■ぼくとわたしとママの夏 (艶々)
★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●◎
・属性 : [一般] 三角関係、秘密
・構成 : 7話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: 折り返しにコメント、あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「艶々(つやつや)」センセの「ぼくとわたしとママの夏」です。
※切っ掛けの風景
【 構成・絵柄 】
収録は1巻完結の長編。
ストーリーものなのですが、視点や時間があちこちで変化するのがポイント。
特にお話の切っ掛けとなる部分については。
三者三葉の心情、リアクションが丁寧に描かれています。
それぞれ視点にて、何が起こっているのか、が分かるのでした。
個人的にこんなん好き。
単行本は一般系ですが、直接シーンあります。
ただし、こうした漫画にしては、そう頻繁ではないですね。
エロス目的なものではないので。
ただし、たとえそのものは描かれていなくとも…えっちっぽさは、あちこちに散りばめられていて。
読んでいて、ゾクゾクさせられること間違いないでしょう。
★ちなみに。
いちおう、決定的なところまでは書きませんが。
どうしても、ある程度はネタバレもしてしまうため…。
わくわく・新鮮に単行本を楽しみたい方は、↓この先に進まないようお願いします。
柔らか線での作画。
全体の色づきは適度なくらいで、濃淡はやや濃いめ。
描き込みは強弱でバランス良い仕上がりです。
コマ割りは比較的大きく、収まり良く。
枠間や上下左右のスペースも空いていました。
背景や小物に優れ、各背景絵は臨場感たっぷり。
一方、人物絵はデフォルメされ、くるくる良く動いています。
コメディーっぽい崩しもありますが、流れもあってさほど気になりません。
人物絵はゆるっとした丸い輪郭とオデコ小さめで線の顔パーツ。
…なのですが。
メリハリがあり、ポイント部分ではリアルっぽくなったりしていました。
概ねカラーでも変化しないタイプなので、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
【 収録話 】 7話収録
「坂下まみ」と付き合う「西川かずと」
ふとした切っ掛けから、その母と関係してしまうんですが…。
その一方で、彼女「まみ」も教師と関係を続けており。
お互い、それぞれの決定的な場面をふと見てしまっていたのでした。
ざっくりでは、だいたいそんなお話。
母親とその娘、娘の彼氏という三角関係話。
主要登場人物としてはもう1人、美術教師がいるんですが。
タイトルそのまま、基本的には前者3名の心理戦みたいな感じですわね。
いやー、エロくて素敵。
感覚的には、いかにも「艶々」センセの漫画、ってイメージでした。
いちおう主役ポジションには「かずとくん」がいるのですが。
各話で視点が変わることもあり、3名それぞれが主役みたなもんですかね。
あー、「まみさん」のが役割高めかなぁ。
ラストは「かずと」・「まみ」でしたし。
あの最終話の2人のやり取り(※表面上と内心ね)が全てだと思います。
母親とか教師ではないかもしれんけど、近い事なら現実にもありそう。
※坂下まみ
夏休み風景の1話目。
こちらは「かずとくん」の主役回。
「まみさん」からの呼び出しで家に行ったところ、勘違いから当人は留守だったのです。
まぁ、その場面ではすぐに戻ってくるので、特に何もなく。
後半へ繋がる前フリですね。
「まみさん」の母親は、クーラーが苦手であるという設定があり。
結構なバストサイズな割りに薄着で、またじんわり汗ばんでいるのでした。
これがポイントです。
2話目はそれを受ける母親視点。
既に何度目かの対面で、多少くだけて話ができるくらい。
ただ、その独白にて、その際の服装については、彼がやっと来るというのがイレギュラーだったようで、「やっちまった」という気持ちであったことが分かります。
そんなんなのに、居眠りしちゃうというのは。
…ねぇ。
