■メイドさんのち幼なじみ (のぞみ侑海)
★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー
・構成 : カラー(4P)、短編×10話(うち「メイド小鞠さんシリーズ」×3、
「和美さんシリーズ」×2)
・おまけ: 折り返しにあとがき、掲載告知プロモーション漫画、
巻末特集「没コンテ未掲載作の逆襲」、
カバー裏に漫画「未掲載作の逆襲 出張版」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「のぞみ侑海(のぞみ・ゆう)」センセの「メイドさんのち幼なじみ」です。
※左:華夏、右:先崎和美
【 構成・絵柄 】
収録はシリーズものと短編。
シリーズものは概ね同キャラの別シチュエーションという印象でした。
連続性はそこそこ。
成年漫画の性格がためか、だいたい単独でも楽しめる感じに仕上がっています。
漫画はコメディー強めなラブコメ。
結構はっちゃけていて、派手目なものです。
それでいて、キャラの深い部分を抉るような心理描写もお上手で。
適度な軽さと重さがある、読める漫画でした。
作画は極細線のすっきり絵。
全体の色づきは弱く、白比率が高め。
描き込みもあっさりです。
情報量をこなすためか、コマ割りは小さく、細かく。
テキストも多めでした。
コメディー崩しが頻繁で、SDっぽくなるのもしばしば。
まんが・漫画した、可愛らしい作画です。
漫画表現は、はっちゃけ・しっとり。
普通の成年漫画ではあまり見られない、独特な間とテンションです。
キャラの掛け合いはセンス良く、コメディーちっくな楽しさと、しっとり染み渡るような暖かさがありました。
ただ…良くも悪くもお話・作画どちらも際立った個性で。
好き嫌いがハッキリ分かれるタイプだと思います。
また、単に絵だけでなく、漫画として判断下さい。
「コアマガジン」さんのサンプルなどが良いかと。
【 収録話 】 14話収録
003:「光のどけき春の日に」 カラー原稿
007:「若さとは!?」
023:「雨音の情景」
坊ちゃま「一哉」とメイド「常盤小鞠(ときわ・こまり)」のシリーズ。
母の友人だったという「小鞠さん」が年上なのに可愛らしい。
適度なはっちゃけ具合など、いかにもセンセが描かれるヒロインでした。
ちなみに、裏表紙が「小鞠さん」ですね。
冒頭のカラー原稿「光のどけき春の日に」は4ページのショートもの。
失恋を慰めてくれる「小鞠さん」なんですが。
まぁ、その話題は確かにNGっぽいですわね。
「お暇をいただきとう存じます」
そんな台詞から始まる本編「若さとは!?」
詳細は伏せますが、とある事柄で怒っている「小鞠さん」なのでした。
いや、まぁソレとコレとでは違うものなんですよ。
そもそも機嫌悪い理由はまた別でしたし。
付き合い長いだけあって、そんな「小鞠さん」の操縦も巧い「一哉くん」
仲直りえっちですね。
コメディーなそちらと違い、過去描写もあってシリアスな雰囲気の「雨音の情景」
ちょろっとですが、「小鞠さん」のメイド以前の生活などが見れます。
そこから察するに、やっぱり母親と同じくらいの年齢ではないかなぁ。
なにゆえ彼女が「一哉くん」のメイドになっているかも判明。
実は、先の2話では「小鞠さん」のメイド姿はちらとしか見れないんですが。
こちらは比較的しっかり見れます。
黒のガーターベルトが確認できるのもこちら。
これが普段の楽しい彼女とは違うえっちさで、良いです。
お話はコレまでですが、もう少し2人のやり取りを見たいですね。
※左:メイド「常盤小鞠」、右:文緒ちゃん
047:「ドングリになれない人達のせいくらべ」
昔馴染みのお姉さん的な存在「華夏(かなつ)」・「比呂」のカップル。
彼には「比奈」ちゃんという妹がおり。
どっちも彼女を大切にしているんですが…オチで登場する「比奈ちゃん」のリアクションに注目。
「華夏さん」から、無理矢理っぽく迫られる、というか襲われる流れ。
ややコメディーちっくに描かれていて、なんだか被害者のようでした。
067:「Sweet Sister@Home~お年頃編~」
「吉隆」の妹「文緒」、そして義妹「智香」から好意を寄せられるお兄ちゃんのエピソード。
丁寧な口調で辛辣な「文緒ちゃん」が可愛い。
途中「智香ちゃん」と家で揉めてしまうんですが…まるで隣にて聞いていたかのような電話をしてきていました。
彼女曰く、
「バーチャル同居ですわ」
とのこと。
盗聴じゃん。
そんな彼女が危機を告げたので、「智香ちゃん」の部屋に急ぎ向かったところ。
1人えっちの真っ最中だったのです。
成年漫画の単独プレイは目撃されるのがセオリー。
先の会話にも話題であったためか、そのままえっちに発展しておりました。
「智香ちゃん」はいわゆるボクっ娘。
途中で親から電話があったんですが、そのままプレイ続行してます。
お兄ちゃーん!!
