■姉の秘密と僕の自殺 (楓牙)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] オカルト、姉、近親、サスペンス
・構成 : 6話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、キャラ解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「楓牙(ふうが)」センセの「姉の秘密と僕の自殺」です。
※姉「澤田人見」
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編。
骨太なストーリー漫画となっていました。
例によって、他単行本とも繋がりがあり。
そこそこ顔を出しているキャラほか、ちらと顔見せ程度で登場している方もおりました。
いちおう、未見でも問題ないよう描かれてはいましたが。
知っていれば、またより楽しめること請け合い。
巨大な人物相関図が出来上がるので、ぜひ揃えてみては?
ジャンルはオカルト近親えっちですね。
霊とかなんとか、”タイトルそのまま”というネタが描かれていました。
謎が謎を呼ぶ、サスペンスちっくな緊張感もあります。
読むだけでも十分に楽しめるでしょう。
しっかりとした線での作画。
全体の色づき、濃淡具合は適度なくらい。
描き込み具合も過不足なく。
全体に白比率もあって、さっぱりとした印象がありました。
かなり細かいコマ割りと、確保された枠間が特徴的。
枠内への収まりも良く、原稿を見易くまとめていました。
静かで内面的なストーリー要素もあってか、テキスト多め。
表現などもやや抑え目で、良くも悪くも大人しい漫画運びです。
人物絵もそうした漫画と同様に落ち着いたもの。
そうエロエロしてない所が、逆に良いと思います。
背景や小物もさっぱりな雰囲気。
引き絵にはやや弱さありましたが、そのどちらも引っかかるほどではありません。
判断については、「ティーアイネット」さんのHPか、裏表紙のカット絵が良いでしょう。
【 収録話 】 6話収録
005:「僕と彼女と幽霊と」 6話
姉「澤田人見」とも疎遠で、生きていることも楽しめず。
つまらない毎日を過ごしていた、主人公「澤田圭壱」
死ぬ事ばかり考えていた彼は、転校してきたばかりの不思議な女性「富永琴音」から声を掛けられました。
訳の分からないことを喋っていた彼女はその後、住むマンションにまで押し掛けてきて。
「圭壱」がよくつまずく原因を、”霊のため”だと看破したのでした。
ごく簡単にはWヒロインの長編漫画。
「琴音」・「圭壱」という主要な2人は霊視ができ。
オカルトな描写もありました。
そう怖さを煽るものではなかったですが、得意でない方は注意。
主要キャラは前巻から引き続き登場の「多田美咲」さんほか、そう多くはなく。
それがため、凝った仕掛けもある、深いお話になっていました。
後半に明かされる色々で、そうなのかー、って唸ると思います。
再度読み返して、2周目で新たな発見ができるだろう、お得なタイプですわね。
そんな訳で、どうにもネタバレになってしまうため、ココであまり細かくは書けません。
また、ぶっちゃけ…ひでるさんの解釈が合っているかどうか、あまり自信ないというのもありますが。
※富永琴音
さて、今回漫画で重要な要素となっている生霊(霊)について。
今回ブログを書くにあたり、いくつか抜き出してみました。
こうしたオカルト漫画の場合、”それとどう接することができるか”、というのは小さくない要素ですよね。
とりあえず、見ることができるのは作品中で「琴音」・「圭壱」・「美咲」の3名。
ただし喋ることはできず、ある程度の意思疎通ができるくらいの存在でした。
そのほか、
◎先入観を取り除けば、霊にも触ることができる。また、気迫でなんとかなる様子。
◎人の魂の量は常に一定。
霊に憑かれることで魂のバランスが悪くなり、生霊が出やすくなる。
(押し出されるようになるそうです)
◎生霊が出て欠けた状態だと、体が弱くなる、多重人格みたいになる。
◎霊に憑かれるとその部位が悪くなっていく。
取り除いても、そこにダメージが残るので、完治はしない。
◎10歳以下の霊はさまよったりしない。(=そこらの霊にはいない)
◎死ぬ気で死ぬから、自殺した人の方が成仏早い。
◎生霊は目的果たしても、自分では戻ってこれない。
似た相手を探して、また同じことする。
…という解説が作品中でありました。
そのいくつかは、本編にガッツリ関わるポイントとなっていたので、覚えておくと良いかもしれません。
では早速1話目から。
メインヒロイン「琴音さん」とのえっち。
↓表紙では分かり辛いですが、髪を三つ編みにしている彼女。
「何もないところでブツブツ言っていた」、といわれてる変人です。
後にて判明しますが、初対面時も訳の分からない事を言っており、”変わった娘”な感じが爆発してました。
あれは自殺願望ある「圭壱くん」でも逃げ出すのが当然。
その後の自室ベランダ描写は必見です。
怖いよ。
ああした行動がため…そもそも……彼女の存在からして疑っていましたが。
考えすぎでしょうか!?
