■初エッチは妹でした (潮風サンゴ)
★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 妹、近親、ラブコメ
・構成 : 初単行本、短編×5話収録(うち「妹と彼女」×3)
・おまけ: あとがき、イラスト、カバー裏に作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「潮風サンゴ(しおかぜ・さんご)」センセの「初エッチは妹でした」です。
※ミサト・アキ
【 構成・絵柄 】
収録は5話で、うち3話がメインの連続話。
↓表紙・裏表紙・中扉など、カラー部分は全てそちら。
いちおうWヒロインではあるものの、キッチリ妹さんが確保しておりました。
表題がそんなんですからね。
その他短編も含め、妹ヒロインでまとまった1冊。
近親モノですが、深刻な事態にはならず。
かと言って決して軽い仕上がりではありません。
ラブい要素など成年漫画的でありつつも、違和感なく仕上げておりました。
お話のお上手な方だと思います。
強くしっかりとした線での作画。
描き込みはコテコテとはしていません。
全体の色づきはそこそこでも黒色が強く目立ち、全体では濃いめな印象です。
よくはみ出していたものの、中くらいのコマ割りで枠間はちゃんと確保されており。
大き目キャラでパンチある仕上がりです。
ごっちゃりし過ぎず、濃い色な原稿をある程度中和していました。
人物絵は広めな輪郭と横長な目、独特な鼻・口が特徴。
可愛らしいものの気持ち縦長で、そうロリロリとはしていません。
そこそこコメディー崩しもありました。
だいたい↓表紙そのまま、多少センセ独特のバランス感があり。
そこが許容できるかどうか。ポイントになると思います。
判断については、裏表紙のカット絵がオススメです。
あらすじも書かれ、親切なつくりとなってます。
【 収録話 】 5話収録
005:「妹と彼女」 3話
彼女「松田アキ」と付き合いだして半年という主人公。
そろそろ関係を進めたいと考えるものの、まだ未経験であり。
なかなか言い出せずにいた頃、独りえっちの現場を妹「ミサト」に目撃されてしまったのです。
どうにも気まずい状況でしたが、彼女は意外な行動をみせたのでした。
だいたいそんな感じ。
妹との近親モノです。
いちおう、お兄ちゃんの本命は付き合う彼女「アキさん」ではあるんですが。
好きな相手がためか、まだ関係できておらず。
ああした場面を押さえられ、その上で誘ってきた妹と進展してしまう流れ。
まぁ、彼女とはまだ完全に打ち解けられていないんでしょうねー。
あちこちの言動を見てみると、彼はかなりのお人好し。
そうした性格がため、都合の良い、安楽な方へズブズブとハマってしまったのでしょう。
もっと酷い終わり方でもおかしくないくらいでした。
※左:妹「ミサト」、右:彼女「松田アキ」
1話目は妹「ミサトちゃん」とのえっち。
冒頭でのえっちはすでに何回目かのものでした。
彼女もわざと焦らしてみたりするなど、だいぶ慣れた様子。
後半には、切っ掛けとなるシーンが描かれていたんですが…成年漫画なので、単独プレイが目撃されるのはお約束。
その行為自体はいいとして、あの部屋は…さすがにどうかと思いますが。
せめてPCの中だけにしといてください。
(外すのも大変でしょうし)
「ミサトちゃん」の行動は、ちょっと唐突に感じるかもしれませんが、ここは後にて。
ただ、どうにも恥ずかしい状況下で、彼女がああしてくれたのはお兄ちゃんにとっては結構な救いですわね。
2話目は彼女「アキさん」とのえっち。
念願かなって、おめでとう!というところなんですが。
「まったく!しょうもない話ですよ!」
とかなんとか、最中にも関わらずなんとも不機嫌な彼女。
その訳は…ということで、数時間前の回想に。
まず、あれだけ用意周到だった彼が、油断ですね。
そんな直接的なものを目立つ場所に、とか思いましたが。
逆に経験値積んだので、間接的に誘ったのかとも勘ぐってしまいました。(←そしたら箱のままは置かないか)
ここは「アキさん」視点で、どぎまぎする可愛らしい様が見えます。
いい娘さんじゃない。
ただし、ここから間違いが。
詳細は伏せますが、1つめはお兄ちゃん、もう1つは「アキさん」でしょう。
まず彼は、何があってもそんなん言うべきではなく。
…というか、素直に告げる方が、よほど非常識。
彼女の言ってる事は全然分かるんですが…こちらも、わざわざ言うべきではなかったのでは。
えっち後でどちらも気持ち高ぶってたから、難しい場面ではあるかな。
そんな訳で最終話。
ポイントは彼女「アキさん」、妹「ミサトちゃん」が顔見知りというか、同じ吹奏楽部の先輩・後輩という間柄であった点。
そこそこ知っていた2人なんですね。
状況があーまで混乱していたので、どちらも素直に気持ちを示したのは正解だったと思います。
お兄ちゃんが悪いんですもんね。