オチは「文緒ちゃん」がしっかり担当してます。
あの行動力だと止められないぞー。
↓表紙はこちらの2人ですかね。
087:「空には月と太陽と」
文化祭前の夜の学校に泊まり込む「佐々並由良(ささなみ・ゆら)」
彼は満月の夜にかならず、とある女性との夢を見ていたんですが…屋台に来た女の子「嘉川瑞穂」がその女性と瓜二つだったのです。
夢を見始めてから5年。
そんな彼女も実は同じ夢を見ていたらしい、ファンタジーちっくなお話。
冒頭がその夢シーンなんですが、目隠しプレイなんぞをしておりました。
そうした関係がためか、お互い理解した後は即えっち。
深い愛情を滲ませた、それぞれの会話がいい感じ。
111:「放課後の2人」
寝ていた先輩「瑠璃」と「こーじ」くんのお話。
なんのかんのお互い好き同士なのですが、コメディーな前半を見る限り。
ああしたテンションが妨げになっていて、伝わり辛かったんだろうなぁ。
特に彼が本気か冗談かはっきりしないタイプだったので。
似合いそう、とのことで中盤からポニーテールに。
全然雰囲気変わりますね。
寝込みにちょっかい出していたそうなので、その場面も見たかったなぁ。
127:「めぐる想いの戻る場所」
153:「めぐりめぐってなごみごころ」
休んでいた際、クラス委員にさせられてしまった「長門青海」
共に委員となった「先崎和美」にはとある秘密があったんですが。
それに気付くのは、春から季節が過ぎた夏休みのことだったのです。
妹ほか、学年に関係なく近所の子らと仲が良いモテる「青海くん」
色々な女の子から、いじられていました。
回想を挟んだ後のトボけたようなやり取りが楽しい。
真っ白になってた「和美さん」がキュート。
実際のところ、男性はあんなものだろうなぁ。
言われないと分からんものですよ。
その後のえっちはしっとりした味わいでした。
続く「めぐりめぐってなごみごころ」は、彼女の家にお邪魔するドキドキ話。
先のエピソードのその後の風景となっています。
「和美さん」はちょっと表情読み辛い子なので、ああした流れでの裸エプロンは驚きますね。
ガード硬いのでぱっと分かり辛いのが難点。
落ち込む姿が可愛い。
その姿のままえっちに突入してます。
”マグロ!?”のコマが好き。
※卯月深雪
173:「冬のぬくぬく」
両親、そして祖父を亡くし、屋敷に1人で住む「泰」くん。
隣人で幼馴染みな「卯月深雪」は、祖父が亡くなって以降はずっと朝食を共にしていたのでした。
料理ができない、マイペースな「深雪さん」
ぺかぺかとした雰囲気の、面白い娘さん。
胸が自慢とのことでした。
前半で披露されていた、彼女が作ったお弁当が凄い。
大阪のおばちゃんみたい。
そうしたコメディーな前半とは異なる、中盤のしっとり具合がまた凄い。
落差がためか、油断するとお話に引っ張り込まれて泣きそうになりますね。
しかし、なんというか…いい娘だなぁ。
【 その他 】
そんな訳で、ひでるさん好きな「のぞみ侑海」センセでした。
1冊目の「ぽぽんが劇場」からぐさー差し込まれたんですね。
間違いなく評価には影響していると思うので、そんなん加味していただければ幸いです。
単行本は、なんだか久し振り。
前巻は2008年のこと。
うわー、そうだっけかー。
その間、色々ありました。
当ブログでは、「いとこ同士」、「ぽぽんが劇場」を紹介しています。
これで4冊目ですかね。
区切りの5冊目はできれば早めにお願い致します。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー
・構成 : カラー(4P)、短編×10話(うち「メイド小鞠さんシリーズ」×3、
「和美さんシリーズ」×2)
・おまけ: 折り返しにあとがき、掲載告知プロモーション漫画、
巻末特集「没コンテ未掲載作の逆襲」、
カバー裏に漫画「未掲載作の逆襲 出張版」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「のぞみ侑海(のぞみ・ゆう)」センセの「メイドさんのち幼なじみ」です。
※左:華夏、右:先崎和美
【 構成・絵柄 】
