」センセの「むすめがね」です。
※左:「整理整頓」、右:「妄想WORK」
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
話数としてはやや少なめですが、各話のページ数はあり。
物足りなさはなかったです。
漫画の最大の特徴が、タイトル紹介帯にも書かれていた眼鏡。
登場ヒロインのほとんどが眼鏡だったので、お好きな方を狙い撃ちしたような感じになってます。
ジャンルとしてはラブコメ。
ただ、よくある感じはなく、ラブ度合いは薄め。
コメディーも同様です。
なんというか、タイミング合っての関係みたいな印象でした。
その切っ掛けもややはっちゃけたものが目立ち。
後述しますが漫画部分の引っ掛かりもあり、あまり良いとは思えませんでした。
その漫画部分。
正直なところ、あまり巧いとは思えません。
個人的な素養もあるんでしょうけど、”普通に読んでいるには素通りする部分”が気になってしまいます。
そのため、テンポはすこぶる悪く、すっと入り込めない事が多いのです。
例えば台詞。
目線の動きと合ってなく、ちらほら先の台詞を読むことがありました。
単行本の折り込み側に吹き出し配置されてることも多く、見辛いです。
コマ割り・配置についても、順番を自然と認識できず。
先のコマが目に入ってしまうことも何度か。
えー、絵柄としては良いんです。
繊細なタッチで、描き込み・濃淡は丁度良く。
縦長でお姉さん然とした人物絵も魅力的にまとまってました。
背景・小物はさっぱりでしたが、違和感ありません。
それだけに、漫画部分の引っ掛かりが非常に大きく感じられ。
ストーリーにも影響していたと思います。
あるいはひでるさんだけかもしれませんが…。
判断は難しいですけど、「ヒット出版社」さんの豊富なサンプル原稿が良いかもしれません。
【 収録話 】 8話収録
003:「先輩の住処」 カラー原稿あり
猫を飼っていたのが大家に見つかり、追い出されることとなった主人公。
先輩に紹介してもらったアパートに着いたところ~という流れ。
カラー原稿はえっちシーン。
導入までのくだりが回りくどく、長く。
ちょっと分かり辛いです。
妖怪とかなんとか言ってましたが、その通りのファンタジー展開です。
なにゆえ先輩があーなのか、追加情報が欲しいですね。
彼がちょっと引いてしまう、古いアパートという表現もイマイチ伝わり辛かったです。
027:「Change!」
10年振りに故郷へ戻ってきた「啓介」
友人「薫」の姉「香」と再会したのでした。
エプロンがはち切れんばかりの巨乳が素晴らしい。
もともと憧れていた存在とは言え、早々に手を出す展開はやや急ぎ過ぎ。
相手のが年上ですし、過去での関係とか、男子的にはOK貰わないと思いきれないのでは。
あれが切っ掛けに、ドキドキ距離が縮まっていく方が良かったかなぁ。
「啓介くん」もそう肉食には見えませんでしたし。
また、この漫画にはもう1つ仕掛けがあるんですね。
それを考えると、中盤のネタばらしは行為の突入前にあるべきでは…。
殴ってふっ飛ばすくらいのことはできるのだし。
なお、「香姉」は珍しく眼鏡でないヒロインなんですが。
ちゃんと眼鏡女子も登場するのが徹底してますね。
※左:「ショクシン」、右:「上司の相手も仕事のうち」
051:「ショクシン」
お風呂場にいた虫に刺され、バストが大きくなってしまい。
どんなんか様子を見るということでのえっち展開。
いちおう兄妹の近親モノ。
それにしては、最初の会話とか幼馴染みっぽくもあり、なんだか変な感じ。
えっちへの流れも同様でした。
当初のサイズは1ページ目のアレですか?