オチはああしたものでしたが、それぞれ手の内を見せた後の駆け引きがまた面白そうです。
ちゃんとしなさいよ。
115:「勝利のメンタル・トレーニング」
若手ナンバーワンという女子レスリング選手「遠山由佳里」
全国大会を控えた彼女は、トレーナーでもある兄を訪ねたのでした。
こちらがデビュー作とのこと。
色々言ってはいたものの。
実妹にいきなりえっち仕掛けるというのは…ちょっと異常。
既に何度か関係している間柄なら、まぁ分からんでもないんですけどね。
ヒロイン「由佳里ちゃん」は小さくふんわりとした髪の可愛い女の子。
初登場時も熊のぬいぐるみ抱いてたりして。
レスリング選手には見えませんね。(←良くも悪くも)
特にオチ部分のもじもじするコマが最高でした。
いちおうレスリング衣装を着ていたので、お好きな方にはいいかも。
149:「天使の妹&悪魔の妹」
兄が気付くと、2人の妹「しおり」・「さゆり」がそれぞれ天使と悪魔の姿になっており。
彼女らに寝込みを襲われていたのでした。
すみません、ちょっとネタバレしてしまうので。
単行本未読の方は↓ココの部分をすっ飛ばしてください。
場面は部屋ではなく野外であり。
冒頭でのお兄ちゃんの様子から、実はふんわり嫌な予感がしていましたが。
ああ、悲しいかな予想通りでした。
なにゆえ「さゆりちゃん」が悪魔なのか、って疑問はありますが。
そんなんは些細な事。
後半の2ページ見開きからがクライマックスであり、かなり重要な場面です。
妹2人の台詞に注目ください。
泣けるお話です。
解説によると、賛否両論だったようですが…短編でよくまとまった良作品だと思います。
ただ、意地悪な事を言ってしまうと、先に繋がった方との契約が優先されてしまいそうね。
【 その他 】
そんなこんなで「潮風サンゴ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
キッチリ妹モノで揃えられた単行本ですね。
それぞれタイプ異なり、良かったと思います。
混乱はあったものの、メイン話は比較的スタンダードだったのに対し、短編は独特な色あり。
キャラ的には「勝利のメンタル・トレーニング」、お話し的には「天使の妹&悪魔の妹」でしょう。
特に後者は紹介文面にも「鮮烈なインパクト」とあったそのまま、
”センセならでは”
という個性が発揮されていたと思います。
そんなんばっかりだとげんなりしますが、単行本でひとテイスト欲しい気もしました。
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 妹、近親、ラブコメ
・構成 : 初単行本、短編×5話収録(うち「妹と彼女」×3)
・おまけ: あとがき、イラスト、カバー裏に作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「潮風サンゴ(しおかぜ・さんご)」センセの「初エッチは妹でした」です。
※ミサト・アキ
【 構成・絵柄 】
収録は5話で、うち3話がメインの連続話。
↓表紙・裏表紙・中扉など、カラー部分は全てそちら。
いちおうWヒロインではあるものの、キッチリ妹さんが確保しておりました。
表題がそんなんですからね。
その他短編も含め、妹ヒロインでまとまった1冊。
近親モノですが、深刻な事態にはならず。
かと言って決して軽い仕上がりではありません。
ラブい要素など成年漫画的でありつつも、違和感なく仕上げておりました。
お話のお上手な方だと思います。
強くしっかりとした線での作画。
描き込みはコテコテとはしていません。
全体の色づきはそこそこでも黒色が強く目立ち、全体では濃いめな印象です。
よくはみ出していたものの、中くらいのコマ割りで枠間はちゃんと確保されており。
大き目キャラでパンチある仕上がりです。
ごっちゃりし過ぎず、濃い色な原稿をある程度中和していました。
人物絵は広めな輪郭と横長な目、独特な鼻・口が特徴。
可愛らしいものの気持ち縦長で、そうロリロリとはしていません。
そこそこコメディー崩しもありました。
だいたい↓表紙そのまま、多少センセ独特のバランス感があり。
そこが許容できるかどうか。ポイントになると思います。
判断については、裏表紙のカット絵がオススメです。
あらすじも書かれ、親切なつくりとなってます。
【 収録話 】 5話収録
005:「妹と彼女」 3話
彼女「松田アキ」と付き合いだして半年という主人公。
そろそろ関係を進めたいと考えるものの、まだ未経験であり。
なかなか言い出せずにいた頃、独りえっちの現場を妹「ミサト」に目撃されてしまったのです。
どうにも気まずい状況でしたが、彼女は意外な行動をみせたのでした。
だいたいそんな感じ。
妹との近親モノです。
いちおう、お兄ちゃんの本命は付き合う彼女「アキさん」ではあるんですが。
好きな相手がためか、まだ関係できておらず。
ああした場面を押さえられ、その上で誘ってきた妹と進展してしまう流れ。