雨が降ったため、ずぶ濡れになっていた「琴音さん」が服を脱ぎ出すのが切っ掛け。
黒パンストは脱がないで欲しかった(笑)
自らも自殺願望あると話した彼女から、
「死ぬ前に経験しておきたいって思わない?」
とかなんとか、男性みたいな誘い方をされていました。
いいなぁ。
2話冒頭は、たぶん前話の後半部分だと思います。
関わってくるのはもうちょっと後のことですが、ちょっと記憶にとどめておきましょう。
眼鏡姿の「琴音さん」が見れます。
…が、その理由に驚き。
もともと素質あったようですが。
彼女と関わり、レクチャーされたこともあってか、普通に霊を見れるようになった「圭壱くん」
頭スッキリした、という彼は生活面でも変化があり、苦手にしていた姉「人見さん」との距離が近くなっていました。
それが切っ掛けでのえっち展開なんですが、その相手は「琴音さん」
「私の体好きな時に使って」
そんな台詞がエロいです。
また、こちらは制服姿での着衣プレイ(学校内です)なので、前回とはまた違う感覚で楽しめると思います。
「美咲さん」が登場する3話目。
「琴音」からの伝言を伝えるかたがた、簡単に霊についてのレクチャーがされていました。
…と、そんなんより……どうにも様子のおかしい、姉「人見さん」
顔がこの漫画での霊表現がされており、ちょっと怖い。
だいぶ慣れてきていた「圭壱くん」は、冷静に分析していたほか、
「これはこれで、かわいいと思えてきた」
とか言ってました。
うわ、凄いな。
過去の記憶が蘇ってきていた「圭壱くん」
そんなんほか、起きていた色々を知っていたらしい「人見さん」からのお誘いえっちとなっていました。
驚くべき事態でしたが、後半の「琴音さん」とのデート話にて、さらに驚かされることとなります。
あ、ショートパンツのラフな私服がキュートでしたよ。
そのオチから直接続く4話目。
嘘か本当か、過去のあれこれが語られ始めています。
うー、このあたりから、詳細な所は伏せさせていただきます。
こんがらがってくると思いますが、とりあえずひと通り読んでみて、再度頭から読み直すのをオススメします。
いつもの調子で語る「琴音さん」が怖いですね。
こちらエピソードは特に盛りだくさんで。
詳しい「美咲さん」からの解説ほか、オチ部分での「圭壱くん」にも注目。
なお、この目まぐるしい中、えっち担当は姉「人見さん」でした。
※対決★Wヒロイン
「圭壱くん」の記憶もだいぶ戻り、かなり核心部分へと近づく5話目。
えっち担当は「琴音さん」
こちらでは完全な全裸がたっぷり見れました。
実に良いくらいの肉付きで、エロい。
ただ、お話はそんなんに喜んでる暇もないくらいに、ドカドカ進みます。
最終話まで超特急ですよ。
ここで好きなのは、「琴音」・「人見」の直接対決シーン。
ひでるさんはこんなん大好きなのです(笑)
まぁ、達観してるっぽいだけ、明らかに「琴音さん」のが優勢でしたが。
別れ際の2人の会話も非常に良かったです。
最後にはまた驚くような展開になっていくものの、ここでは冒頭と比べてかなり成長した「圭壱くん」の姿が見れました。
ちょっと感動的。
どうなるかドキドキしましたが、とりあえず穏やかなオチで良かったです。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「楓牙」センセの最新刊でした。
こちらで12冊目くらい?
当ブログでは「男の子女の子」、「兄と妹の事情。」を紹介しています。
今回もあの↓表紙に引っ張られました。
むちむちしていて「琴音さん」可愛いですよね。
ただ…あのタイトルとか、裏表紙のあらすじには若干の不安を感じました。
まだあの漫画の影響が強く残っているので…(本当)
まあ、裏表紙の「人見さん」がため、結局手放さなかったんですけどね。
ちなみに、センセが「風雅システム」に勤務されていたと知って驚き。
うわ、そうなのか!!
