■変身 emergence. (新堂エル)
★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 問題作、ハード
・構成 : 7話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: カバー裏にゲストページ、一部描き下ろし「4話」、
加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新堂エル(しんどう・える)」センセの「変身 emergence.」です。
※ヒロイン特集1:使用前・使用後の「咲ちゃん」
【 構成・絵柄 】
「内容が少々人を選ぶものになってしまいました」
とは、センセのあとがきでの言葉なのですが。
…いや。
全然”少々”ではないですね。
今回もまた、ある程度の耐性が必須だと思います。
特に何かしらで気分が沈んでいる方は、避けた方が無難。
かなり振り切れた描写があるので、エロいとかなんとかいうレベルではないですね。
少しづつ読んだところで、さして変わらないだろうから…。
とっとこ一気読みして、ぱーっと気分新たにした方がいいかもしれません。
紹介帯によると、
「雑誌掲載時に公開不可だった過激箇所も解禁した」
とかありました。
確かに、ちらほら問題になりそうな場面があります。
本気で読める耐性があるかどうか、自分自身で相談するのがいいと思います。
漫画は1冊まるまるの長編。
しっかりとした連続ストーリーで、主人公たるヒロインを中心に進んでおりました。
既に前述しているように、かなりハードでぶっ飛んだシーンが目白押しです。
気を付けて。
これをエロく見れる人は逆に凄いというくらい。
はっきり言って、お話にはカケラくらいの希望すらなく、そうしたのがお好みな方にはなかなか見られない、貴重な1冊であるかも。
黒色のしっかりとした線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、お話ジャンルもあって画面は濃い目。
描き込みはちょうど良いくらいです。
細かいコマ割りながら枠間はしっかり確保されていて。
コマ内への収まりも良いため、イメージよりもガチャガチャとはしていません。
センセ独特のバランス感はあるものの、それ以外は乱れ・崩れもなく。
洗練された、迫力のある漫画に仕上がっていました。
背景や小物も良いので、雰囲気がまたお話を手助けしていますね。
(それがため、よりストーリーに引っ張られてしまうんですが)
縦長な人物絵で、鼻付近の描き方に特徴。
くりっとしたツリ目が可愛いです。
カラーでもそう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫。
あるいは、紹介帯のカット絵も同時に見ていただければ。
【 構成・絵柄 】
人との接触が得意でなかった「吉田咲」
進学と共に考えを改めて頑張った結果、見事入学式にデビューを果たしたのでした。
友人も増え、男子からも注目されるようになった「咲」
しかし、目立つようにはなったものの、もともと人付き合いに慣れていないままの彼女は、声をかけてきた男性とそのまま関係してしまい。
この過ちを切っ掛けに、自らの運命をも狂わせてしまうのでした。
ごく簡単にはそんなお話。
※ヒロイン特集2:ギャル化した「咲ちゃん」
残酷な運命に翻弄されてしまうヒロインを描いた、長編漫画。
えっち担当は「咲ちゃん」のみ。
次々に男性が変わるんですが、お話が進むにつれて彼女自身もタイトルそのまま大きく変化していくのが特徴。
そのため、単独ヒロインですが、お話に単調さは全くなく。
まさに怒涛な勢いで、ラストまで突っ走っておりました。
なんというか。
「パ」がつく犬の登場する、有名な世界名作劇場が霞んでしまうほどに悲劇的な展開です。
まー、周囲に集まった男性陣が、ことごとくカスばかりなんですね。
普通は誰かしら、どこかしらに、ある程度でも真っ当な人間がいそうなものなんですが…。
ラストも展開に見合うものなので、読後感は異常に悪いです。
影響を受けてしまいそうな方は、要注意。
ひでるさんもこうしたの苦手なので、なんだか全身が重たい感じです。
1話目冒頭での「咲ちゃん」はふちの太い黒眼鏡と三つ編みという、確かに地味目な娘さん。
周囲に対する心が表れているのか、口もへの字ですね。
そうした彼女が一念発起し、見事周囲の評価を一変させておりました。
ここまでは、ちょっとイイ話。
母親の対応も良かったと思います。
(※父親の反応にも注目)
ここで、中扉に描かれていた3名が同一人物だと分かるんですね。
凄い。
彼女が不幸だったのは、垢抜けた結果”目立つほどに可愛くなってしまった”こと。
下心もある野郎の「モデルさん?」はともかく、友人らの「良い家のお嬢様っぽい」はそう的外れではないと思います。
無論、鵜呑みにするべきではないですがね。
初ナンパされた彼女は、ここでも”頑張って”しまい。
結果として、そもそも名前すら知らなかった相手と関係してしまうのでした。
薬込みで。
女の子との付き合いはお金がかかる、という2話目。
いわゆる援交なんですが、ああした際は慣れた友達と一緒の方が良かったのでは。
ぐるぐる気を遣ってるので、あるいは自ら断ったのかなー。
「熊谷」と名乗る中年と会うこととなった「咲ちゃん」
さすが、札束はガッチリ持ってました。
それで誘われた彼女は、あれよあれよという間に…。
ああした際の「大丈夫だって」はアテになりません。
ただ、この時の行為がまた、次の展開となってしまうのでした。
前話オチから直接続くような3話目。
2話冒頭で話していた彼女らならば、うまく言いくるめたりするものなんでしょうか。
写真はある程度の証拠ではあるものの、中で何やってたかまでは分かんないですからね。
よく芸能人らが言い訳で使うように。
こうした際、どうにも対処を誤ってしまうのが「咲ちゃん」なのです。
アドベンチャーゲーム苦手そうね。
こちらの自宅シーンでは、久しぶりに眼鏡姿の「咲ちゃん」が見れます。
家だとそっちのが楽なのかな。
こちらのエピソードは、実は彼女にとって大きなターニングポイントというべき回でして。
ちらほらとした過ちあったものの、まだ平穏だった「咲ちゃん」の生活が大きく崩れてしまうのでした。
まさに”逃げ場なし”ですね。
詳細は伏せますが。
学校はともかく、家でのアレは重い。
漫画の流れというのはあるんでしょうが、普通「咲ちゃん」はああ言われず、守られるものだと思います。
多少すれ違いもあったようですが、それまでの言動を見る限りでは。
ここまで不幸になっても、まだ4話目です。
単行本の半分にも到達してないんですよ、コレが(笑)
ちょっと忘れてたかもしれませんが、1話目で知り合っていたナンパ男「ハヤト」と生活するようになっていた「咲ちゃん」
ある意味当然かもしれませんが、既に学校へも行ってません。
ここでも、また間違った方向に頑張ってしまう彼女。
えっちシーンもエロスというより、ややグロさある雰囲気になってます。
裏表紙のように、タトゥーが入り、黒髪でなくなってしまうのもこちらから。
えらい変貌っぶりですよ。
こうした関係の結果が…という5話目。
当然ですが、遅いくらい。
あるいは、漫画内の時間もそう経過はしていないようなので。
とっくにそうなっていたのを、今になってようやく認識したのかも。
「ハヤトくん」の対応はある意味期待通り。
こちらでは、金銭目的で2話目に顔を見せていた「熊谷」と連絡を取るんですが。
「今の咲ちゃんは自分で自分の価値を下げている……」
そうした台詞は、実に真っ当なもの。
あるいは…このおっちゃんとの付き合い続けてた方が、まだ幸せだったかも。
後半では「ハヤトくん」がよく入り浸っていた店にて、さらにトンデモな展開が待っていました。
これ大丈夫なの!?