まぁ、彼女とはまだ完全に打ち解けられていないんでしょうねー。
あちこちの言動を見てみると、彼はかなりのお人好し。
そうした性格がため、都合の良い、安楽な方へズブズブとハマってしまったのでしょう。
もっと酷い終わり方でもおかしくないくらいでした。
※左:妹「ミサト」、右:彼女「松田アキ」
1話目は妹「ミサトちゃん」とのえっち。
冒頭でのえっちはすでに何回目かのものでした。
彼女もわざと焦らしてみたりするなど、だいぶ慣れた様子。
後半には、切っ掛けとなるシーンが描かれていたんですが…成年漫画なので、単独プレイが目撃されるのはお約束。
その行為自体はいいとして、あの部屋は…さすがにどうかと思いますが。
せめてPCの中だけにしといてください。
(外すのも大変でしょうし)
「ミサトちゃん」の行動は、ちょっと唐突に感じるかもしれませんが、ここは後にて。
ただ、どうにも恥ずかしい状況下で、彼女がああしてくれたのはお兄ちゃんにとっては結構な救いですわね。
2話目は彼女「アキさん」とのえっち。
念願かなって、おめでとう!というところなんですが。
「まったく!しょうもない話ですよ!」
とかなんとか、最中にも関わらずなんとも不機嫌な彼女。
その訳は…ということで、数時間前の回想に。
まず、あれだけ用意周到だった彼が、油断ですね。
そんな直接的なものを目立つ場所に、とか思いましたが。
逆に経験値積んだので、間接的に誘ったのかとも勘ぐってしまいました。(←そしたら箱のままは置かないか)
ここは「アキさん」視点で、どぎまぎする可愛らしい様が見えます。
いい娘さんじゃない。
ただし、ここから間違いが。
詳細は伏せますが、1つめはお兄ちゃん、もう1つは「アキさん」でしょう。
まず彼は、何があってもそんなん言うべきではなく。
…というか、素直に告げる方が、よほど非常識。
彼女の言ってる事は全然分かるんですが…こちらも、わざわざ言うべきではなかったのでは。
えっち後でどちらも気持ち高ぶってたから、難しい場面ではあるかな。
そんな訳で最終話。
ポイントは彼女「アキさん」、妹「ミサトちゃん」が顔見知りというか、同じ吹奏楽部の先輩・後輩という間柄であった点。
そこそこ知っていた2人なんですね。
状況があーまで混乱していたので、どちらも素直に気持ちを示したのは正解だったと思います。
お兄ちゃんが悪いんですもんね。
オチはああしたものでしたが、それぞれ手の内を見せた後の駆け引きがまた面白そうです。
ちゃんとしなさいよ。
115:「勝利のメンタル・トレーニング」
若手ナンバーワンという女子レスリング選手「遠山由佳里」
全国大会を控えた彼女は、トレーナーでもある兄を訪ねたのでした。
こちらがデビュー作とのこと。
色々言ってはいたものの。
実妹にいきなりえっち仕掛けるというのは…ちょっと異常。
既に何度か関係している間柄なら、まぁ分からんでもないんですけどね。
ヒロイン「由佳里ちゃん」は小さくふんわりとした髪の可愛い女の子。
初登場時も熊のぬいぐるみ抱いてたりして。
レスリング選手には見えませんね。(←良くも悪くも)
特にオチ部分のもじもじするコマが最高でした。
いちおうレスリング衣装を着ていたので、お好きな方にはいいかも。
149:「天使の妹&悪魔の妹」
兄が気付くと、2人の妹「しおり」・「さゆり」がそれぞれ天使と悪魔の姿になっており。
彼女らに寝込みを襲われていたのでした。
すみません、ちょっとネタバレしてしまうので。
単行本未読の方は↓ココの部分をすっ飛ばしてください。
場面は部屋ではなく野外であり。
冒頭でのお兄ちゃんの様子から、実はふんわり嫌な予感がしていましたが。
ああ、悲しいかな予想通りでした。
なにゆえ「さゆりちゃん」が悪魔なのか、って疑問はありますが。
そんなんは些細な事。
後半の2ページ見開きからがクライマックスであり、かなり重要な場面です。
妹2人の台詞に注目ください。
泣けるお話です。
解説によると、賛否両論だったようですが…短編でよくまとまった良作品だと思います。
ただ、意地悪な事を言ってしまうと、先に繋がった方との契約が優先されてしまいそうね。
【 その他 】
そんなこんなで「潮風サンゴ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
キッチリ妹モノで揃えられた単行本ですね。
それぞれタイプ異なり、良かったと思います。
混乱はあったものの、メイン話は比較的スタンダードだったのに対し、短編は独特な色あり。
キャラ的には「勝利のメンタル・トレーニング」、お話し的には「天使の妹&悪魔の妹」でしょう。
特に後者は紹介文面にも「鮮烈なインパクト」とあったそのまま、
”センセならでは”
という個性が発揮されていたと思います。
そんなんばっかりだとげんなりしますが、単行本でひとテイスト欲しい気もしました。
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