■変質フェティシズム (いとうえい)
★まんがデーター [19.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] フェチ、ラブコメ、下着、昔馴染み
・構成 : 短編×8話。
・おまけ: あとがき漫画、合間にイラスト・ネタ絵、カバー裏にイラスト、
描き下ろし「お嬢さんはケモノさん」、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いとうえい」センセの「変質フェティシズム」です。
※お嬢様「雅」
【 構成・絵柄 】
今回の収録は全て短編。
ただし、短編と言っても30ページほどの作品ばかりで。
普通ならば、どちらも2話分くらいのボリュームがあります。
簡単にはラブコメなジャンルのお話。
長さの割に、そう凝ったストーリー展開はないんですが。
今回際だっていたのは、そのこだわりあるフェチ描写です。
よくセンセはあとがきで熱い思いをぶちまけておりましたけど、さすがに強さがあるだけ抜群。
ページのほとんどは、そんな描写に割かれていました(笑)
ある意味タイトルそのままですねー。
各パーツのアップなども多めで、共感できる方々は踊り出したくなるような1冊。
ひでるさんもひと踊りしました。
ヒロインも年上熟女から、昔馴染み、お嬢様に姉・妹とひと揃い。
これでメイドが居れば完璧だったかなー。
ちなみに、巻末の描き下ろしにて強いパンチ力あるヒロインが登場します。
どんなんか詳細は後述しますが、人を選びそうなのはそのあたりでしょう。
何度か書いていますが、ひでるさんはセンセのファンで。
ある程度点は甘くなるものなのでしょうけれど、絵柄は相変わらずお上手。
こちらも群を抜いております。
久しぶりに新作漫画を目にしたためか、今回単行本では特にそう感じました。
もう、基準とすべきレベルの段が他と違うような感じよ。
濃淡や描き込みに優れ、しつこくなく、それでいて軽過ぎず。
黒もしっかりとした色彩で、細かいところまで丁寧で見易く。
コレと言ってマイナス要素は見当たりませんでした。
下着などの質感もさすがな切れ味。
また今回はそんなん多かったですからねー。
【 収録話 】 8話収録
005:「さよならスマイル」
昔から「弘」の憧れである叔母「葵」さんは、まだ子供ができないという悩みがあり。
検査を嫌がる旦那に代わり、不妊治療という話まで出ておりました。
そうした頃、法事で親が出払っている家に訪ねて来た彼女はしたたかに酔っており…という切っ掛け。
そんな訳で、年上女性の寝込みを襲うお話です。
こちらの漫画の優れたところは、ヒロインたる叔母「葵さん」のビジュアル面。
絶妙なセンセのバランス感覚にて、”可愛らしさある熟女”が描かれておりました。
そんなんが無防備な状態で目前にいれば、もともと気になっていた思春期な「弘くん」が黙っていられる筈もなく。
じわじわ手を出していました。
しかし、下からなんですねー。
まず下着どんなんか、というのはよく分かりますが、あの世代の興味は先にバストではないでしょうか。
「お酒すごく弱いもんね…」
という発言もあったので、あるいは…既に胸は何らかのタイミングで見たり触ったりしていたのかなぁ。
とりあえず口に含ませるというのも、なかなかマニアックでした。
あの展開からして、隠し通せてはいないと思うんですが。
オチでの「葵さん」が期待通りに優しい。
その後のネタ絵、イラストが良い感じですよ。
※左:叔母「葵」、右:「美加」
035:「隠し味は愛情です」
大家である母親が不在の際、小さい頃から部屋に住むお兄ちゃんによく食事を御馳走されていた「可奈」
しかし、不在の部屋にこっそり入ったところ、パソコンに残されていた自分の動画を見てしまい。
幼少期から続いていた、衝撃の事実を知ることとなったのでした。
そんな訳で、こちらは「お兄ちゃん」と慕っていた年上男性とのえっち。
「いとうえい」センセの成年漫画で、男性が食事に混ぜる”隠し味”と言えば、わざわざ説明の必要なないでしょう。
しかし、大家の娘とはいえ、勝手に入るのは不法侵入ですよー。
「また勝手に合鍵で入ったの?」
どうやら頻繁に行っていたらしく、彼もそんな程度のリアクションで、気にしてない様子でした。
バレた際もそんな雰囲気。
ただ、ここではそんなんを始め、様々な事実を許す(?)「可奈ちゃん」が凄い。