そもそも自分の家なのに、客人である彼(しかも勉強を見てもらうために呼んだ)にお茶を持ってきてもらおう~といった発想になる「まみさん」は…どうかと思うぞ。
さて、3話目はその家に居たもう1人、彼女の視点。
切っ掛けは、「遅いな……」と感じた事から。
まあ、そりゃーあんな事していれば、なかなか戻ってこないのも当然でしょう。
「かずとくん」はよく止めれたなぁ。
そんなんを見ていた「まみさん」は、止める・攻めることなく、戻ってきた彼とえっちに至るのですが…。
その理由は次のエピソードで判明します。
「まみさん」の過去回想から始まる4話目。
実は美術教師と関係を続けていたのでした。
切っ掛けは、彼女に絵のモデルを頼んだこと、のようですが…。
生徒にそんなん頼むというのは、やっぱり何らか含みがあると思う。
彼女は…あーなるのは、付き合う前か後か。
同時くらいなのかな。
おそらく、行為としては「とっくに~」の発言そのまま、教師のが早いのだろうけど。
後半で「まみさん」が言っていたのは正直な想いなのでしょう。
※「まみさん」の母親
5話目は「かずとくん」
彼視点での学校風景で、「まみさん」に対する心情などが描かれます。
どちらかというと、相手に深入りしないだろう彼なのですが…。
友人の指摘などもあって、ふと行動してしまうのでした。
こちらと次の6話は…この漫画のクライマックスですね。
5話のラストにまで至る描写は流石でした。
カーテンは…案外隙間できるよね。
そして6話目は衝撃の場面を目撃してしまった「かずとくん」が…すがる先。
ただし、あーして近くまで行きながらも、踏み込まないのはいかにも彼らしい。
ここで彼女が気付かなければ、また展開変わったかもしれないのですがね。
そんなこんなでの最終話。
前述したように、お互いの秘密を知った同士というカップルの姿です。
ちょっとしたやり取りにゾクゾクしますよ。
この先、どうなるか知らんですが…いい結果にはならなそうだなぁ。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度おなじみ「艶々」センセでした。
個人的に1巻完結は有難い(笑)
前述もしましたけれど、いかにもセンセらしい世界で楽しめました。
エロスですわね。
ちなみに、↓表紙はやっぱりお母さん。
漫画ではちらとした描かれてなかったですが、あんな下着なのね。
あれはいいなぁ。
ちなみに、↓表紙で背後にいるのは「かずとくん」だと思われますが。
あの手はちょっとたくまし過ぎな気がしました。
★「艶々」センセの漫画紹介記事
「ラブラブ巫女さん かすみの杜」(一般)
えっちで解決、な巫女さんラブコメ。全2巻。
「たとえば母が」 「6巻[完結]」(一般)
母「緑川美晴さん」とのアレコレを描いた傑作。全6巻。
「となりのとなりのお姉さん」(一般)
お隣の色っぽいお姉さん、高校教師なお姉さんというWヒロインモノ。全2巻。
「久枝さんの背徳日記」
ちらほら描かれていた「久枝さん」シリーズと短編を収録。
「ボクノアイジン[限定版]」
母親・教師が2人づつ登場。限定版はCDドラマつき。
「我妻姉弟 純情編」 「我妻姉弟 背徳編」
姉「我妻綾子」さんとの近親モノ。実姉で人妻です。
「はだかのくすりゆび」(一般)
着物姿も素敵な人妻「戸田翠」の不倫長編。全3巻。
「家政婦のミツコさん」(一般)
旦那の借金を返済する人妻「満子さん」のメイド・コメディー。全2巻。
「はたらく人妻さん」(一般)
オムニバスの人妻・職業えっちな表題作と中編を収録。
「密やかに熟れる花」(一般)
閉鎖的な村での人妻えっち漫画。1巻完結で導入には最適。
「ものかげのイリス」(一般)
インパクトたっぷりな導入の、重たーいお話。現在は1巻まで。
「三日月がわらってる」(一般)
小さな島の学校へ赴任した女教師とのラブコメ。センセの漫画ではソフトめ。
「ひるがお」(一般)
老舗旅館でのアレコレ。1巻で主人公は人の行為を見ているだけ、というのがポイント。
「たとえば母がExtra 黒」(成年)
「たとえば母が」のサイドストーリー。赤・黒と2冊発売されたうちの1冊。
「あの夜のささやきが。」(一般)
「はだかのくすりゆび」の続編。その後の「翠さん」がどうなってしまうのか!?
