■純情パレット (長頼)
★まんがデーター [12.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●〇○
・独創性:●●●〇○
・属性 : [成年] ラブコメ、恋愛、幼馴染み
・構成 : カラー(8P)、11話収録(うち「曖昧ロジック」×2、「でもにっくシリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏にリンク・仕上げ違い絵、加筆修正あり、
一部描き下ろし「戻り雨」、描き下ろし「曖昧LOVERS」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「長頼(ながより)」センセの「純情パレット」です。
※左:千紗ちゃん、右:「春日井」・「橘」
【 構成・絵柄 】
収録は連続話と短編。
ページ量は多くないですが、描き下ろしも続編となっています。
連続話は収録で最も異質なファンタジー話のもの。
ぶっちゃけ、個人的には意外な印象でした。
終わる感なかったので、シリーズものになったりしそうな雰囲気もあります。
漫画のだいたいはラブコメ。
ただ、なんとない毒気はあり、1話はブラック感の強いもの。
絵柄的には、シリアス調のが合ってるかな。
正直なところ、そう悪くはないものの、お話・展開にはもうひとパンチ欲しい気もしました。
すっきりとした線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、濃淡もやや強め。
描き込みはどちらかというと細かいものですが、あっさりとしたコマもありました。
比較的大きなコマ割りで、はみ出し多め。
概ね見易く仕上がっていたと思います。
目立つ乱れはないものの、崩れはちらほら。
漫画っぽさあるものの、リアル寄りな振れ幅もそれなりにあり。
そうした特徴がため、ちょっとした絵が目立ちやすいことはあるでしょう。
粗が目立ちやすい不利なタイプですね。
コメディー崩しもやや目立ち、好き嫌いが出てしまいそう。
↓表紙などのカラー絵はその良さが発揮されたもの。
白黒絵については、「ワニマガジン社」さんのサイトなどで確認するのをオススメ。
【 収録話 】 11話収録
003:「戻り雨」 カラー原稿あり、一部描き下ろし
学生時代にひと悶着あった2人が、後に再会するという大人な恋愛話。
カラー原稿部分は学生時代。
その”ひと悶着”ですね。
まぁ、あれは勝手に自分を卑下して突っ張っていた「村上太一」くんが悪い。
「サチ」さんはその被害者みたいなもんですね。
オチでお互いあー言っていましたが、最後のコマそのまま良いビジョンは見えず。
あの後2人会わなくなるのではないかなぁ。
※サチさん
025:「Overfrow」
日に日に増えるえっちな欲望に悩まされていた「千紗」
男性には恐怖感あった彼女は、もっぱら単独プレイでおさめていたのですが。
それでも止まることなく、訪ねて来た幼馴染み「マコちゃん」こと「安住真」に相談をもちかけるのでした。
幼馴染みカップルが完成するお話。
彼の中性的容姿は大きいんでしょうね。
ヘアメイク雑誌などもっており、彼女をモデルにしていたりして。
なるほど、学校ではモテそうなので。
付き合った後は「千紗ちゃん」も苦労しそうに感じました。
045:「曖昧ロジック」
195:「曖昧LOVERS」 描き下ろし
「結城」・「橘」、そして後輩「春日井彩音」は3名だけの文芸同好会。
夏休みに皆で海へ行くこととなったのでした。
両手に花の羨ましい1話。
どちらも「結城くん」を好いており、複数プレイに発展しています。
あまり人気ないところでしたが、海水浴場ですからね。
たぶん、バリバリ見られてると思いますが。
どちらもスタイル良く、ビキニの水着でした。
勝負がためか、自信あるからか、はたまた漫画だからか(笑)
オチが良いですね。
描き下ろしでも三角関係は変わらず。
…というか、皆でのえっちが常習化していました。
羨ましいなぁ。
同好会ながらも部室あったので、隙あらば学校でもえっちしてそう。
065:「ラジカル彼女」
「青葉健太」の幼馴染みの「鈴原奈々」
昔はそれなりに仲良かったものの、成長と共に派手になっていき。