どれだけサイズアップしたのか、分かり辛いです。
”虫に刺されて巨乳になった”
そもそも、そうした点に違和感があって、いまいち話に入り込めませんでした。
(※実際に真実ならば、大変な事ですわね)
普通にツンデレた妹がえっち期待してのお誘いで良かったのでは。
077:「上司の相手も仕事のうち」
上司から会議室に呼び出され、えっちのお相手をするというもの。
相手上司だから仕方ないですね(笑)
この場合、彼女が魅力的なので役得なんですが…そうでなかったら、立派なセクハラ・パワハラですよ。
仕事内のが良い、というのはなんだか分かるような。
むちむちなスタイルと黒パンストが堪能できます。
ああした方はごく仕事が早いような気がするので。
彼は置いといて、キッチリさばいているんだろうなぁ。
101:「整理整頓」
男性教師と図書委員さんのカップル。
想いを寄せる彼女に対し、来年結婚すると伝えたのでした。
最中に顔を見せたのが婚約者ですね。
お話的には、冒頭の告白あっても普通にえっちしているんですが。
「見つかったら結婚もパァなんだよ」
とか身勝手な事を言っていたので…。
もっと、なんらかあってもいいと思いました。
それとなく自分の存在を誇示してほしいですね。
あるいはこっそり記録に残しちゃうとか。
片側だけ小さく編んだみつ編みにした左右非対称な髪型とか、縞模様下着がいい感じでした。
125:「妄想WORK」
こちらも教師・生徒の学園モノですが、女教師が主人公。
26年間彼氏いないということで、9割がたエロい妄想に発展してしまうのでした。
時間遅いので、予備校とかパソコン教室とかなのかな。
こうしたネタの定番で、現実と妄想が入り混じる展開。
…は、いいんですけど、中盤の先生を呼びとめる次は妄想だとして、その次は現実??
その妄想・現実の間で会話なり流れが成り立っているからこそ、勘違いしたまま発展してしまうと思うので。
ちょっと分かり辛かったです。
149:「泥棒toドロボウ」
お気に入りの下着が風に飛ばされてしまったらしく、探していたところ。
通りすがりの男性が拾ってくれていたのでした。
しかし、そこは往来でなく、ベランダだったのです。
他と比べて、こちらの漫画だけ人物のタッチが微妙に違ってます。
写実的に近いのかな。
部屋のベランダに見知らぬ男子がいる、恐ろしいお話。
コメディータッチなため、ある程度ノリ突っ込み的には描かれているんですが…捕獲した後の流れがイマイチ。
えろい女性ならば、紐ほどかないまま好き勝手するのではないかなぁ。
彼の言動もそれに合わせて変な感じ。
そもそも、初めて部屋に来たらしいので。
無断で上がるというのは、2時間ものサスペンスですよ。
※「泥棒toドロボウ」
173:「となりの日課」
毎日隣の部屋から聞こえてくるえっち音に悩まされていた主人公。
仕事も手につかず、聞き耳を立てていたところ。
何と、部屋の壁が崩壊してしまったのでした。
…って、さすがにこの展開は漫画過ぎやしませんか??