「ホント、バカ!!」
…だって。
惚れた彼女の負けですね。
ここはオチとその後のネタ絵が良質なコメディーしてます。
063:「初恋ライフ」
近所に住む、昔馴染みの「美加」に様々なえっちを仕掛けていた主人公。
しかし、地元の学校で教師になると、長じた彼女もそちらに進学してきて。
2人の間での約束もそこそこに、場所もわきまえずえっちな事を仕掛けられるようになっていたのでした。
昔馴染み、教師・生徒という関係のカップル。
ヒロイン「美加ちゃん」は黒セーラー服がキュートな、ポニーテールの活発な女の子。
彼女のビジュアルも、期待通りなまとまりがありました。
冒頭からの、ブルマがまたヤバいですよ。
この漫画の特徴は、その後から続く上下段での二元中継。
上のメインは回想。
幼少期からの「美加ちゃん」とのプレイです。
ページをめくるたびに成長する(要するに2ページで1シーン)彼女とのアレコレが素敵。
実際にやんないように(笑)
その際にも描かれていましたが、
”いつまでも子供じゃないよ”
というそのまま、じわじわ立場が逆転していく様も読み取れます。
下は現在のやり取りで、最終的にはこちらに戻るという演出になっていました。
個人的にこんな構成好き。
時代がためか直接シテはいないものの、ロリロリっとした「美加ちゃん」が楽しめます。
後半は学校の続きで、黒セーラー服な「美加ちゃん」とのえっちでした。
091:「ミルクドールなお嬢サマ」
「お会いした事もない殿方の下へ嫁ぐ事は納得できません」
そんな訳で、屋敷を飛び出したお嬢様「雅」は、以前家庭教師をしていた主人公のアパートへ逃げてきたのでした。
世間知らず、というよりも別次元で生活しているような彼女。
えっちな事も知識あるのか、ないのか、言うことには従順に従っていて。
欲望が暴走してしまうのでした。
カチッとしたお嬢様に、色々しちゃうよ、というエピソード。
今回の表紙・中扉担当(裏表紙もかな)はこちらの「雅さん」です。
正直、カバーはやや地味目な印象であったんですが、なにゆえあーなっているのか、こちらで判明します。
まぁ、あれだけのシチュエーションで、直接えっちはギリギリ耐えていたという方が意外。
いいなぁ、コレ。
チ○ポ汁とかなんとか、変な単語教えないように(笑)
しかし、彼女をどれだけの間匿ってたのか、黒服の男性らは案外大したことなさそうね。
123:「壁越しに恋?」
幼馴染みの「サキ」さん宅が建て替えることとなり。
それまでの間、一家は仮住まいに引っ越したんですが。
通学の都合ということで、彼女だけは家に居候することとなったのです。
しかも、「大樹」の部屋は石膏ボードで分割されてしまい、大部分のスペースを彼女にもってかれてしまったのでした。
そんな感じで幼馴染みとの同居ラブコメ。
後半えっちのネタは、実はひでるさんにドストライクなものでして。
収録で最もお気に入りな作品です。
漫画のポイントは、パーティションが石膏ボードであったところ。
成年漫画のお約束そのまま、前半で独りえっちを目撃された「大樹くん」
逆上した「サキさん」は鉄アレイを投げつけ、それに穴を開けてしまうんですが。
「健康な男子なら毎日の日課だ!」
堂々とそういった彼に対し、若干歩み寄ることとしたのです。
こーれーは、エロい。
強気な言動そのまま、「サキさん」はちょっとツリ目なところがまた可愛いんですよ。
そうしていくうち、親しくなって直接えっちに至る2人は。
また独特なプレイですることとなるのでした。
恥ずかしいというのは分かりますが、あれはまたよりエロいですね。
よくもまぁ、自分から言い出したもんだ。
ただ、そうしたプレイがしっかりオチにも繋がっています。
なるほど。
151:「Love is Blind」
コンタクトをしたまま寝てしまった姉「愛美」
それが炎症となってしまい、1週間ほど両目に包帯を巻いた状態になってしまったのでした。
何かと不自由な彼女をサポートする弟「春人」
しかし、そのどさくさにまぎれ、えっちなことを仕掛けていたのです。
実姉とのカップルです。
撮影したり、食事に仕込んだり、直接かけてみたり…と、この漫画でのプレイ集大成みたいなお話。
相手は目隠しされているだけで。
酔っているのでも世間知らずでもなく、普通は気付くものでしょう。
イイ年齢なのだろうし。