「うしろのまなざし」(一般)
覗きがテーマの漫画。管理人のいる下宿には秘密があったのです。
「落日のパトス」(一般)
隣に引っ越してきた元教師…壁の向こうから声が聞こえてきて…というお話。
「-with me?- ここではないどこかへ」(一般)
2名の主人公が日本の各地を旅して~という官能旅情ストーリー。
「ふたりのおうち」(一般)
ごく静かなテンションで進む年上女性との恋愛話。
「5時まで待てない」(一般)
編集者と漫画家の官能エピソード。ややエロス度合が高めです。
「家出熟女」(一般)
全2巻の1巻目。家出中だと語るミステリアスな女性のお話。
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●◎
・属性 : [一般] 三角関係、秘密
・構成 : 7話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: 折り返しにコメント、あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「艶々(つやつや)」センセの「ぼくとわたしとママの夏」です。
※切っ掛けの風景
【 構成・絵柄 】
収録は1巻完結の長編。
ストーリーものなのですが、視点や時間があちこちで変化するのがポイント。
特にお話の切っ掛けとなる部分については。
三者三葉の心情、リアクションが丁寧に描かれています。
それぞれ視点にて、何が起こっているのか、が分かるのでした。
個人的にこんなん好き。
単行本は一般系ですが、直接シーンあります。
ただし、こうした漫画にしては、そう頻繁ではないですね。
エロス目的なものではないので。
ただし、たとえそのものは描かれていなくとも…えっちっぽさは、あちこちに散りばめられていて。
読んでいて、ゾクゾクさせられること間違いないでしょう。
★ちなみに。
いちおう、決定的なところまでは書きませんが。
どうしても、ある程度はネタバレもしてしまうため…。
わくわく・新鮮に単行本を楽しみたい方は、↓この先に進まないようお願いします。
柔らか線での作画。
全体の色づきは適度なくらいで、濃淡はやや濃いめ。
描き込みは強弱でバランス良い仕上がりです。
コマ割りは比較的大きく、収まり良く。
枠間や上下左右のスペースも空いていました。
背景や小物に優れ、各背景絵は臨場感たっぷり。
一方、人物絵はデフォルメされ、くるくる良く動いています。
コメディーっぽい崩しもありますが、流れもあってさほど気になりません。
人物絵はゆるっとした丸い輪郭とオデコ小さめで線の顔パーツ。
…なのですが。
メリハリがあり、ポイント部分ではリアルっぽくなったりしていました。
概ねカラーでも変化しないタイプなので、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
【 収録話 】 7話収録
「坂下まみ」と付き合う「西川かずと」
ふとした切っ掛けから、その母と関係してしまうんですが…。
その一方で、彼女「まみ」も教師と関係を続けており。
お互い、それぞれの決定的な場面をふと見てしまっていたのでした。
ざっくりでは、だいたいそんなお話。
母親とその娘、娘の彼氏という三角関係話。
主要登場人物としてはもう1人、美術教師がいるんですが。
タイトルそのまま、基本的には前者3名の心理戦みたいな感じですわね。
いやー、エロくて素敵。
感覚的には、いかにも「艶々」センセの漫画、ってイメージでした。
いちおう主役ポジションには「かずとくん」がいるのですが。
各話で視点が変わることもあり、3名それぞれが主役みたなもんですかね。
あー、「まみさん」のが役割高めかなぁ。
ラストは「かずと」・「まみ」でしたし。
あの最終話の2人のやり取り(※表面上と内心ね)が全てだと思います。
母親とか教師ではないかもしれんけど、近い事なら現実にもありそう。
※坂下まみ
夏休み風景の1話目。
こちらは「かずとくん」の主役回。
「まみさん」からの呼び出しで家に行ったところ、勘違いから当人は留守だったのです。
まぁ、その場面ではすぐに戻ってくるので、特に何もなく。
後半へ繋がる前フリですね。
「まみさん」の母親は、クーラーが苦手であるという設定があり。
結構なバストサイズな割りに薄着で、またじんわり汗ばんでいるのでした。
これがポイントです。
2話目はそれを受ける母親視点。
既に何度目かの対面で、多少くだけて話ができるくらい。
ただ、その独白にて、その際の服装については、彼がやっと来るというのがイレギュラーだったようで、「やっちまった」という気持ちであったことが分かります。
そんなんなのに、居眠りしちゃうというのは。
…ねぇ。
そもそも自分の家なのに、客人である彼(しかも勉強を見てもらうために呼んだ)にお茶を持ってきてもらおう~といった発想になる「まみさん」は…どうかと思うぞ。