ああした現実から、2ページ見開きの美しい場面に切り替わるところが実に印象的です。
ちらほら、芸能人が引っ掛かる事件見かけますが。
その瞬間だけは、ああした気分になるのでしょう。
こわい・こわい。
※ヒロイン特集3:最終形態の「咲ちゃん」
最終エピソードとなる6、7話目。
いままでも十分酷かったですが、さらに状況が悪化してます。
店の主人「小幡」がまたエグい。
まぁ、彼はああして商売しているんだろうからなぁ。
それを切っ掛けに「ハヤトくん」と分かれた「咲ちゃん」
どん底な光景となってました。
ここでやっとこ、考えを改めているんですが…時既に遅く。
ああ、読むの疲れる。
皆さんもお疲れさまでした。
あ、ロッカー前で声を掛けてきた面々に注目。
見覚えあるかな??
彼らもそのうち似たような運命になることを望みます。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「新堂エル」センセでした。
今回ので5冊目でしょうか。
こちらのブログでは「TSF物語」、「新堂エルの文化人類学」などを紹介しています。
今回、見知ったお名前だったので、反射的に手を伸ばしてしまいましたが。
ううむ、紹介帯の色々をしっかりチェックするべきでしたね。
これは辛い。
ある意味成年漫画ですか。
慣れないまま下手に読むと、世界観変わってしまいそうでした。
綺麗な↓表紙に誤って引っ張られないように(笑)
裏表紙が現実ですよ。
…あ、カバー裏の「撮影風景?」が温かく、なんだかコレで心落ち着いた気がします。
変身 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2016/6/1 [アダルト] 新堂 エル (著)
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 問題作、ハード
・構成 : 7話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: カバー裏にゲストページ、一部描き下ろし「4話」、
加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新堂エル(しんどう・える)」センセの「変身 emergence.」です。
※ヒロイン特集1:使用前・使用後の「咲ちゃん」
【 構成・絵柄 】
「内容が少々人を選ぶものになってしまいました」
とは、センセのあとがきでの言葉なのですが。
…いや。
全然”少々”ではないですね。
今回もまた、ある程度の耐性が必須だと思います。
特に何かしらで気分が沈んでいる方は、避けた方が無難。
かなり振り切れた描写があるので、エロいとかなんとかいうレベルではないですね。
少しづつ読んだところで、さして変わらないだろうから…。
とっとこ一気読みして、ぱーっと気分新たにした方がいいかもしれません。
紹介帯によると、
「雑誌掲載時に公開不可だった過激箇所も解禁した」
とかありました。
確かに、ちらほら問題になりそうな場面があります。
本気で読める耐性があるかどうか、自分自身で相談するのがいいと思います。
漫画は1冊まるまるの長編。
しっかりとした連続ストーリーで、主人公たるヒロインを中心に進んでおりました。
既に前述しているように、かなりハードでぶっ飛んだシーンが目白押しです。
気を付けて。
これをエロく見れる人は逆に凄いというくらい。
はっきり言って、お話にはカケラくらいの希望すらなく、そうしたのがお好みな方にはなかなか見られない、貴重な1冊であるかも。
黒色のしっかりとした線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、お話ジャンルもあって画面は濃い目。
描き込みはちょうど良いくらいです。
細かいコマ割りながら枠間はしっかり確保されていて。
コマ内への収まりも良いため、イメージよりもガチャガチャとはしていません。
センセ独特のバランス感はあるものの、それ以外は乱れ・崩れもなく。
洗練された、迫力のある漫画に仕上がっていました。
背景や小物も良いので、雰囲気がまたお話を手助けしていますね。
(それがため、よりストーリーに引っ張られてしまうんですが)
縦長な人物絵で、鼻付近の描き方に特徴。
くりっとしたツリ目が可愛いです。
カラーでもそう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫。
あるいは、紹介帯のカット絵も同時に見ていただければ。
【 構成・絵柄 】
人との接触が得意でなかった「吉田咲」
進学と共に考えを改めて頑張った結果、見事入学式にデビューを果たしたのでした。
友人も増え、男子からも注目されるようになった「咲」
しかし、目立つようにはなったものの、もともと人付き合いに慣れていないままの彼女は、声をかけてきた男性とそのまま関係してしまい。
この過ちを切っ掛けに、自らの運命をも狂わせてしまうのでした。
ごく簡単にはそんなお話。
※ヒロイン特集2:ギャル化した「咲ちゃん」
残酷な運命に翻弄されてしまうヒロインを描いた、長編漫画。
えっち担当は「咲ちゃん」のみ。
次々に男性が変わるんですが、お話が進むにつれて彼女自身もタイトルそのまま大きく変化していくのが特徴。
そのため、単独ヒロインですが、お話に単調さは全くなく。
まさに怒涛な勢いで、ラストまで突っ走っておりました。
なんというか。
「パ」がつく犬の登場する、有名な世界名作劇場が霞んでしまうほどに悲劇的な展開です。
まー、周囲に集まった男性陣が、ことごとくカスばかりなんですね。
普通は誰かしら、どこかしらに、ある程度でも真っ当な人間がいそうなものなんですが…。
ラストも展開に見合うものなので、読後感は異常に悪いです。
影響を受けてしまいそうな方は、要注意。
ひでるさんもこうしたの苦手なので、なんだか全身が重たい感じです。
1話目冒頭での「咲ちゃん」はふちの太い黒眼鏡と三つ編みという、確かに地味目な娘さん。
周囲に対する心が表れているのか、口もへの字ですね。
そうした彼女が一念発起し、見事周囲の評価を一変させておりました。
ここまでは、ちょっとイイ話。
母親の対応も良かったと思います。
(※父親の反応にも注目)
ここで、中扉に描かれていた3名が同一人物だと分かるんですね。
凄い。
彼女が不幸だったのは、垢抜けた結果”目立つほどに可愛くなってしまった”こと。
下心もある野郎の「モデルさん?」はともかく、友人らの「良い家のお嬢様っぽい」はそう的外れではないと思います。
無論、鵜呑みにするべきではないですがね。
初ナンパされた彼女は、ここでも”頑張って”しまい。
結果として、そもそも名前すら知らなかった相手と関係してしまうのでした。
薬込みで。
女の子との付き合いはお金がかかる、という2話目。
いわゆる援交なんですが、ああした際は慣れた友達と一緒の方が良かったのでは。
ぐるぐる気を遣ってるので、あるいは自ら断ったのかなー。
「熊谷」と名乗る中年と会うこととなった「咲ちゃん」
さすが、札束はガッチリ持ってました。
それで誘われた彼女は、あれよあれよという間に…。
ああした際の「大丈夫だって」はアテになりません。
ただ、この時の行為がまた、次の展開となってしまうのでした。
前話オチから直接続くような3話目。
2話冒頭で話していた彼女らならば、うまく言いくるめたりするものなんでしょうか。
写真はある程度の証拠ではあるものの、中で何やってたかまでは分かんないですからね。
よく芸能人らが言い訳で使うように。
こうした際、どうにも対処を誤ってしまうのが「咲ちゃん」なのです。
アドベンチャーゲーム苦手そうね。
こちらの自宅シーンでは、久しぶりに眼鏡姿の「咲ちゃん」が見れます。
家だとそっちのが楽なのかな。
こちらのエピソードは、実は彼女にとって大きなターニングポイントというべき回でして。
ちらほらとした過ちあったものの、まだ平穏だった「咲ちゃん」の生活が大きく崩れてしまうのでした。
まさに”逃げ場なし”ですね。
詳細は伏せますが。
学校はともかく、家でのアレは重い。
漫画の流れというのはあるんでしょうが、普通「咲ちゃん」はああ言われず、守られるものだと思います。
多少すれ違いもあったようですが、それまでの言動を見る限りでは。
ここまで不幸になっても、まだ4話目です。
単行本の半分にも到達してないんですよ、コレが(笑)
ちょっと忘れてたかもしれませんが、1話目で知り合っていたナンパ男「ハヤト」と生活するようになっていた「咲ちゃん」
ある意味当然かもしれませんが、既に学校へも行ってません。
ここでも、また間違った方向に頑張ってしまう彼女。
えっちシーンもエロスというより、ややグロさある雰囲気になってます。
裏表紙のように、タトゥーが入り、黒髪でなくなってしまうのもこちらから。
えらい変貌っぶりですよ。
こうした関係の結果が…という5話目。
当然ですが、遅いくらい。
あるいは、漫画内の時間もそう経過はしていないようなので。
とっくにそうなっていたのを、今になってようやく認識したのかも。
「ハヤトくん」の対応はある意味期待通り。
こちらでは、金銭目的で2話目に顔を見せていた「熊谷」と連絡を取るんですが。
「今の咲ちゃんは自分で自分の価値を下げている……」
そうした台詞は、実に真っ当なもの。
あるいは…このおっちゃんとの付き合い続けてた方が、まだ幸せだったかも。
後半では「ハヤトくん」がよく入り浸っていた店にて、さらにトンデモな展開が待っていました。
これ大丈夫なの!?