今では罵詈雑言、理不尽な暴力など、妙なちょっかいを出されるようになっていたのでした。
たぶんですが…。
周囲のクラスメイトらは、案外「奈々ちゃん」の真意に気付いていたのではないかなぁ。
ひと事件あり、彼の部屋まで訪ねて来るのが切っ掛け。
だいぶ可愛らしくなっていました。
彼女が変わる切っ掛けがちゃんと用意されていたのはいい思います。
些細な事ですが、結構理由としてはそんなものなのかも。
085:「にびいろの月」
真面目な優等生で、陸上部でも結果を残していた「柏木陽子」
しかし、大会を目前にしていたところ事故に遭ってしまい。
それからの彼女は一転して悪い噂が流れるようになってしまったのでした。
ちょっとした引っ掛けある、サスペンスちっくなお話。
メインは教師「田村」とのえっちで、そこで全てが語られます。
なかなか読み応えあるストーリーなのですが…なにゆえ、あーも差をつけられていたのか疑問。
最初に「陽子さん」が結果を出していたのかなぁ。
105:「でもにっくトラブル!」
123:「でもにっくアタック!!」
「ヒロ」が道端で拾ってきた本。
そちらに封印されていたというサキュバス「リィリィ」が出現。
空腹だった彼女は、昔馴染みな「カンナ」に憑依してしまうのでした。
縞パンがキュートな「カンナさん」
乗っ取られた後は、ややつり目になっていました。
そうした経緯がため、彼女の本心を知るという流れ。
うん、2人の性格的に、いい切っ掛けとなりましたわね。
良かった。
…で、その続編が「でもにっくアタック!!」
前述もしましたが、まさか続きがあるとは思いませんでした。
街で男性を漁っていたサキュバス「リィリィ」
家が教会だという「上草マリア」と出会い~という流れ。
黒髪でゴスロリちっくな服装の「マリアちゃん」が可愛い。
むちむちスタイルですね。
あっさり返り討ちにした彼女を、活動拠点にしていた「ヒロくん」の家まで連れて帰るのでした。
先の2人も登場する、ドタバタ展開。
オチが楽しく、あるいはまた続き描かれるのかな、って雰囲気です。
※左:柏木さん、右:上草マリア
141:「Stray Cat」
慌てて逃げていた「未衣」とぶつかったコック見習いの「優作」
その縁もあり、閉店作業中だった彼は、空腹だった彼女に食事を振る舞うのでした。
タイトルに猫があるのは、彼女の名前と性格ですね。
えっち展開はやや強引な印象でした。
オチあんなんでしたが、面接で落ちそう。
159:「陽だまりの詩」
同級生からいじめられていた「倉島」
やられっぱなしな彼女を見ていた昔馴染みな「柴田」は~というお話。
結構ハードなことをされており、見ていて痛々しいのですが。
彼女はなにゆえ、あーなってしまったんだろう。
可愛い娘さんなんですけどね。
それはともかく、困難な目に遭っていた彼女を、またちょっと不良っぽい「柴田くん」が救うという王道展開。
読後感の良いオチでなんだか安心。
あの後の「倉島さん」が幸せであればいいな。
175:「Panicるーむ」
とあるアパートへ引っ越してきた「田島要」
念願の独り暮らし~、と期待していたところ、挨拶した近所の方の反応が微妙であり…。
なんとない違和感を感じていた彼のもとに、大家という「天野雛子」が訪ねて来たのでした。
むちむち大家さんですね。
彼女は人妻で、また「要くん」も地元には彼女がいるのですが。
ガンガン迫る「雛子さん」に、結局流されてしまうのでした。
あんな感じのオチでしたが、彼女の旦那はどんなんだろう。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「長頼」センセでした。
こちらが2冊目の単行本。
1冊目「恋色めまい」を紹介しており、なんとなく名前が記憶に残っていて。
お名前でふと手に取りました。
“カラフルエロスの魔術師”
紹介帯ではそんな評となっており、確かに↓表紙・裏表紙はぱっと華やか・派手な仕上がり。
いい感じでした。
カバー裏はそのラフ画を白黒っぽく仕上げたのかな。
そらちも非常に良く、次にまた期待がつながるような出来栄えでしたよ。