相当な欠陥住宅ですよねー。
それを良しとしても、聞こえてくる音が実際のものか、映像かは判別付きそうな気がするんですが。
あれだけ壁薄く、ダイレクトに聞こえていたようなので。
また、大参事になっているのをそのままに、えっち発展するのもなんだか…。
ちと色々あり過ぎて素直に読めません。
簡単に部屋仕切っただけの姉弟モノ、とかのが自然だったように思います。
【 その他 】
以上、本日は「ばーるん」センセでした。
こちらが初単行本でいいのかな。
キッチリ眼鏡を押してきましたねー。
出版社さんの度量にも拍手。
紹介帯によると、単行本の発売記念でメガネケースの応募者全員サービスがありました。
まぁ、サービスと言っても「定額小為替2500円同封」なんですけどね…。
メガネケースとメガネ拭きがついているようです。
ただ、なかなか珍しいもので良いと思いました。
他でもこんなんあるといいなぁ。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●○○○
・漫画 :●◎○○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、眼鏡
・構成 : 初単行本、カラー(6P)、短編×8話。
・おまけ: あとがき
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ばーるん」センセの「むすめがね」です。
※左:「整理整頓」、右:「妄想WORK」
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
話数としてはやや少なめですが、各話のページ数はあり。
物足りなさはなかったです。
漫画の最大の特徴が、タイトル紹介帯にも書かれていた眼鏡。
登場ヒロインのほとんどが眼鏡だったので、お好きな方を狙い撃ちしたような感じになってます。
ジャンルとしてはラブコメ。
ただ、よくある感じはなく、ラブ度合いは薄め。
コメディーも同様です。
なんというか、タイミング合っての関係みたいな印象でした。
その切っ掛けもややはっちゃけたものが目立ち。
後述しますが漫画部分の引っ掛かりもあり、あまり良いとは思えませんでした。
その漫画部分。
正直なところ、あまり巧いとは思えません。
個人的な素養もあるんでしょうけど、”普通に読んでいるには素通りする部分”が気になってしまいます。
そのため、テンポはすこぶる悪く、すっと入り込めない事が多いのです。
例えば台詞。
目線の動きと合ってなく、ちらほら先の台詞を読むことがありました。
単行本の折り込み側に吹き出し配置されてることも多く、見辛いです。
コマ割り・配置についても、順番を自然と認識できず。
先のコマが目に入ってしまうことも何度か。
えー、絵柄としては良いんです。
繊細なタッチで、描き込み・濃淡は丁度良く。
縦長でお姉さん然とした人物絵も魅力的にまとまってました。
背景・小物はさっぱりでしたが、違和感ありません。
それだけに、漫画部分の引っ掛かりが非常に大きく感じられ。
ストーリーにも影響していたと思います。
あるいはひでるさんだけかもしれませんが…。
判断は難しいですけど、「ヒット出版社」さんの豊富なサンプル原稿が良いかもしれません。
【 収録話 】 8話収録
003:「先輩の住処」 カラー原稿あり
猫を飼っていたのが大家に見つかり、追い出されることとなった主人公。
先輩に紹介してもらったアパートに着いたところ~という流れ。
カラー原稿はえっちシーン。
導入までのくだりが回りくどく、長く。
ちょっと分かり辛いです。
妖怪とかなんとか言ってましたが、その通りのファンタジー展開です。
なにゆえ先輩があーなのか、追加情報が欲しいですね。
彼がちょっと引いてしまう、古いアパートという表現もイマイチ伝わり辛かったです。
027:「Change!」
10年振りに故郷へ戻ってきた「啓介」
友人「薫」の姉「香」と再会したのでした。
エプロンがはち切れんばかりの巨乳が素晴らしい。
もともと憧れていた存在とは言え、早々に手を出す展開はやや急ぎ過ぎ。
相手のが年上ですし、過去での関係とか、男子的にはOK貰わないと思いきれないのでは。
あれが切っ掛けに、ドキドキ距離が縮まっていく方が良かったかなぁ。
「啓介くん」もそう肉食には見えませんでしたし。
また、この漫画にはもう1つ仕掛けがあるんですね。
それを考えると、中盤のネタばらしは行為の突入前にあるべきでは…。
殴ってふっ飛ばすくらいのことはできるのだし。
なお、「香姉」は珍しく眼鏡でないヒロインなんですが。
ちゃんと眼鏡女子も登場するのが徹底してますね。
※左:「ショクシン」、右:「上司の相手も仕事のうち」
051:「ショクシン」
お風呂場にいた虫に刺され、バストが大きくなってしまい。
どんなんか様子を見るということでのえっち展開。
いちおう兄妹の近親モノ。
それにしては、最初の会話とか幼馴染みっぽくもあり、なんだか変な感じ。
えっちへの流れも同様でした。
当初のサイズは1ページ目のアレですか?