ああした現実から、2ページ見開きの美しい場面に切り替わるところが実に印象的です。
ちらほら、芸能人が引っ掛かる事件見かけますが。
その瞬間だけは、ああした気分になるのでしょう。
こわい・こわい。
※ヒロイン特集3:最終形態の「咲ちゃん」
最終エピソードとなる6、7話目。
いままでも十分酷かったですが、さらに状況が悪化してます。
店の主人「小幡」がまたエグい。
まぁ、彼はああして商売しているんだろうからなぁ。
それを切っ掛けに「ハヤトくん」と分かれた「咲ちゃん」
どん底な光景となってました。
ここでやっとこ、考えを改めているんですが…時既に遅く。
ああ、読むの疲れる。
皆さんもお疲れさまでした。
あ、ロッカー前で声を掛けてきた面々に注目。
見覚えあるかな??
彼らもそのうち似たような運命になることを望みます。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「新堂エル」センセでした。
今回ので5冊目でしょうか。
こちらのブログでは「TSF物語」、「新堂エルの文化人類学」などを紹介しています。
今回、見知ったお名前だったので、反射的に手を伸ばしてしまいましたが。
ううむ、紹介帯の色々をしっかりチェックするべきでしたね。
これは辛い。
ある意味成年漫画ですか。
慣れないまま下手に読むと、世界観変わってしまいそうでした。
綺麗な↓表紙に誤って引っ張られないように(笑)
裏表紙が現実ですよ。
…あ、カバー裏の「撮影風景?」が温かく、なんだかコレで心落ち着いた気がします。
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■KILLER QUEEN (紙魚丸)
★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] コメディー、サークル、ショートカット、眼鏡
・構成 : カラー(4P)、短編×12話(うち「女王シリーズ」×6)
・おまけ: あとがき・餃子レシピ、カバー裏にキャラクター設定資料、
描き下ろし「描き下ろしの女王」、カラーイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紙魚丸(しみまる)」センセの「KILLER QUEEN」です。
※女王シリーズ・ヒロインズ
【 構成・絵柄 】
収録は単行本の約半分あまりを占めるシリーズものと短編。
描き下ろし、冒頭のカラー原稿は2ページほどで、話数としては適度だと思います。
とあるサークルでの、Wヒロインな漫画がメイン中編。
各話完結で、繋がってはいるものの連続性のない、シチュエーション変化なタイプです。
ヒロイン複数で競い合うみたいなエピソード群。
短編も含めて、全体的にいわゆるラブコメみたいなドキドキ場面はなく。
コメディーちっくの、行き当たりばったりなえっち展開です。
ある程度ブラックさありつつも真っ黒ではなく。
複数ほかややハードなプレイもあったりしていて、ちょっと人は選んでしまうかも。
ただ、どちらもしつこくない、さっぱりとしたえっち話に仕上がっています。
あちこちお上手なので、楽しく読めるでしょう。
すっきりとした細線での作画。
全体の色づき、濃淡具合はちょうど良いです。
ややあっさり気味ですが、描き込みも同様。
コマ割りはだいたい基本的で、しっかり枠間も確保されていました。
非常に見易く、不足感ない仕上がりです。
やや大仰な気もありますが、漫画もお上手。
表情から動きまで優れていて、バランスも良好です。
特に引っ掛かるところはありません。
媚び過ぎない人物絵は縦長で、さっぱりとした印象。
お好きなのか、ショートカットの娘が多く。
漫画中でやってる事とは裏腹に、そう女性を強く前面にしたものではありません。
このあたりの感覚が、個性かつ楽しさに繋がっているように思いました。
また、そんな娘が大いに乱れるエロい光景が良いんですけどね。
カラーだと濃さあって、白黒画の良さがあまりでていません。
脳内にて線画に変換しての判断でどうぞ。
いちおう↓表紙が最も参考になるかも。
【 収録話 】 12話収録
004:「デコ・ハメ」 カラー原稿
中扉のカラーイラストからの2ページショート漫画。
まぁ、イラストのおまけ的な漫画でしょう。
007:「コップの中の女王」
027:「風呂の中の女王」
049:「自宅の中の女王」
061:「招かれざる女王」
081:「コスイベントの女王」
101:「描き下ろしの女王」 描き下ろし
大学生となった「藤代文子」が所属したのは、男子ばかりの漫画研究部もといテレビゲーム研究会でした。
それがため、唯一の女子部員である彼女は階層の頂点にいたんですが。
「畔上綾香(くろうえ・あやか)」の入部から、その地位が危ういものとなってしまったのでした。
ちらほら耳にするようになった、いわゆるサークルの姫を女子2人で争う連続話。
後に台詞であった、
「値下げ戦争の焼け野原」
という表現がまさにピッタリ。
先日読んだ「BOX!-パンドラデイズ-/佐伯」でも似たようなエピソードありましたが、そちらより砕けていて、コメディー的、成年漫画ちっくな仕上がりです。
後から来た「畔上さん」が名前そのまま黒々しいヒロインで、明らかに「藤代さん」を挑発していて。
彼女もまた、それに対抗してしまうんですね。
タイトルにもあるように、あの程度の狭い世界で…なんというか見苦しく。
正直なところ、あまり好みではありません。
揉めたりなんだりの漫画としては面白いんですけどね。
※左:藤代文子、右:畔上綾香
全ての切っ掛け「コップの中の女王」
コスプレの露出競争までは良かったんですが。
えっち同人誌の参考に~と、お口にしちゃう「畔上さん」がトリガーとなってました。
また、「藤代さん」がやや引いてた男子を無理矢理に引きずり込んでましたからねー。
冷静になったオチでの会話は、まさにその通りでしょう。