収録はシリーズものと短編。
シリーズものは概ね同キャラの別シチュエーションという印象でした。
連続性はそこそこ。
成年漫画の性格がためか、だいたい単独でも楽しめる感じに仕上がっています。
漫画はコメディー強めなラブコメ。
結構はっちゃけていて、派手目なものです。
それでいて、キャラの深い部分を抉るような心理描写もお上手で。
適度な軽さと重さがある、読める漫画でした。
作画は極細線のすっきり絵。
全体の色づきは弱く、白比率が高め。
描き込みもあっさりです。
情報量をこなすためか、コマ割りは小さく、細かく。
テキストも多めでした。
コメディー崩しが頻繁で、SDっぽくなるのもしばしば。
まんが・漫画した、可愛らしい作画です。
漫画表現は、はっちゃけ・しっとり。
普通の成年漫画ではあまり見られない、独特な間とテンションです。
キャラの掛け合いはセンス良く、コメディーちっくな楽しさと、しっとり染み渡るような暖かさがありました。
ただ…良くも悪くもお話・作画どちらも際立った個性で。
好き嫌いがハッキリ分かれるタイプだと思います。
また、単に絵だけでなく、漫画として判断下さい。
「コアマガジン」さんのサンプルなどが良いかと。
【 収録話 】 14話収録
003:「光のどけき春の日に」 カラー原稿
007:「若さとは!?」
023:「雨音の情景」
坊ちゃま「一哉」とメイド「常盤小鞠(ときわ・こまり)」のシリーズ。
母の友人だったという「小鞠さん」が年上なのに可愛らしい。
適度なはっちゃけ具合など、いかにもセンセが描かれるヒロインでした。
ちなみに、裏表紙が「小鞠さん」ですね。
冒頭のカラー原稿「光のどけき春の日に」は4ページのショートもの。
失恋を慰めてくれる「小鞠さん」なんですが。
まぁ、その話題は確かにNGっぽいですわね。
「お暇をいただきとう存じます」
そんな台詞から始まる本編「若さとは!?」
詳細は伏せますが、とある事柄で怒っている「小鞠さん」なのでした。
いや、まぁソレとコレとでは違うものなんですよ。
そもそも機嫌悪い理由はまた別でしたし。
付き合い長いだけあって、そんな「小鞠さん」の操縦も巧い「一哉くん」
仲直りえっちですね。
コメディーなそちらと違い、過去描写もあってシリアスな雰囲気の「雨音の情景」
ちょろっとですが、「小鞠さん」のメイド以前の生活などが見れます。
そこから察するに、やっぱり母親と同じくらいの年齢ではないかなぁ。
なにゆえ彼女が「一哉くん」のメイドになっているかも判明。
実は、先の2話では「小鞠さん」のメイド姿はちらとしか見れないんですが。
こちらは比較的しっかり見れます。
黒のガーターベルトが確認できるのもこちら。
これが普段の楽しい彼女とは違うえっちさで、良いです。
お話はコレまでですが、もう少し2人のやり取りを見たいですね。
※左:メイド「常盤小鞠」、右:文緒ちゃん
047:「ドングリになれない人達のせいくらべ」
昔馴染みのお姉さん的な存在「華夏(かなつ)」・「比呂」のカップル。
彼には「比奈」ちゃんという妹がおり。
どっちも彼女を大切にしているんですが…オチで登場する「比奈ちゃん」のリアクションに注目。
「華夏さん」から、無理矢理っぽく迫られる、というか襲われる流れ。
ややコメディーちっくに描かれていて、なんだか被害者のようでした。
067:「Sweet Sister@Home~お年頃編~」
「吉隆」の妹「文緒」、そして義妹「智香」から好意を寄せられるお兄ちゃんのエピソード。
丁寧な口調で辛辣な「文緒ちゃん」が可愛い。
途中「智香ちゃん」と家で揉めてしまうんですが…まるで隣にて聞いていたかのような電話をしてきていました。
彼女曰く、
「バーチャル同居ですわ」
とのこと。
盗聴じゃん。
そんな彼女が危機を告げたので、「智香ちゃん」の部屋に急ぎ向かったところ。
1人えっちの真っ最中だったのです。
成年漫画の単独プレイは目撃されるのがセオリー。
先の会話にも話題であったためか、そのままえっちに発展しておりました。
「智香ちゃん」はいわゆるボクっ娘。
途中で親から電話があったんですが、そのままプレイ続行してます。
お兄ちゃーん!!