しかし、どこまで理解しているのか、疑うことなく受け入れてる様が可愛いのです。
バスタオル巻いてたとはいえ、お風呂も一緒でしたねー。
入る時どきどきするだろうなぁ。
「愛美さん」はオチのぎりぎりまで目には包帯がキッチリと巻かれていて、ちゃんと顔は見えないままなんですが。
最後までそのままでも良かったかも。
183:「唾妹~妹はお年頃~」
小さい頃、一緒に寝ていた妹「優香」を不意に女性と意識するようになっていた兄。
彼女の知らぬところで欲望をはき出し続けていた自分とは逆に、すっかり生意気に成長したため。
彼女の誕生日イブに、一服盛ることとしたのでした。
先は実姉でしたが、こちらは妹。
おデコが可愛い、妹さんでした。
その寝込みを襲うパターンですねー。
生意気とはいいつつも、お兄ちゃんには甘えてきており。
傍から見ていて、彼が考えるほど、仲は悪くないと思いました。
(オチもそんなん)
エロい意味は置いといて、ある程度を境にまた親しく戻りそう。
収録の「初恋ライフ」と同様に、ロリ「優香ちゃん」から成長していく色々タイミングでのプレイが見れます。
よくもまぁ、バレなかったもんだー。
あれが露見した際にどうなってしまうのか、見たい気もしますよ。
※左:サキ、右:妹「優香」
211:「お嬢さんはケモノさん」 描き下ろし
なんと20ページという描き下ろし漫画なんですが。
…ごめんなさい、今回の減点はコレが原因(笑)
だって、ひでるさんこの趣味はまるでないんですよー。
耐性も弱いため、正直なところちゃんと見れて・読めてはおりません。
と、そんな感じに、かなりな変化球のインパクト強い短編です。
漫画はごく普通に新婚カップルのえっち話。
何って訳でもないんですけど、2ページ目の、
「おかえりなさい、ア・ナ・タ…」
の1ページまるまるコマで、引くか、引かないか、だと思います。
タイトルそのまま、奥様の顔がまるまるケモノなんですよ。
尻尾はあり、手は普通に人間なものですが、足は動物っぽい風情。
ひでるさんは”なんちゃら耳”からしてよく分からないため、この良さは想像もできません。
異種族との結婚は無理そうです。
そんなんないですが。
あとがきによると、あと15%ケモノ度上げようとしていたとのことで…。
さすが、「いとうえい」センセ。
できればココまでのは同人誌程度にとどめておいて欲しいです。
かなり人を選びますよー。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度お馴染み「いとうえい」センセでした。
正直なところ、前巻「貴方を吸ってもイイですか?」はあまり刺さらなかったんですが。
今回はいかにも、らしいまとまりで。
額に入れて飾っておきたくなるような感じでした。
前述してきたように、各ヒロインも魅力的でしたよー。
ただ、ラスト収録のケモノには度肝を抜かれましたが…。
これはどうにも理解できない領域でした。
★「いとうえい」センセの漫画紹介記事
「秘密の関係」
初見で刺さった6冊目。小さい教師「あゆみちゃん」など、いまだに好みな単行本です。
「少女図鑑」
5冊目くらいの短編集。母親もありますが、全体的には年下系。絶版かな。
「少女図鑑DX」
上記よりサイズの変更・2話追加という再販本。
「LOVE!!恋の翼を探して」
近親・百合・ふたなりなどの要素ある、四角関係な恋愛長編。
「恋の涙と愛の蜜」
明るいコメディータッチなフェチ短編集。
「キスより大切」
「LOVE!!恋の翼を探して」の外伝も収録された、色々な短編集。
「ぷりプロ ~Princess+Propose~」
お姫様との同居ラブコメな長編。おまけ要素も充実。
「お姉さんじゃダメかしら?」
お姉さんがメインの年上系。知らぬうちに弟を自らの好みに洗脳する姉「京さん」が最高。
「ぶらこんッ!?」
近親関係をテーマにした一般系。あとがき漫画も秀逸です。
「お気に召すままご主人サマ」
駄メイド「リンさん」の一般系。頻繁にパンチラほかサービスカットも多めです。
「その唇で囁いて」
先輩、先生など、年上系な短編集。コメディー「好きすき大スキ」もこちらに収録。
「貴方を吸ってもイイですか?」
ヴァンパイアな複数ヒロインとの長編。どっちかと言うとコメディー色が強めです。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] フェチ、ラブコメ、下着、昔馴染み