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・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●〇○
・独創性:●●●〇○
・属性 : [成年] ラブコメ、恋愛、幼馴染み
・構成 : カラー(8P)、11話収録(うち「曖昧ロジック」×2、「でもにっくシリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏にリンク・仕上げ違い絵、加筆修正あり、
一部描き下ろし「戻り雨」、描き下ろし「曖昧LOVERS」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「長頼(ながより)」センセの「純情パレット」です。
※左:千紗ちゃん、右:「春日井」・「橘」
【 構成・絵柄 】
収録は連続話と短編。
ページ量は多くないですが、描き下ろしも続編となっています。
連続話は収録で最も異質なファンタジー話のもの。
ぶっちゃけ、個人的には意外な印象でした。
終わる感なかったので、シリーズものになったりしそうな雰囲気もあります。
漫画のだいたいはラブコメ。
ただ、なんとない毒気はあり、1話はブラック感の強いもの。
絵柄的には、シリアス調のが合ってるかな。
正直なところ、そう悪くはないものの、お話・展開にはもうひとパンチ欲しい気もしました。
すっきりとした線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、濃淡もやや強め。
描き込みはどちらかというと細かいものですが、あっさりとしたコマもありました。
比較的大きなコマ割りで、はみ出し多め。
概ね見易く仕上がっていたと思います。
目立つ乱れはないものの、崩れはちらほら。
漫画っぽさあるものの、リアル寄りな振れ幅もそれなりにあり。
そうした特徴がため、ちょっとした絵が目立ちやすいことはあるでしょう。
粗が目立ちやすい不利なタイプですね。
コメディー崩しもやや目立ち、好き嫌いが出てしまいそう。
↓表紙などのカラー絵はその良さが発揮されたもの。
白黒絵については、「ワニマガジン社」さんのサイトなどで確認するのをオススメ。
【 収録話 】 11話収録
003:「戻り雨」 カラー原稿あり、一部描き下ろし
学生時代にひと悶着あった2人が、後に再会するという大人な恋愛話。
カラー原稿部分は学生時代。
その”ひと悶着”ですね。
まぁ、あれは勝手に自分を卑下して突っ張っていた「村上太一」くんが悪い。
「サチ」さんはその被害者みたいなもんですね。
オチでお互いあー言っていましたが、最後のコマそのまま良いビジョンは見えず。
あの後2人会わなくなるのではないかなぁ。
※サチさん
025:「Overfrow」
日に日に増えるえっちな欲望に悩まされていた「千紗」
男性には恐怖感あった彼女は、もっぱら単独プレイでおさめていたのですが。
それでも止まることなく、訪ねて来た幼馴染み「マコちゃん」こと「安住真」に相談をもちかけるのでした。
幼馴染みカップルが完成するお話。
彼の中性的容姿は大きいんでしょうね。
ヘアメイク雑誌などもっており、彼女をモデルにしていたりして。
なるほど、学校ではモテそうなので。
付き合った後は「千紗ちゃん」も苦労しそうに感じました。
045:「曖昧ロジック」
195:「曖昧LOVERS」 描き下ろし
「結城」・「橘」、そして後輩「春日井彩音」は3名だけの文芸同好会。
夏休みに皆で海へ行くこととなったのでした。
両手に花の羨ましい1話。
どちらも「結城くん」を好いており、複数プレイに発展しています。
あまり人気ないところでしたが、海水浴場ですからね。
たぶん、バリバリ見られてると思いますが。
どちらもスタイル良く、ビキニの水着でした。
勝負がためか、自信あるからか、はたまた漫画だからか(笑)
オチが良いですね。
描き下ろしでも三角関係は変わらず。
…というか、皆でのえっちが常習化していました。
羨ましいなぁ。
同好会ながらも部室あったので、隙あらば学校でもえっちしてそう。
065:「ラジカル彼女」
「青葉健太」の幼馴染みの「鈴原奈々」
昔はそれなりに仲良かったものの、成長と共に派手になっていき。