「アマランス」持ってましたよ。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] オカルト、姉、近親、サスペンス
・構成 : 6話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、キャラ解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「楓牙(ふうが)」センセの「姉の秘密と僕の自殺」です。
※姉「澤田人見」
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編。
骨太なストーリー漫画となっていました。
例によって、他単行本とも繋がりがあり。
そこそこ顔を出しているキャラほか、ちらと顔見せ程度で登場している方もおりました。
いちおう、未見でも問題ないよう描かれてはいましたが。
知っていれば、またより楽しめること請け合い。
巨大な人物相関図が出来上がるので、ぜひ揃えてみては?
ジャンルはオカルト近親えっちですね。
霊とかなんとか、”タイトルそのまま”というネタが描かれていました。
謎が謎を呼ぶ、サスペンスちっくな緊張感もあります。
読むだけでも十分に楽しめるでしょう。
しっかりとした線での作画。
全体の色づき、濃淡具合は適度なくらい。
描き込み具合も過不足なく。
全体に白比率もあって、さっぱりとした印象がありました。
かなり細かいコマ割りと、確保された枠間が特徴的。
枠内への収まりも良く、原稿を見易くまとめていました。
静かで内面的なストーリー要素もあってか、テキスト多め。
表現などもやや抑え目で、良くも悪くも大人しい漫画運びです。
人物絵もそうした漫画と同様に落ち着いたもの。
そうエロエロしてない所が、逆に良いと思います。
背景や小物もさっぱりな雰囲気。
引き絵にはやや弱さありましたが、そのどちらも引っかかるほどではありません。
判断については、「ティーアイネット」さんのHPか、裏表紙のカット絵が良いでしょう。
【 収録話 】 6話収録
005:「僕と彼女と幽霊と」 6話
姉「澤田人見」とも疎遠で、生きていることも楽しめず。
つまらない毎日を過ごしていた、主人公「澤田圭壱」
死ぬ事ばかり考えていた彼は、転校してきたばかりの不思議な女性「富永琴音」から声を掛けられました。
訳の分からないことを喋っていた彼女はその後、住むマンションにまで押し掛けてきて。
「圭壱」がよくつまずく原因を、”霊のため”だと看破したのでした。
ごく簡単にはWヒロインの長編漫画。
「琴音」・「圭壱」という主要な2人は霊視ができ。
オカルトな描写もありました。
そう怖さを煽るものではなかったですが、得意でない方は注意。
主要キャラは前巻から引き続き登場の「多田美咲」さんほか、そう多くはなく。
それがため、凝った仕掛けもある、深いお話になっていました。
後半に明かされる色々で、そうなのかー、って唸ると思います。
再度読み返して、2周目で新たな発見ができるだろう、お得なタイプですわね。
そんな訳で、どうにもネタバレになってしまうため、ココであまり細かくは書けません。
また、ぶっちゃけ…ひでるさんの解釈が合っているかどうか、あまり自信ないというのもありますが。
※富永琴音
さて、今回漫画で重要な要素となっている生霊(霊)について。
今回ブログを書くにあたり、いくつか抜き出してみました。
こうしたオカルト漫画の場合、”それとどう接することができるか”、というのは小さくない要素ですよね。
とりあえず、見ることができるのは作品中で「琴音」・「圭壱」・「美咲」の3名。
ただし喋ることはできず、ある程度の意思疎通ができるくらいの存在でした。
そのほか、
◎先入観を取り除けば、霊にも触ることができる。また、気迫でなんとかなる様子。
◎人の魂の量は常に一定。
霊に憑かれることで魂のバランスが悪くなり、生霊が出やすくなる。
(押し出されるようになるそうです)
◎生霊が出て欠けた状態だと、体が弱くなる、多重人格みたいになる。
◎霊に憑かれるとその部位が悪くなっていく。
取り除いても、そこにダメージが残るので、完治はしない。
◎10歳以下の霊はさまよったりしない。(=そこらの霊にはいない)
◎死ぬ気で死ぬから、自殺した人の方が成仏早い。
◎生霊は目的果たしても、自分では戻ってこれない。
似た相手を探して、また同じことする。
…という解説が作品中でありました。
そのいくつかは、本編にガッツリ関わるポイントとなっていたので、覚えておくと良いかもしれません。
では早速1話目から。
メインヒロイン「琴音さん」とのえっち。
↓表紙では分かり辛いですが、髪を三つ編みにしている彼女。
「何もないところでブツブツ言っていた」、といわれてる変人です。
後にて判明しますが、初対面時も訳の分からない事を言っており、”変わった娘”な感じが爆発してました。
あれは自殺願望ある「圭壱くん」でも逃げ出すのが当然。
その後の自室ベランダ描写は必見です。
怖いよ。
ああした行動がため…そもそも……彼女の存在からして疑っていましたが。
考えすぎでしょうか!?