・構成 : 短編×8話。
・おまけ: あとがき漫画、合間にイラスト・ネタ絵、カバー裏にイラスト、
描き下ろし「お嬢さんはケモノさん」、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いとうえい」センセの「変質フェティシズム」です。
※お嬢様「雅」
【 構成・絵柄 】
今回の収録は全て短編。
ただし、短編と言っても30ページほどの作品ばかりで。
普通ならば、どちらも2話分くらいのボリュームがあります。
簡単にはラブコメなジャンルのお話。
長さの割に、そう凝ったストーリー展開はないんですが。
今回際だっていたのは、そのこだわりあるフェチ描写です。
よくセンセはあとがきで熱い思いをぶちまけておりましたけど、さすがに強さがあるだけ抜群。
ページのほとんどは、そんな描写に割かれていました(笑)
ある意味タイトルそのままですねー。
各パーツのアップなども多めで、共感できる方々は踊り出したくなるような1冊。
ひでるさんもひと踊りしました。
ヒロインも年上熟女から、昔馴染み、お嬢様に姉・妹とひと揃い。
これでメイドが居れば完璧だったかなー。
ちなみに、巻末の描き下ろしにて強いパンチ力あるヒロインが登場します。
どんなんか詳細は後述しますが、人を選びそうなのはそのあたりでしょう。
何度か書いていますが、ひでるさんはセンセのファンで。
ある程度点は甘くなるものなのでしょうけれど、絵柄は相変わらずお上手。
こちらも群を抜いております。
久しぶりに新作漫画を目にしたためか、今回単行本では特にそう感じました。
もう、基準とすべきレベルの段が他と違うような感じよ。
濃淡や描き込みに優れ、しつこくなく、それでいて軽過ぎず。
黒もしっかりとした色彩で、細かいところまで丁寧で見易く。
コレと言ってマイナス要素は見当たりませんでした。
下着などの質感もさすがな切れ味。
また今回はそんなん多かったですからねー。
【 収録話 】 8話収録
005:「さよならスマイル」
昔から「弘」の憧れである叔母「葵」さんは、まだ子供ができないという悩みがあり。
検査を嫌がる旦那に代わり、不妊治療という話まで出ておりました。
そうした頃、法事で親が出払っている家に訪ねて来た彼女はしたたかに酔っており…という切っ掛け。
そんな訳で、年上女性の寝込みを襲うお話です。
こちらの漫画の優れたところは、ヒロインたる叔母「葵さん」のビジュアル面。
絶妙なセンセのバランス感覚にて、”可愛らしさある熟女”が描かれておりました。
そんなんが無防備な状態で目前にいれば、もともと気になっていた思春期な「弘くん」が黙っていられる筈もなく。
じわじわ手を出していました。
しかし、下からなんですねー。
まず下着どんなんか、というのはよく分かりますが、あの世代の興味は先にバストではないでしょうか。
「お酒すごく弱いもんね…」
という発言もあったので、あるいは…既に胸は何らかのタイミングで見たり触ったりしていたのかなぁ。
とりあえず口に含ませるというのも、なかなかマニアックでした。
あの展開からして、隠し通せてはいないと思うんですが。
オチでの「葵さん」が期待通りに優しい。
その後のネタ絵、イラストが良い感じですよ。
※左:叔母「葵」、右:「美加」
035:「隠し味は愛情です」
大家である母親が不在の際、小さい頃から部屋に住むお兄ちゃんによく食事を御馳走されていた「可奈」
しかし、不在の部屋にこっそり入ったところ、パソコンに残されていた自分の動画を見てしまい。
幼少期から続いていた、衝撃の事実を知ることとなったのでした。
そんな訳で、こちらは「お兄ちゃん」と慕っていた年上男性とのえっち。
「いとうえい」センセの成年漫画で、男性が食事に混ぜる”隠し味”と言えば、わざわざ説明の必要なないでしょう。
しかし、大家の娘とはいえ、勝手に入るのは不法侵入ですよー。
「また勝手に合鍵で入ったの?」
どうやら頻繁に行っていたらしく、彼もそんな程度のリアクションで、気にしてない様子でした。
バレた際もそんな雰囲気。
ただ、ここではそんなんを始め、様々な事実を許す(?)「可奈ちゃん」が凄い。
「ホント、バカ!!」
…だって。
惚れた彼女の負けですね。
ここはオチとその後のネタ絵が良質なコメディーしてます。