「風呂の中の女王」はサークルでの温泉合宿話。
ただ、前話で既にでえっちしているためか、こちらでも露天風呂で早速始めており。
AVの企画モノとか称されていました。
なお、策にはまったらしい、「藤代さん」は遅れて到着。
相変わらず「畔上さん」が黒いですね。
あーも自信満々な事を言い残していながら、ちゃっかり戻ってきてましたね。
普段どう考えて行動してたのか、彼女の主役回あっても面白かったかも。
初の「藤代さん」オンリーなお話「自宅の中の女王」
タイトル通りに舞台は「藤代さん」のアパート。
夏休み中、不意にサークルの男子「小林」が訪ねてきたのでした。
「小林くん」は1話目で回し飲みされてた、眼鏡の彼。
よくよく見ると、初体験ほか温泉回でも真っ先に手を出されていて。
いちおう、気に入られてはいるのかな。
単にえっち目的での訪問でしたが、2人のやり取りは近くてイイ感じでした。
まぁ、あのサークル在籍中はどうにもならないでしょうけど。
新キャラ「双葉リナ」が登場する「招かれざる女王」
興味ある、と訪ねてきていた「リナ」は漫画の話題も男子と合っており。
「藤代」・「畔上」の2人は危機感を持つのでした。
この2人は在籍してるものの、そっち知識はあまりないのね。
そんなんで楽しいのかなぁ。
真実を知って驚く「リナ」なんですが…面白いのでこの後の展開は詳細は伏せときます。
コスプレイベントに参加する、最終話「コスイベントの女王」
これが、↓表紙・裏表紙でのコスチューム。
帽子・学ランのほかは、サラシとローレグな下着のみ。
いいですね。
こちらの主人公視点は、サークルとまったく関係のない一般の男子。
2人が競うようにしていた、SNSを見ており、イベントに参加したというわけ。
イベントでも普段とまったく変わることなく、取り囲んでいた男子らとのえっち。
いちおう個室てに1人づつ対応していて、主人公の彼ともえっちする流れでした。
普段顔を合わせないこともあってか、素で喋っている「藤代さん」に注目ください。
2ページの描き下ろし「描き下ろしの女王」は相変わらずな2人を描いたショート。
…うーん、「畔上さん」、本当は「藤代さん」のこと好きなんではないかなぁ……。
103:「アナザーファイトクラブ」
ストリートファイトのメッカ”萩原ビル”
野良試合で相手がいなくなった格闘少女「草薙京子」は、ついにそちらへ足を踏み入れたのですが。
対戦相手「麻倉マキ」はいきなりえっち始めてしまい。
よくよく確認したところ、こちらは地上最強の雌を決めるKONOMANの会場”荻原ビル”だったのです。
勘違いに気付いた「京子」でしたが、負けず嫌いなため「マキ」の挑発にあっさり乗っかってしまうのでした。
いちおう初体験なのに、いいのかそんなんで。
ただ、勝負好きなのは「マキさん」も変わらず、後半では乗ってきた「京子」に対抗して危険なことをやってたりして。
「バカがっ!」付近のくだりが楽しい。
確かにそうだわね。
123:「仕事明けだから、しょうがない!」
アシスタント「佐伯」・「ゲル山」という2人に協力してもらい、単行本作業を完成させたエロマンガの先生「ハルコ」
解放感でいろいろぶっちゃけていた彼女は、溜まっていた性欲を爆発させるのでした。
単行本「JUNK LAND」に収録された「資料じゃ仕方ないね?」に続くシリーズもの。
一度は帰る姿を見せていた「佐伯くんく」がキチンといるのが楽しい。
複数えっちとなっていました。
確かに色々できたとは言え、3日はちと高すぎでは!?
143:「隣のサキュバス」
訪ねた来た「福村」さん。
曰く、「サッキュバスとしてザーメンを頂いて生活しているんですね」
とのことで…なんのかんのえっち仕掛けられてしまうのでした。
「じゃあそれで」
そうした発言を良くしていましたが、現実にサッキュバスかどうか、よく分からない「福村さん」
コレという能力も見せず、オチでのやり取りなども全然それっぽくないのですが。
ああした、否定を受け流すような発言は逆に本物っぽいかも。
いちおう角があり、それっぽい恰好ではありましたが。
まぁ、可愛い娘とえっちできて良かったねぇ。
ご近所さんなので、今後も関係続きそうでした。
159:「雨の日には」
エロ本の自販機が設置されている小屋。
監視カメラなどなく、その日は結構な雨で人気はなく。
そんな好条件だったので、受験勉強に疲れていた「明子」は自らの露出趣味を満たしていたところ。
そこに、男の子がやってきたのでした。
昔はちらほら見かけたものですが、このコンビニ乱立し、ネット社会となった今ではどうかなー。
旅行へ行った際に地方で見かけましたが、それも数年前のことなので。
さて、人気の無い条件が重なっているということは…購入する側にとっても都合良く。
鉢合わせするのは当然かも。
室内での独りプレイでは満足できず、全裸に雨合羽で周囲をうろついたりしていました。
確かに雨で気持ちいいかもしれませんね。
スイッチ入っていた彼女が自ら誘う流れ。
引き気味な彼が楽しい。
まぁ、実際あったらそんなんだろうなぁ。
※左:サッキュバス「福村さん」、右:「NOBさん」
181:「都合400ccの愛」
ネットでやり取りしている仲間の忘年会に参加した「ホンゾー」くん。
男性ばかりかと思われていた中、「NOB」さんは現実に女の子で。
おっさんらがド下ネタで盛り上がる中、彼女も会話に参加したんですが…という流れ。
何があったか、かなり自己評価の低い「NOBさん」
確かに洗練された派手さはないものの、ブスではないと思いますよ。
もっさりとした上着にショートパンツという組み合わせも、お似合いでした。
成年漫画なので流れはあーでしたが、オチに至るシーンなど、ちょっとイイ話。
…たぶん。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「紙魚丸」センセの最新刊でした。
これが4冊目くらい?