今では罵詈雑言、理不尽な暴力など、妙なちょっかいを出されるようになっていたのでした。
たぶんですが…。
周囲のクラスメイトらは、案外「奈々ちゃん」の真意に気付いていたのではないかなぁ。
ひと事件あり、彼の部屋まで訪ねて来るのが切っ掛け。
だいぶ可愛らしくなっていました。
彼女が変わる切っ掛けがちゃんと用意されていたのはいい思います。
些細な事ですが、結構理由としてはそんなものなのかも。
085:「にびいろの月」
真面目な優等生で、陸上部でも結果を残していた「柏木陽子」
しかし、大会を目前にしていたところ事故に遭ってしまい。
それからの彼女は一転して悪い噂が流れるようになってしまったのでした。
ちょっとした引っ掛けある、サスペンスちっくなお話。
メインは教師「田村」とのえっちで、そこで全てが語られます。
なかなか読み応えあるストーリーなのですが…なにゆえ、あーも差をつけられていたのか疑問。
最初に「陽子さん」が結果を出していたのかなぁ。
105:「でもにっくトラブル!」
123:「でもにっくアタック!!」
「ヒロ」が道端で拾ってきた本。
そちらに封印されていたというサキュバス「リィリィ」が出現。
空腹だった彼女は、昔馴染みな「カンナ」に憑依してしまうのでした。
縞パンがキュートな「カンナさん」
乗っ取られた後は、ややつり目になっていました。
そうした経緯がため、彼女の本心を知るという流れ。
うん、2人の性格的に、いい切っ掛けとなりましたわね。
良かった。
…で、その続編が「でもにっくアタック!!」
前述もしましたが、まさか続きがあるとは思いませんでした。
街で男性を漁っていたサキュバス「リィリィ」
家が教会だという「上草マリア」と出会い~という流れ。
黒髪でゴスロリちっくな服装の「マリアちゃん」が可愛い。
むちむちスタイルですね。
あっさり返り討ちにした彼女を、活動拠点にしていた「ヒロくん」の家まで連れて帰るのでした。
先の2人も登場する、ドタバタ展開。
オチが楽しく、あるいはまた続き描かれるのかな、って雰囲気です。
※左:柏木さん、右:上草マリア
141:「Stray Cat」
慌てて逃げていた「未衣」とぶつかったコック見習いの「優作」
その縁もあり、閉店作業中だった彼は、空腹だった彼女に食事を振る舞うのでした。
タイトルに猫があるのは、彼女の名前と性格ですね。
えっち展開はやや強引な印象でした。
オチあんなんでしたが、面接で落ちそう。
159:「陽だまりの詩」
同級生からいじめられていた「倉島」
やられっぱなしな彼女を見ていた昔馴染みな「柴田」は~というお話。
結構ハードなことをされており、見ていて痛々しいのですが。
彼女はなにゆえ、あーなってしまったんだろう。
可愛い娘さんなんですけどね。
それはともかく、困難な目に遭っていた彼女を、またちょっと不良っぽい「柴田くん」が救うという王道展開。
読後感の良いオチでなんだか安心。
あの後の「倉島さん」が幸せであればいいな。
175:「Panicるーむ」
とあるアパートへ引っ越してきた「田島要」
念願の独り暮らし~、と期待していたところ、挨拶した近所の方の反応が微妙であり…。
なんとない違和感を感じていた彼のもとに、大家という「天野雛子」が訪ねて来たのでした。
むちむち大家さんですね。
彼女は人妻で、また「要くん」も地元には彼女がいるのですが。
ガンガン迫る「雛子さん」に、結局流されてしまうのでした。
あんな感じのオチでしたが、彼女の旦那はどんなんだろう。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「長頼」センセでした。
こちらが2冊目の単行本。
1冊目「恋色めまい」を紹介しており、なんとなく名前が記憶に残っていて。
お名前でふと手に取りました。
“カラフルエロスの魔術師”
紹介帯ではそんな評となっており、確かに↓表紙・裏表紙はぱっと華やか・派手な仕上がり。
いい感じでした。
カバー裏はそのラフ画を白黒っぽく仕上げたのかな。
そらちも非常に良く、次にまた期待がつながるような出来栄えでしたよ。
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