さて、3話目はその家に居たもう1人、彼女の視点。
切っ掛けは、「遅いな……」と感じた事から。
まあ、そりゃーあんな事していれば、なかなか戻ってこないのも当然でしょう。
「かずとくん」はよく止めれたなぁ。
そんなんを見ていた「まみさん」は、止める・攻めることなく、戻ってきた彼とえっちに至るのですが…。
その理由は次のエピソードで判明します。
「まみさん」の過去回想から始まる4話目。
実は美術教師と関係を続けていたのでした。
切っ掛けは、彼女に絵のモデルを頼んだこと、のようですが…。
生徒にそんなん頼むというのは、やっぱり何らか含みがあると思う。
彼女は…あーなるのは、付き合う前か後か。
同時くらいなのかな。
おそらく、行為としては「とっくに~」の発言そのまま、教師のが早いのだろうけど。
後半で「まみさん」が言っていたのは正直な想いなのでしょう。
※「まみさん」の母親
5話目は「かずとくん」
彼視点での学校風景で、「まみさん」に対する心情などが描かれます。
どちらかというと、相手に深入りしないだろう彼なのですが…。
友人の指摘などもあって、ふと行動してしまうのでした。
こちらと次の6話は…この漫画のクライマックスですね。
5話のラストにまで至る描写は流石でした。
カーテンは…案外隙間できるよね。
そして6話目は衝撃の場面を目撃してしまった「かずとくん」が…すがる先。
ただし、あーして近くまで行きながらも、踏み込まないのはいかにも彼らしい。
ここで彼女が気付かなければ、また展開変わったかもしれないのですがね。
そんなこんなでの最終話。
前述したように、お互いの秘密を知った同士というカップルの姿です。
ちょっとしたやり取りにゾクゾクしますよ。
この先、どうなるか知らんですが…いい結果にはならなそうだなぁ。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度おなじみ「艶々」センセでした。
個人的に1巻完結は有難い(笑)
前述もしましたけれど、いかにもセンセらしい世界で楽しめました。
エロスですわね。
ちなみに、↓表紙はやっぱりお母さん。
漫画ではちらとした描かれてなかったですが、あんな下着なのね。
あれはいいなぁ。
ちなみに、↓表紙で背後にいるのは「かずとくん」だと思われますが。
あの手はちょっとたくまし過ぎな気がしました。
★「艶々」センセの漫画紹介記事
「ラブラブ巫女さん かすみの杜」(一般)
えっちで解決、な巫女さんラブコメ。全2巻。
「たとえば母が」 「6巻[完結]」(一般)
母「緑川美晴さん」とのアレコレを描いた傑作。全6巻。
「となりのとなりのお姉さん」(一般)
お隣の色っぽいお姉さん、高校教師なお姉さんというWヒロインモノ。全2巻。
「久枝さんの背徳日記」
ちらほら描かれていた「久枝さん」シリーズと短編を収録。
「ボクノアイジン[限定版]」
母親・教師が2人づつ登場。限定版はCDドラマつき。
「我妻姉弟 純情編」 「我妻姉弟 背徳編」
姉「我妻綾子」さんとの近親モノ。実姉で人妻です。
「はだかのくすりゆび」(一般)
着物姿も素敵な人妻「戸田翠」の不倫長編。全3巻。
「家政婦のミツコさん」(一般)
旦那の借金を返済する人妻「満子さん」のメイド・コメディー。全2巻。
「はたらく人妻さん」(一般)
オムニバスの人妻・職業えっちな表題作と中編を収録。
「密やかに熟れる花」(一般)
閉鎖的な村での人妻えっち漫画。1巻完結で導入には最適。
「ものかげのイリス」(一般)
インパクトたっぷりな導入の、重たーいお話。現在は1巻まで。
「三日月がわらってる」(一般)
小さな島の学校へ赴任した女教師とのラブコメ。センセの漫画ではソフトめ。
「ひるがお」(一般)
老舗旅館でのアレコレ。1巻で主人公は人の行為を見ているだけ、というのがポイント。
「たとえば母がExtra 黒」(成年)
「たとえば母が」のサイドストーリー。赤・黒と2冊発売されたうちの1冊。
「あの夜のささやきが。」(一般)
「はだかのくすりゆび」の続編。その後の「翠さん」がどうなってしまうのか!?
「うしろのまなざし」(一般)
覗きがテーマの漫画。管理人のいる下宿には秘密があったのです。
「落日のパトス」(一般)
隣に引っ越してきた元教師…壁の向こうから声が聞こえてきて…というお話。
「-with me?- ここではないどこかへ」(一般)
2名の主人公が日本の各地を旅して~という官能旅情ストーリー。
「ふたりのおうち」(一般)
ごく静かなテンションで進む年上女性との恋愛話。
「5時まで待てない」(一般)
編集者と漫画家の官能エピソード。ややエロス度合が高めです。
「家出熟女」(一般)
全2巻の1巻目。家出中だと語るミステリアスな女性のお話。
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