当ブログでは、「JUNK LAND」を紹介しています。
今回ですが。
はい、↓表紙に思いっきり釣り上げられてしまいました。
女の子の学ラン姿はいいですよね。
店頭では耳までには気付きませんでしたが、ちゃんとそんなエピソードもあって良かったです。
なお6月には、一般漫画「惰性67パーセント」の2巻も発売されるとのことでしたよ。
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] コメディー、サークル、ショートカット、眼鏡
・構成 : カラー(4P)、短編×12話(うち「女王シリーズ」×6)
・おまけ: あとがき・餃子レシピ、カバー裏にキャラクター設定資料、
描き下ろし「描き下ろしの女王」、カラーイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紙魚丸(しみまる)」センセの「KILLER QUEEN」です。
※女王シリーズ・ヒロインズ
【 構成・絵柄 】
収録は単行本の約半分あまりを占めるシリーズものと短編。
描き下ろし、冒頭のカラー原稿は2ページほどで、話数としては適度だと思います。
とあるサークルでの、Wヒロインな漫画がメイン中編。
各話完結で、繋がってはいるものの連続性のない、シチュエーション変化なタイプです。
ヒロイン複数で競い合うみたいなエピソード群。
短編も含めて、全体的にいわゆるラブコメみたいなドキドキ場面はなく。
コメディーちっくの、行き当たりばったりなえっち展開です。
ある程度ブラックさありつつも真っ黒ではなく。
複数ほかややハードなプレイもあったりしていて、ちょっと人は選んでしまうかも。
ただ、どちらもしつこくない、さっぱりとしたえっち話に仕上がっています。
あちこちお上手なので、楽しく読めるでしょう。
すっきりとした細線での作画。
全体の色づき、濃淡具合はちょうど良いです。
ややあっさり気味ですが、描き込みも同様。
コマ割りはだいたい基本的で、しっかり枠間も確保されていました。
非常に見易く、不足感ない仕上がりです。
やや大仰な気もありますが、漫画もお上手。
表情から動きまで優れていて、バランスも良好です。
特に引っ掛かるところはありません。
媚び過ぎない人物絵は縦長で、さっぱりとした印象。
お好きなのか、ショートカットの娘が多く。
漫画中でやってる事とは裏腹に、そう女性を強く前面にしたものではありません。
このあたりの感覚が、個性かつ楽しさに繋がっているように思いました。
また、そんな娘が大いに乱れるエロい光景が良いんですけどね。
カラーだと濃さあって、白黒画の良さがあまりでていません。
脳内にて線画に変換しての判断でどうぞ。
いちおう↓表紙が最も参考になるかも。
【 収録話 】 12話収録
004:「デコ・ハメ」 カラー原稿
中扉のカラーイラストからの2ページショート漫画。
まぁ、イラストのおまけ的な漫画でしょう。
007:「コップの中の女王」
027:「風呂の中の女王」
049:「自宅の中の女王」
061:「招かれざる女王」
081:「コスイベントの女王」
101:「描き下ろしの女王」 描き下ろし
大学生となった「藤代文子」が所属したのは、男子ばかりの漫画研究部もといテレビゲーム研究会でした。
それがため、唯一の女子部員である彼女は階層の頂点にいたんですが。
「畔上綾香(くろうえ・あやか)」の入部から、その地位が危ういものとなってしまったのでした。
ちらほら耳にするようになった、いわゆるサークルの姫を女子2人で争う連続話。
後に台詞であった、
「値下げ戦争の焼け野原」
という表現がまさにピッタリ。
先日読んだ「BOX!-パンドラデイズ-/佐伯」でも似たようなエピソードありましたが、そちらより砕けていて、コメディー的、成年漫画ちっくな仕上がりです。
後から来た「畔上さん」が名前そのまま黒々しいヒロインで、明らかに「藤代さん」を挑発していて。
彼女もまた、それに対抗してしまうんですね。
タイトルにもあるように、あの程度の狭い世界で…なんというか見苦しく。
正直なところ、あまり好みではありません。
揉めたりなんだりの漫画としては面白いんですけどね。
※左:藤代文子、右:畔上綾香
全ての切っ掛け「コップの中の女王」
コスプレの露出競争までは良かったんですが。
えっち同人誌の参考に~と、お口にしちゃう「畔上さん」がトリガーとなってました。
また、「藤代さん」がやや引いてた男子を無理矢理に引きずり込んでましたからねー。
冷静になったオチでの会話は、まさにその通りでしょう。
「風呂の中の女王」はサークルでの温泉合宿話。
ただ、前話で既にでえっちしているためか、こちらでも露天風呂で早速始めており。
AVの企画モノとか称されていました。
なお、策にはまったらしい、「藤代さん」は遅れて到着。
相変わらず「畔上さん」が黒いですね。
あーも自信満々な事を言い残していながら、ちゃっかり戻ってきてましたね。
普段どう考えて行動してたのか、彼女の主役回あっても面白かったかも。
初の「藤代さん」オンリーなお話「自宅の中の女王」
タイトル通りに舞台は「藤代さん」のアパート。
夏休み中、不意にサークルの男子「小林」が訪ねてきたのでした。
「小林くん」は1話目で回し飲みされてた、眼鏡の彼。
よくよく見ると、初体験ほか温泉回でも真っ先に手を出されていて。
いちおう、気に入られてはいるのかな。
単にえっち目的での訪問でしたが、2人のやり取りは近くてイイ感じでした。
まぁ、あのサークル在籍中はどうにもならないでしょうけど。
新キャラ「双葉リナ」が登場する「招かれざる女王」
興味ある、と訪ねてきていた「リナ」は漫画の話題も男子と合っており。
「藤代」・「畔上」の2人は危機感を持つのでした。
この2人は在籍してるものの、そっち知識はあまりないのね。
そんなんで楽しいのかなぁ。
真実を知って驚く「リナ」なんですが…面白いのでこの後の展開は詳細は伏せときます。
コスプレイベントに参加する、最終話「コスイベントの女王」
これが、↓表紙・裏表紙でのコスチューム。
帽子・学ランのほかは、サラシとローレグな下着のみ。
いいですね。
こちらの主人公視点は、サークルとまったく関係のない一般の男子。
2人が競うようにしていた、SNSを見ており、イベントに参加したというわけ。
イベントでも普段とまったく変わることなく、取り囲んでいた男子らとのえっち。
いちおう個室てに1人づつ対応していて、主人公の彼ともえっちする流れでした。
普段顔を合わせないこともあってか、素で喋っている「藤代さん」に注目ください。
2ページの描き下ろし「描き下ろしの女王」は相変わらずな2人を描いたショート。
…うーん、「畔上さん」、本当は「藤代さん」のこと好きなんではないかなぁ……。
103:「アナザーファイトクラブ」
ストリートファイトのメッカ”萩原ビル”
野良試合で相手がいなくなった格闘少女「草薙京子」は、ついにそちらへ足を踏み入れたのですが。
対戦相手「麻倉マキ」はいきなりえっち始めてしまい。
よくよく確認したところ、こちらは地上最強の雌を決めるKONOMANの会場”荻原ビル”だったのです。
勘違いに気付いた「京子」でしたが、負けず嫌いなため「マキ」の挑発にあっさり乗っかってしまうのでした。
いちおう初体験なのに、いいのかそんなんで。
ただ、勝負好きなのは「マキさん」も変わらず、後半では乗ってきた「京子」に対抗して危険なことをやってたりして。
「バカがっ!」付近のくだりが楽しい。
確かにそうだわね。
123:「仕事明けだから、しょうがない!」
アシスタント「佐伯」・「ゲル山」という2人に協力してもらい、単行本作業を完成させたエロマンガの先生「ハルコ」
解放感でいろいろぶっちゃけていた彼女は、溜まっていた性欲を爆発させるのでした。
単行本「JUNK LAND」に収録された「資料じゃ仕方ないね?」に続くシリーズもの。
一度は帰る姿を見せていた「佐伯くんく」がキチンといるのが楽しい。
複数えっちとなっていました。
確かに色々できたとは言え、3日はちと高すぎでは!?