どれだけサイズアップしたのか、分かり辛いです。
”虫に刺されて巨乳になった”
そもそも、そうした点に違和感があって、いまいち話に入り込めませんでした。
(※実際に真実ならば、大変な事ですわね)
普通にツンデレた妹がえっち期待してのお誘いで良かったのでは。
077:「上司の相手も仕事のうち」
上司から会議室に呼び出され、えっちのお相手をするというもの。
相手上司だから仕方ないですね(笑)
この場合、彼女が魅力的なので役得なんですが…そうでなかったら、立派なセクハラ・パワハラですよ。
仕事内のが良い、というのはなんだか分かるような。
むちむちなスタイルと黒パンストが堪能できます。
ああした方はごく仕事が早いような気がするので。
彼は置いといて、キッチリさばいているんだろうなぁ。
101:「整理整頓」
男性教師と図書委員さんのカップル。
想いを寄せる彼女に対し、来年結婚すると伝えたのでした。
最中に顔を見せたのが婚約者ですね。
お話的には、冒頭の告白あっても普通にえっちしているんですが。
「見つかったら結婚もパァなんだよ」
とか身勝手な事を言っていたので…。
もっと、なんらかあってもいいと思いました。
それとなく自分の存在を誇示してほしいですね。
あるいはこっそり記録に残しちゃうとか。
片側だけ小さく編んだみつ編みにした左右非対称な髪型とか、縞模様下着がいい感じでした。
125:「妄想WORK」
こちらも教師・生徒の学園モノですが、女教師が主人公。
26年間彼氏いないということで、9割がたエロい妄想に発展してしまうのでした。
時間遅いので、予備校とかパソコン教室とかなのかな。
こうしたネタの定番で、現実と妄想が入り混じる展開。
…は、いいんですけど、中盤の先生を呼びとめる次は妄想だとして、その次は現実??
その妄想・現実の間で会話なり流れが成り立っているからこそ、勘違いしたまま発展してしまうと思うので。
ちょっと分かり辛かったです。
149:「泥棒toドロボウ」
お気に入りの下着が風に飛ばされてしまったらしく、探していたところ。
通りすがりの男性が拾ってくれていたのでした。
しかし、そこは往来でなく、ベランダだったのです。
他と比べて、こちらの漫画だけ人物のタッチが微妙に違ってます。
写実的に近いのかな。
部屋のベランダに見知らぬ男子がいる、恐ろしいお話。
コメディータッチなため、ある程度ノリ突っ込み的には描かれているんですが…捕獲した後の流れがイマイチ。
えろい女性ならば、紐ほどかないまま好き勝手するのではないかなぁ。
彼の言動もそれに合わせて変な感じ。
そもそも、初めて部屋に来たらしいので。
無断で上がるというのは、2時間ものサスペンスですよ。
※「泥棒toドロボウ」
173:「となりの日課」
毎日隣の部屋から聞こえてくるえっち音に悩まされていた主人公。
仕事も手につかず、聞き耳を立てていたところ。
何と、部屋の壁が崩壊してしまったのでした。
…って、さすがにこの展開は漫画過ぎやしませんか??
相当な欠陥住宅ですよねー。
それを良しとしても、聞こえてくる音が実際のものか、映像かは判別付きそうな気がするんですが。
あれだけ壁薄く、ダイレクトに聞こえていたようなので。
また、大参事になっているのをそのままに、えっち発展するのもなんだか…。
ちと色々あり過ぎて素直に読めません。
簡単に部屋仕切っただけの姉弟モノ、とかのが自然だったように思います。
【 その他 】
以上、本日は「ばーるん」センセでした。
こちらが初単行本でいいのかな。
キッチリ眼鏡を押してきましたねー。
出版社さんの度量にも拍手。
紹介帯によると、単行本の発売記念でメガネケースの応募者全員サービスがありました。
まぁ、サービスと言っても「定額小為替2500円同封」なんですけどね…。
メガネケースとメガネ拭きがついているようです。
ただ、なかなか珍しいもので良いと思いました。
他でもこんなんあるといいなぁ。
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