雨が降ったため、ずぶ濡れになっていた「琴音さん」が服を脱ぎ出すのが切っ掛け。
黒パンストは脱がないで欲しかった(笑)
自らも自殺願望あると話した彼女から、
「死ぬ前に経験しておきたいって思わない?」
とかなんとか、男性みたいな誘い方をされていました。
いいなぁ。
2話冒頭は、たぶん前話の後半部分だと思います。
関わってくるのはもうちょっと後のことですが、ちょっと記憶にとどめておきましょう。
眼鏡姿の「琴音さん」が見れます。
…が、その理由に驚き。
もともと素質あったようですが。
彼女と関わり、レクチャーされたこともあってか、普通に霊を見れるようになった「圭壱くん」
頭スッキリした、という彼は生活面でも変化があり、苦手にしていた姉「人見さん」との距離が近くなっていました。
それが切っ掛けでのえっち展開なんですが、その相手は「琴音さん」
「私の体好きな時に使って」
そんな台詞がエロいです。
また、こちらは制服姿での着衣プレイ(学校内です)なので、前回とはまた違う感覚で楽しめると思います。
「美咲さん」が登場する3話目。
「琴音」からの伝言を伝えるかたがた、簡単に霊についてのレクチャーがされていました。
…と、そんなんより……どうにも様子のおかしい、姉「人見さん」
顔がこの漫画での霊表現がされており、ちょっと怖い。
だいぶ慣れてきていた「圭壱くん」は、冷静に分析していたほか、
「これはこれで、かわいいと思えてきた」
とか言ってました。
うわ、凄いな。
過去の記憶が蘇ってきていた「圭壱くん」
そんなんほか、起きていた色々を知っていたらしい「人見さん」からのお誘いえっちとなっていました。
驚くべき事態でしたが、後半の「琴音さん」とのデート話にて、さらに驚かされることとなります。
あ、ショートパンツのラフな私服がキュートでしたよ。
そのオチから直接続く4話目。
嘘か本当か、過去のあれこれが語られ始めています。
うー、このあたりから、詳細な所は伏せさせていただきます。
こんがらがってくると思いますが、とりあえずひと通り読んでみて、再度頭から読み直すのをオススメします。
いつもの調子で語る「琴音さん」が怖いですね。
こちらエピソードは特に盛りだくさんで。
詳しい「美咲さん」からの解説ほか、オチ部分での「圭壱くん」にも注目。
なお、この目まぐるしい中、えっち担当は姉「人見さん」でした。
※対決★Wヒロイン
「圭壱くん」の記憶もだいぶ戻り、かなり核心部分へと近づく5話目。
えっち担当は「琴音さん」
こちらでは完全な全裸がたっぷり見れました。
実に良いくらいの肉付きで、エロい。
ただ、お話はそんなんに喜んでる暇もないくらいに、ドカドカ進みます。
最終話まで超特急ですよ。
ここで好きなのは、「琴音」・「人見」の直接対決シーン。
ひでるさんはこんなん大好きなのです(笑)
まぁ、達観してるっぽいだけ、明らかに「琴音さん」のが優勢でしたが。
別れ際の2人の会話も非常に良かったです。
最後にはまた驚くような展開になっていくものの、ここでは冒頭と比べてかなり成長した「圭壱くん」の姿が見れました。
ちょっと感動的。
どうなるかドキドキしましたが、とりあえず穏やかなオチで良かったです。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「楓牙」センセの最新刊でした。
こちらで12冊目くらい?
当ブログでは「男の子女の子」、「兄と妹の事情。」を紹介しています。
今回もあの↓表紙に引っ張られました。
むちむちしていて「琴音さん」可愛いですよね。
ただ…あのタイトルとか、裏表紙のあらすじには若干の不安を感じました。
まだあの漫画の影響が強く残っているので…(本当)
まあ、裏表紙の「人見さん」がため、結局手放さなかったんですけどね。
ちなみに、センセが「風雅システム」に勤務されていたと知って驚き。
うわ、そうなのか!!
「アマランス」持ってましたよ。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】