143:「隣のサキュバス」
訪ねた来た「福村」さん。
曰く、「サッキュバスとしてザーメンを頂いて生活しているんですね」
とのことで…なんのかんのえっち仕掛けられてしまうのでした。
「じゃあそれで」
そうした発言を良くしていましたが、現実にサッキュバスかどうか、よく分からない「福村さん」
コレという能力も見せず、オチでのやり取りなども全然それっぽくないのですが。
ああした、否定を受け流すような発言は逆に本物っぽいかも。
いちおう角があり、それっぽい恰好ではありましたが。
まぁ、可愛い娘とえっちできて良かったねぇ。
ご近所さんなので、今後も関係続きそうでした。
159:「雨の日には」
エロ本の自販機が設置されている小屋。
監視カメラなどなく、その日は結構な雨で人気はなく。
そんな好条件だったので、受験勉強に疲れていた「明子」は自らの露出趣味を満たしていたところ。
そこに、男の子がやってきたのでした。
昔はちらほら見かけたものですが、このコンビニ乱立し、ネット社会となった今ではどうかなー。
旅行へ行った際に地方で見かけましたが、それも数年前のことなので。
さて、人気の無い条件が重なっているということは…購入する側にとっても都合良く。
鉢合わせするのは当然かも。
室内での独りプレイでは満足できず、全裸に雨合羽で周囲をうろついたりしていました。
確かに雨で気持ちいいかもしれませんね。
スイッチ入っていた彼女が自ら誘う流れ。
引き気味な彼が楽しい。
まぁ、実際あったらそんなんだろうなぁ。
※左:サッキュバス「福村さん」、右:「NOBさん」
181:「都合400ccの愛」
ネットでやり取りしている仲間の忘年会に参加した「ホンゾー」くん。
男性ばかりかと思われていた中、「NOB」さんは現実に女の子で。
おっさんらがド下ネタで盛り上がる中、彼女も会話に参加したんですが…という流れ。
何があったか、かなり自己評価の低い「NOBさん」
確かに洗練された派手さはないものの、ブスではないと思いますよ。
もっさりとした上着にショートパンツという組み合わせも、お似合いでした。
成年漫画なので流れはあーでしたが、オチに至るシーンなど、ちょっとイイ話。
…たぶん。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「紙魚丸」センセの最新刊でした。
これが4冊目くらい?
当ブログでは、「JUNK LAND」を紹介しています。
今回ですが。
はい、↓表紙に思いっきり釣り上げられてしまいました。
女の子の学ラン姿はいいですよね。
店頭では耳までには気付きませんでしたが、ちゃんとそんなエピソードもあって良かったです。
なお6月には、一般漫画「惰性67パーセント」の2巻も発売されるとのことでしたよ。
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■猫なカノジョと犬の僕 (けろりん)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] ラブコメ、お姉さん、巨乳
・構成 : 短編×8話収録(うち「三崎京子シリーズ」×2、
「かわいい。シリーズ」×2、「大津道子シリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、作品解説・ラフ絵、カバー裏に別絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「けろりん」センセの「猫なカノジョと犬の僕」です。
※倉見綾子
【 構成・絵柄 】
収録は2話程度の連続ものと短編。
連続話は、おおむね前後編みたいな感じ。
3本のうち2つは、メインとなるヒロインも変化しています。
ジャンルはだいたいラブコメもの。
ただし、短編の2話はちょっと雰囲気異なっていて。
収録のうち1話は、結構なブラック漫画でした。
ただし、いちおうほとんどのエピソードは楽しく仕上がっており。
お話も深さのある、読めるものが揃っています。
漫画は一般系ですが、普通に直接行為も描かれるもの。
ただし、毎回直接シーンある訳ではないので、そちらも注意ください。
(※近い場面はありますが)
やわらか線での作画。
描き込みは過不足なく、見やすいもの。
全体の色づきもちょうど良く、デジタルな濃淡具合。
コマ割りはそう変化なく、比較的枠間は確保されています。
丁寧でかつ洗練された原稿で、賑やかでもキッチリまとまっていました。
配置など細かな点ほか、表情にアクション絵。
背景・小物などなど適度なバランス感覚があります。
決して強すぎず、かと言って手抜きさなく、漫画のお上手な方。
テンポ良く進み、お話世界に没頭できるでしょう。
人物は縦長ながらふっくら感もあり、鼻筋しっかりとした鼻、ぽてっとした唇が特徴。
お姉さん絵ですね。
ちょっと癖はあるものの、特にマイナス要素はありません。
↓表紙などカラーでもほぼ変化ないので、判断はそちらで良いでしょう。
【 収録話 】 8話収録
003:「そんなこといえない」
025:「サイレント スノー ストリーム」
「大津」と「三崎京子」は中学からの腐れ縁。
高校から大学まで同じでした。
高校時代で派手になった彼女とは、特に親しくもなかったんですが。
故あって、彼女の友人「長沢」のアドレスを聞くべく久しぶりに声を掛けたところ…。
交換条件として、
「じゃあ、いっぺんヤラして?」
彼女からそんな事を言われたのでした。
眼鏡の地味な男子と、ソバージュで派手な女子というカップルです。
そもそも彼女の出した条件がえっちだったので、お話はスムーズに展開していました。
ああした外見とは裏腹に、「京子さん」はだいぶ可愛らしいところがあり。
漫画のセオリーを忠実に再現してくれていました。
オチを見る限り、「長沢さん」はわざとああした発言したのかな。
なお、漫画後のページでは、学生時代の「京子さん」が描かれていて。
お話中にあった、”そっぽ向いてる”、”こっち向いてる”がページで連続していたので、ペラペラとめくることによって”「大津くん」の疑似体験”ができるようになってます。
※左:三崎京子(と「長沢さん」)、右:美丘さん
大雪で電車が止まってしまったので。
「大津くん」のアパートに泊まることを考えた「京子さん」でしたが。
帰宅困難となっていた「長沢さん」もおまけで付いてきていたところ。
同じアパートだった「堀之内」もやってきたのです。
…と、そんな感じで、狭い空間に男女4名が集合する「サイレント スノー ストリーム」
何かを察した「長沢さん」が、コタツめくるくだりが好き。
”自分の汚れっぷりが嫌になっちゃうな”
とかありましたが、その通り。
この「京子さん」というキャラは、素が描かれるごとに可愛らしくなってきますねー。
いいなぁ。
一方、外観とは裏腹に穢れた大人な「長沢さん」
気を遣って、彼女狙いであった「堀之内くん」を連れて彼の部屋に向かうのです。
前話も女性からのお誘いでしたが、こちらも同様。
ただし、
「堀之内くんが心配なんだよね…」
発言そのまま、という感じの展開でした。
ううむ、肉食系ですね。
チャラい感じだった彼が、防戦一方になっているのが意外。
告白もばっさり斬り捨てられていました。
お気の毒。
047:「海へ行くつもりじゃなかった」
妹を駅まで送り届けた「朝野静二」
昔馴染みの懐かしい顔、「美丘佐知子」に再会したんですが。
声を掛けられた彼女は、なぜかぽろぽろと泣き出してしまったのでした。
後半で驚くべき事実が判明する、ドキドキ話。
ちらほら違和感が伺える前半~中盤部分を見逃さぬように。