オチは「文緒ちゃん」がしっかり担当してます。
あの行動力だと止められないぞー。
↓表紙はこちらの2人ですかね。
087:「空には月と太陽と」
文化祭前の夜の学校に泊まり込む「佐々並由良(ささなみ・ゆら)」
彼は満月の夜にかならず、とある女性との夢を見ていたんですが…屋台に来た女の子「嘉川瑞穂」がその女性と瓜二つだったのです。
夢を見始めてから5年。
そんな彼女も実は同じ夢を見ていたらしい、ファンタジーちっくなお話。
冒頭がその夢シーンなんですが、目隠しプレイなんぞをしておりました。
そうした関係がためか、お互い理解した後は即えっち。
深い愛情を滲ませた、それぞれの会話がいい感じ。
111:「放課後の2人」
寝ていた先輩「瑠璃」と「こーじ」くんのお話。
なんのかんのお互い好き同士なのですが、コメディーな前半を見る限り。
ああしたテンションが妨げになっていて、伝わり辛かったんだろうなぁ。
特に彼が本気か冗談かはっきりしないタイプだったので。
似合いそう、とのことで中盤からポニーテールに。
全然雰囲気変わりますね。
寝込みにちょっかい出していたそうなので、その場面も見たかったなぁ。
127:「めぐる想いの戻る場所」
153:「めぐりめぐってなごみごころ」
休んでいた際、クラス委員にさせられてしまった「長門青海」
共に委員となった「先崎和美」にはとある秘密があったんですが。
それに気付くのは、春から季節が過ぎた夏休みのことだったのです。
妹ほか、学年に関係なく近所の子らと仲が良いモテる「青海くん」
色々な女の子から、いじられていました。
回想を挟んだ後のトボけたようなやり取りが楽しい。
真っ白になってた「和美さん」がキュート。
実際のところ、男性はあんなものだろうなぁ。
言われないと分からんものですよ。
その後のえっちはしっとりした味わいでした。
続く「めぐりめぐってなごみごころ」は、彼女の家にお邪魔するドキドキ話。
先のエピソードのその後の風景となっています。
「和美さん」はちょっと表情読み辛い子なので、ああした流れでの裸エプロンは驚きますね。
ガード硬いのでぱっと分かり辛いのが難点。
落ち込む姿が可愛い。
その姿のままえっちに突入してます。
”マグロ!?”のコマが好き。
※卯月深雪
173:「冬のぬくぬく」
両親、そして祖父を亡くし、屋敷に1人で住む「泰」くん。
隣人で幼馴染みな「卯月深雪」は、祖父が亡くなって以降はずっと朝食を共にしていたのでした。
料理ができない、マイペースな「深雪さん」
ぺかぺかとした雰囲気の、面白い娘さん。
胸が自慢とのことでした。
前半で披露されていた、彼女が作ったお弁当が凄い。
大阪のおばちゃんみたい。
そうしたコメディーな前半とは異なる、中盤のしっとり具合がまた凄い。
落差がためか、油断するとお話に引っ張り込まれて泣きそうになりますね。
しかし、なんというか…いい娘だなぁ。
【 その他 】
そんな訳で、ひでるさん好きな「のぞみ侑海」センセでした。
1冊目の「ぽぽんが劇場」からぐさー差し込まれたんですね。
間違いなく評価には影響していると思うので、そんなん加味していただければ幸いです。
単行本は、なんだか久し振り。
前巻は2008年のこと。
うわー、そうだっけかー。
その間、色々ありました。
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これで4冊目ですかね。
区切りの5冊目はできれば早めにお願い致します。
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