063:「初恋ライフ」
近所に住む、昔馴染みの「美加」に様々なえっちを仕掛けていた主人公。
しかし、地元の学校で教師になると、長じた彼女もそちらに進学してきて。
2人の間での約束もそこそこに、場所もわきまえずえっちな事を仕掛けられるようになっていたのでした。
昔馴染み、教師・生徒という関係のカップル。
ヒロイン「美加ちゃん」は黒セーラー服がキュートな、ポニーテールの活発な女の子。
彼女のビジュアルも、期待通りなまとまりがありました。
冒頭からの、ブルマがまたヤバいですよ。
この漫画の特徴は、その後から続く上下段での二元中継。
上のメインは回想。
幼少期からの「美加ちゃん」とのプレイです。
ページをめくるたびに成長する(要するに2ページで1シーン)彼女とのアレコレが素敵。
実際にやんないように(笑)
その際にも描かれていましたが、
”いつまでも子供じゃないよ”
というそのまま、じわじわ立場が逆転していく様も読み取れます。
下は現在のやり取りで、最終的にはこちらに戻るという演出になっていました。
個人的にこんな構成好き。
時代がためか直接シテはいないものの、ロリロリっとした「美加ちゃん」が楽しめます。
後半は学校の続きで、黒セーラー服な「美加ちゃん」とのえっちでした。
091:「ミルクドールなお嬢サマ」
「お会いした事もない殿方の下へ嫁ぐ事は納得できません」
そんな訳で、屋敷を飛び出したお嬢様「雅」は、以前家庭教師をしていた主人公のアパートへ逃げてきたのでした。
世間知らず、というよりも別次元で生活しているような彼女。
えっちな事も知識あるのか、ないのか、言うことには従順に従っていて。
欲望が暴走してしまうのでした。
カチッとしたお嬢様に、色々しちゃうよ、というエピソード。
今回の表紙・中扉担当(裏表紙もかな)はこちらの「雅さん」です。
正直、カバーはやや地味目な印象であったんですが、なにゆえあーなっているのか、こちらで判明します。
まぁ、あれだけのシチュエーションで、直接えっちはギリギリ耐えていたという方が意外。
いいなぁ、コレ。
チ○ポ汁とかなんとか、変な単語教えないように(笑)
しかし、彼女をどれだけの間匿ってたのか、黒服の男性らは案外大したことなさそうね。
123:「壁越しに恋?」
幼馴染みの「サキ」さん宅が建て替えることとなり。
それまでの間、一家は仮住まいに引っ越したんですが。
通学の都合ということで、彼女だけは家に居候することとなったのです。
しかも、「大樹」の部屋は石膏ボードで分割されてしまい、大部分のスペースを彼女にもってかれてしまったのでした。
そんな感じで幼馴染みとの同居ラブコメ。
後半えっちのネタは、実はひでるさんにドストライクなものでして。
収録で最もお気に入りな作品です。
漫画のポイントは、パーティションが石膏ボードであったところ。
成年漫画のお約束そのまま、前半で独りえっちを目撃された「大樹くん」
逆上した「サキさん」は鉄アレイを投げつけ、それに穴を開けてしまうんですが。
「健康な男子なら毎日の日課だ!」
堂々とそういった彼に対し、若干歩み寄ることとしたのです。
こーれーは、エロい。
強気な言動そのまま、「サキさん」はちょっとツリ目なところがまた可愛いんですよ。
そうしていくうち、親しくなって直接えっちに至る2人は。
また独特なプレイですることとなるのでした。
恥ずかしいというのは分かりますが、あれはまたよりエロいですね。
よくもまぁ、自分から言い出したもんだ。
ただ、そうしたプレイがしっかりオチにも繋がっています。
なるほど。
151:「Love is Blind」
コンタクトをしたまま寝てしまった姉「愛美」
それが炎症となってしまい、1週間ほど両目に包帯を巻いた状態になってしまったのでした。
何かと不自由な彼女をサポートする弟「春人」
しかし、そのどさくさにまぎれ、えっちなことを仕掛けていたのです。
実姉とのカップルです。
撮影したり、食事に仕込んだり、直接かけてみたり…と、この漫画でのプレイ集大成みたいなお話。
相手は目隠しされているだけで。
酔っているのでも世間知らずでもなく、普通は気付くものでしょう。
イイ年齢なのだろうし。
しかし、どこまで理解しているのか、疑うことなく受け入れてる様が可愛いのです。
バスタオル巻いてたとはいえ、お風呂も一緒でしたねー。