…なーんて、ファンタジーな事がそう簡単に起こったりはしないんですけどね。
爽やかな良いオチでした。
カバー裏はこちらの駅舎です。
ひでるさん地元駅もあんなんでしたよ。
069:「ねこかわいい。」
089:「いぬかわいい。」
お隣の3つ年上な幼馴染み「倉見綾子」
久しぶりに浪人生「宮山芳信」を訪ねて来た彼女は、猫を飼わないかともちかけてきたのですが。
色々な感情が渦巻いていた彼は、
「じゃあ、おっぱい触らせて」
そんな交換条件をだしたのです。
ごく簡単にはそんな導入部。
リア充、ビッチと「芳信くん」に陰口言われていた「綾子さん」は、確かに派手目な女性。
まぁ彼女は年上だし、彼は浪人中だし…差をつけらてる、って考えになるのは自然か。
立場・年齢どちらも微妙な時期ですから、扱い難しいわね。
告白とは全然違うものの、素直に言った台詞が凄い。
まぁ、切っ掛けとしてはアリかなぁ。
彼女のが年上だし。
2人と同じく、親しくなっていく犬「ポポ山」さん・猫「ペペ」さん(命名はオチ前)にも注目。
特に犬「ポポ山さん」は直接行為に発展する、合間部分で見事な橋渡し役をしていました。
犬ならでは、ですわね。
「いぬかわいい。」はその続編。
双方で1エピソードという雰囲気で、前後編的な漫画ですね。
えっちはしたものの、あちこち曖昧なままの2人。
”そういうのいったことない”
どちらもそんなんですが、真逆な理由が楽しい。
まぁ、「芳信くん」が言うべきですよ。ええ。
後半での言葉運びは、最悪でしたけどねー。
気になってるのは分かるけど、まずそっちじゃないでしょ。
最中とか犬「ポポ山さん」が目立っているんですが。
こちらでは、猫「ペペさん」が重要な役回りとなっていました。
あれがなければ、もしかしたら2人そのまま終わっていたかもしれませんね。
111:「All is Fool of Love」
就職が決まった義姉「ミチコ」
家を出ることとなった彼女に、「マサフミ」は…という流れ。
”好きなひとのしあわせなんて願わない。成就など望まない。深みに嵌って堕ちていけばいい”
そうした、どこか引っ掛かる冒頭のモノローグそのまま、ブラック色なエピソード。
実はもう1人、この漫画には眼鏡のヒロインが登場しているんですが、それを言ってるのがその彼女でした。
ううむ、ひねくれてるなぁ。
義姉「ミチコさん」に対する想いは、これまでしっかり抑えてきたようで。
突然の「マサフミくん」の行動に狼狽える、たっぷりな背徳感ありました。
たぶん…収録では、もっとも濃いエロス度合いだったと思います。
成年漫画でこうしたのはよくある流れなんですが。
こちらのオチは現実的。
とりあえず、収録のラスト漫画でなかったのは幸いでしょう。
読後感重くなっちゃうよ。
※左:義姉「ミチコ」、右:主任さん
133:「素直になれなくて」
153:「みんなあなたのせいよ。」
経理に通訳、社長秘書までこなす主任さん。
そんな彼女を尊敬し、また憬れていた「扇田」くんでしたが。
彼女は結構な巨乳であり、つい胸ばかり見てしまうこともあって、あまり良いイメージを持たれていないようだったのです。
そんなんを聞かされていた同僚「大津道子」
酔っぱらった彼のスマホを拝借し、ちょっとした悪戯をしたのでした。
収録では唯一のオフィス系ラブコメ。
2話の連続なんですが、実はまるまる「大津道子さん」のエピソード、という感じです。
「素直になれなくて」は、いちおう主任さんと「扇田くん」のカップルがメイン。
あのまま放置されていれば、ほぼ間違いなく関係は進展しなかったと思いますが。
仕事・恋愛で水をあけられていた「大津さん」が、つい余計なことをしてしまうのは面白い。
また、それを切っ掛けに2人がくっついてしまうというのが、また(笑)
確かにメールは低俗な文面なのですが。
ちょうど主任さんも年齢や想いなどに悩んでいた最中だったので、良い切っ掛けになっちゃったかもしれませんね。
見る限り、どうやら主任さんの趣味嗜好とも合致していたようでしたが。
続く「みんなあなたのせいよ。」は、「大津さん」の主役回。
もやもやしたまま夜の職場に戻ってきたところ、真っ最中な2人と鉢合わせてしまったのでした。
うっかり前回キューピット役となってしまった彼女。
確かに言動”おもしれー”女性ですね。
この場面では、清掃業者の「高梨」もいたのですが。
1人でなかったのは幸い。
彼女にも明るい兆しが見え、よかった・よかった。
なお、収録冒頭話と同じく「大津」って苗字でしたが。
特に関係はないみたい。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度おなじみ「けろりん」センセでした。
いや、やっぱり巧い方の漫画は一味違う。
ぱっと漫画に引き込んでくれるので、なんというか”読んでる感”がないんですよね。
今回は繋がりない短編集でしたが、そんなんまっったく気になりません。
面白かったです。
…あ、あとがきによると、こちらで8冊目。
当ブログでは「幸福荘の優しい恋人」、「愛だ恋だのいってないで」、「ピンクトラッシュ」、「ラブフール」、「キャットウォーク」などを紹介しています。
最近はリリース早くて嬉しいです。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] ラブコメ、お姉さん、巨乳
・構成 : 短編×8話収録(うち「三崎京子シリーズ」×2、
「かわいい。シリーズ」×2、「大津道子シリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、作品解説・ラフ絵、カバー裏に別絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「けろりん」センセの「猫なカノジョと犬の僕」です。
※倉見綾子
【 構成・絵柄 】
収録は2話程度の連続ものと短編。
連続話は、おおむね前後編みたいな感じ。
3本のうち2つは、メインとなるヒロインも変化しています。
ジャンルはだいたいラブコメもの。
ただし、短編の2話はちょっと雰囲気異なっていて。
収録のうち1話は、結構なブラック漫画でした。
ただし、いちおうほとんどのエピソードは楽しく仕上がっており。
お話も深さのある、読めるものが揃っています。
漫画は一般系ですが、普通に直接行為も描かれるもの。
ただし、毎回直接シーンある訳ではないので、そちらも注意ください。
(※近い場面はありますが)
やわらか線での作画。
描き込みは過不足なく、見やすいもの。
全体の色づきもちょうど良く、デジタルな濃淡具合。
コマ割りはそう変化なく、比較的枠間は確保されています。
丁寧でかつ洗練された原稿で、賑やかでもキッチリまとまっていました。
配置など細かな点ほか、表情にアクション絵。
背景・小物などなど適度なバランス感覚があります。
決して強すぎず、かと言って手抜きさなく、漫画のお上手な方。
テンポ良く進み、お話世界に没頭できるでしょう。
人物は縦長ながらふっくら感もあり、鼻筋しっかりとした鼻、ぽてっとした唇が特徴。
お姉さん絵ですね。
ちょっと癖はあるものの、特にマイナス要素はありません。
↓表紙などカラーでもほぼ変化ないので、判断はそちらで良いでしょう。
【 収録話 】 8話収録
003:「そんなこといえない」
025:「サイレント スノー ストリーム」
「大津」と「三崎京子」は中学からの腐れ縁。
高校から大学まで同じでした。
高校時代で派手になった彼女とは、特に親しくもなかったんですが。
故あって、彼女の友人「長沢」のアドレスを聞くべく久しぶりに声を掛けたところ…。