入る時どきどきするだろうなぁ。
「愛美さん」はオチのぎりぎりまで目には包帯がキッチリと巻かれていて、ちゃんと顔は見えないままなんですが。
最後までそのままでも良かったかも。
183:「唾妹~妹はお年頃~」
小さい頃、一緒に寝ていた妹「優香」を不意に女性と意識するようになっていた兄。
彼女の知らぬところで欲望をはき出し続けていた自分とは逆に、すっかり生意気に成長したため。
彼女の誕生日イブに、一服盛ることとしたのでした。
先は実姉でしたが、こちらは妹。
おデコが可愛い、妹さんでした。
その寝込みを襲うパターンですねー。
生意気とはいいつつも、お兄ちゃんには甘えてきており。
傍から見ていて、彼が考えるほど、仲は悪くないと思いました。
(オチもそんなん)
エロい意味は置いといて、ある程度を境にまた親しく戻りそう。
収録の「初恋ライフ」と同様に、ロリ「優香ちゃん」から成長していく色々タイミングでのプレイが見れます。
よくもまぁ、バレなかったもんだー。
あれが露見した際にどうなってしまうのか、見たい気もしますよ。
※左:サキ、右:妹「優香」
211:「お嬢さんはケモノさん」 描き下ろし
なんと20ページという描き下ろし漫画なんですが。
…ごめんなさい、今回の減点はコレが原因(笑)
だって、ひでるさんこの趣味はまるでないんですよー。
耐性も弱いため、正直なところちゃんと見れて・読めてはおりません。
と、そんな感じに、かなりな変化球のインパクト強い短編です。
漫画はごく普通に新婚カップルのえっち話。
何って訳でもないんですけど、2ページ目の、
「おかえりなさい、ア・ナ・タ…」
の1ページまるまるコマで、引くか、引かないか、だと思います。
タイトルそのまま、奥様の顔がまるまるケモノなんですよ。
尻尾はあり、手は普通に人間なものですが、足は動物っぽい風情。
ひでるさんは”なんちゃら耳”からしてよく分からないため、この良さは想像もできません。
異種族との結婚は無理そうです。
そんなんないですが。
あとがきによると、あと15%ケモノ度上げようとしていたとのことで…。
さすが、「いとうえい」センセ。
できればココまでのは同人誌程度にとどめておいて欲しいです。
かなり人を選びますよー。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度お馴染み「いとうえい」センセでした。
正直なところ、前巻「貴方を吸ってもイイですか?」はあまり刺さらなかったんですが。
今回はいかにも、らしいまとまりで。
額に入れて飾っておきたくなるような感じでした。
前述してきたように、各ヒロインも魅力的でしたよー。
ただ、ラスト収録のケモノには度肝を抜かれましたが…。
これはどうにも理解できない領域でした。
変質フェティシズム (メガストアコミックス) (2013/11/25) いとうえい 商品詳細を見る |
★「いとうえい」センセの漫画紹介記事
「秘密の関係」
初見で刺さった6冊目。小さい教師「あゆみちゃん」など、いまだに好みな単行本です。
「少女図鑑」
5冊目くらいの短編集。母親もありますが、全体的には年下系。絶版かな。
「少女図鑑DX」
上記よりサイズの変更・2話追加という再販本。
「LOVE!!恋の翼を探して」
近親・百合・ふたなりなどの要素ある、四角関係な恋愛長編。
「恋の涙と愛の蜜」
明るいコメディータッチなフェチ短編集。
「キスより大切」
「LOVE!!恋の翼を探して」の外伝も収録された、色々な短編集。
「ぷりプロ ~Princess+Propose~」
お姫様との同居ラブコメな長編。おまけ要素も充実。
「お姉さんじゃダメかしら?」
お姉さんがメインの年上系。知らぬうちに弟を自らの好みに洗脳する姉「京さん」が最高。
「ぶらこんッ!?」
近親関係をテーマにした一般系。あとがき漫画も秀逸です。
「お気に召すままご主人サマ」
駄メイド「リンさん」の一般系。頻繁にパンチラほかサービスカットも多めです。
「その唇で囁いて」
先輩、先生など、年上系な短編集。コメディー「好きすき大スキ」もこちらに収録。
「貴方を吸ってもイイですか?」
ヴァンパイアな複数ヒロインとの長編。どっちかと言うとコメディー色が強めです。
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