交換条件として、
「じゃあ、いっぺんヤラして?」
彼女からそんな事を言われたのでした。
眼鏡の地味な男子と、ソバージュで派手な女子というカップルです。
そもそも彼女の出した条件がえっちだったので、お話はスムーズに展開していました。
ああした外見とは裏腹に、「京子さん」はだいぶ可愛らしいところがあり。
漫画のセオリーを忠実に再現してくれていました。
オチを見る限り、「長沢さん」はわざとああした発言したのかな。
なお、漫画後のページでは、学生時代の「京子さん」が描かれていて。
お話中にあった、”そっぽ向いてる”、”こっち向いてる”がページで連続していたので、ペラペラとめくることによって”「大津くん」の疑似体験”ができるようになってます。
※左:三崎京子(と「長沢さん」)、右:美丘さん
大雪で電車が止まってしまったので。
「大津くん」のアパートに泊まることを考えた「京子さん」でしたが。
帰宅困難となっていた「長沢さん」もおまけで付いてきていたところ。
同じアパートだった「堀之内」もやってきたのです。
…と、そんな感じで、狭い空間に男女4名が集合する「サイレント スノー ストリーム」
何かを察した「長沢さん」が、コタツめくるくだりが好き。
”自分の汚れっぷりが嫌になっちゃうな”
とかありましたが、その通り。
この「京子さん」というキャラは、素が描かれるごとに可愛らしくなってきますねー。
いいなぁ。
一方、外観とは裏腹に穢れた大人な「長沢さん」
気を遣って、彼女狙いであった「堀之内くん」を連れて彼の部屋に向かうのです。
前話も女性からのお誘いでしたが、こちらも同様。
ただし、
「堀之内くんが心配なんだよね…」
発言そのまま、という感じの展開でした。
ううむ、肉食系ですね。
チャラい感じだった彼が、防戦一方になっているのが意外。
告白もばっさり斬り捨てられていました。
お気の毒。
047:「海へ行くつもりじゃなかった」
妹を駅まで送り届けた「朝野静二」
昔馴染みの懐かしい顔、「美丘佐知子」に再会したんですが。
声を掛けられた彼女は、なぜかぽろぽろと泣き出してしまったのでした。
後半で驚くべき事実が判明する、ドキドキ話。
ちらほら違和感が伺える前半~中盤部分を見逃さぬように。
…なーんて、ファンタジーな事がそう簡単に起こったりはしないんですけどね。
爽やかな良いオチでした。
カバー裏はこちらの駅舎です。
ひでるさん地元駅もあんなんでしたよ。
069:「ねこかわいい。」
089:「いぬかわいい。」
お隣の3つ年上な幼馴染み「倉見綾子」
久しぶりに浪人生「宮山芳信」を訪ねて来た彼女は、猫を飼わないかともちかけてきたのですが。
色々な感情が渦巻いていた彼は、
「じゃあ、おっぱい触らせて」
そんな交換条件をだしたのです。
ごく簡単にはそんな導入部。
リア充、ビッチと「芳信くん」に陰口言われていた「綾子さん」は、確かに派手目な女性。
まぁ彼女は年上だし、彼は浪人中だし…差をつけらてる、って考えになるのは自然か。
立場・年齢どちらも微妙な時期ですから、扱い難しいわね。
告白とは全然違うものの、素直に言った台詞が凄い。
まぁ、切っ掛けとしてはアリかなぁ。
彼女のが年上だし。
2人と同じく、親しくなっていく犬「ポポ山」さん・猫「ペペ」さん(命名はオチ前)にも注目。
特に犬「ポポ山さん」は直接行為に発展する、合間部分で見事な橋渡し役をしていました。
犬ならでは、ですわね。
「いぬかわいい。」はその続編。
双方で1エピソードという雰囲気で、前後編的な漫画ですね。
えっちはしたものの、あちこち曖昧なままの2人。
”そういうのいったことない”
どちらもそんなんですが、真逆な理由が楽しい。
まぁ、「芳信くん」が言うべきですよ。ええ。
後半での言葉運びは、最悪でしたけどねー。
気になってるのは分かるけど、まずそっちじゃないでしょ。
最中とか犬「ポポ山さん」が目立っているんですが。
こちらでは、猫「ペペさん」が重要な役回りとなっていました。
あれがなければ、もしかしたら2人そのまま終わっていたかもしれませんね。
111:「All is Fool of Love」
就職が決まった義姉「ミチコ」
家を出ることとなった彼女に、「マサフミ」は…という流れ。
”好きなひとのしあわせなんて願わない。成就など望まない。深みに嵌って堕ちていけばいい”
そうした、どこか引っ掛かる冒頭のモノローグそのまま、ブラック色なエピソード。
実はもう1人、この漫画には眼鏡のヒロインが登場しているんですが、それを言ってるのがその彼女でした。
ううむ、ひねくれてるなぁ。
義姉「ミチコさん」に対する想いは、これまでしっかり抑えてきたようで。
突然の「マサフミくん」の行動に狼狽える、たっぷりな背徳感ありました。
たぶん…収録では、もっとも濃いエロス度合いだったと思います。
成年漫画でこうしたのはよくある流れなんですが。
こちらのオチは現実的。
とりあえず、収録のラスト漫画でなかったのは幸いでしょう。
読後感重くなっちゃうよ。
※左:義姉「ミチコ」、右:主任さん
133:「素直になれなくて」
153:「みんなあなたのせいよ。」
経理に通訳、社長秘書までこなす主任さん。
そんな彼女を尊敬し、また憬れていた「扇田」くんでしたが。
彼女は結構な巨乳であり、つい胸ばかり見てしまうこともあって、あまり良いイメージを持たれていないようだったのです。
そんなんを聞かされていた同僚「大津道子」
酔っぱらった彼のスマホを拝借し、ちょっとした悪戯をしたのでした。
収録では唯一のオフィス系ラブコメ。
2話の連続なんですが、実はまるまる「大津道子さん」のエピソード、という感じです。
「素直になれなくて」は、いちおう主任さんと「扇田くん」のカップルがメイン。
あのまま放置されていれば、ほぼ間違いなく関係は進展しなかったと思いますが。
仕事・恋愛で水をあけられていた「大津さん」が、つい余計なことをしてしまうのは面白い。
また、それを切っ掛けに2人がくっついてしまうというのが、また(笑)
確かにメールは低俗な文面なのですが。
ちょうど主任さんも年齢や想いなどに悩んでいた最中だったので、良い切っ掛けになっちゃったかもしれませんね。
見る限り、どうやら主任さんの趣味嗜好とも合致していたようでしたが。
続く「みんなあなたのせいよ。」は、「大津さん」の主役回。
もやもやしたまま夜の職場に戻ってきたところ、真っ最中な2人と鉢合わせてしまったのでした。
うっかり前回キューピット役となってしまった彼女。
確かに言動”おもしれー”女性ですね。
この場面では、清掃業者の「高梨」もいたのですが。
1人でなかったのは幸い。
彼女にも明るい兆しが見え、よかった・よかった。
なお、収録冒頭話と同じく「大津」って苗字でしたが。
特に関係はないみたい。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度おなじみ「けろりん」センセでした。
いや、やっぱり巧い方の漫画は一味違う。
ぱっと漫画に引き込んでくれるので、なんというか”読んでる感”がないんですよね。
今回は繋がりない短編集でしたが、そんなんまっったく気になりません。
面白かったです。
…あ、あとがきによると、こちらで8冊目。
当ブログでは「幸福荘の優しい恋人」、「愛だ恋だのいってないで」、「ピンクトラッシュ」、「ラブフール」、「キャットウォーク」などを紹介しています。
最近はリリース早くて嬉しいです。
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