■0.01mmの誘惑 (亜美寿真)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、ギャル、積極的
・構成 : 8話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、合間にイラスト、
カバー裏は表紙とのリンク絵、
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「亜美寿真(つぐみ・すずま)」センセの「0.01mmの誘惑」です。
※ヒロイン特集1:切っ掛けの「左振さん」
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編漫画。
ストーリーもので、収録は8話まで。
電子書籍サイトにて連載されていて、見たところでは13話まで配信されているようで…。
単行本は続いていくのだと思います。
なお、もくじを確認したところ、8話ほかで全202ページなのですが。
持ったところ、結構ずっしりとした重量感がありました。
ひょっとして、紙質違ったりするのかな。
漫画はラブコメ。
詳細は後述しますが、お話は結構じっくり・たっぷり描かれていて、イイ感じです。
(※たぶん1週間前後しか経過していないのでは、と思う)
こうした、性急過ぎない描き方は、ネット配信がためですかね。
成年漫画でも、連載がし易くなってる(←たぶん…)現在は、非常に良い時代なのかもしれません。
しなやかな線での作画。
全体の色づきはあっさり気味で、白比率多め。
描き込みは概ね適度なくらい。
細かめなコマ割りは変化少な目で、収まり良く。
デジタルの綺麗な見易い原稿です。
背景・小物は軽めですが、漫画に馴染んでいます。
表現なども引っ掛かる箇所なく良好。
カップル2人のキャラが生き生きと巧く描かれていました。
ただし、たまーにバランス感にて不安定なところもあります。
(※些細な程度でしたが)
人物画は横に長い目、そして鼻のあたりが特徴的。
妖しいお姉さん、というのはピッタリ。
判断ですが、カバーでは裏表紙の方が漫画の白黒絵に雰囲気近いと思います。
個人的には、カラー絵よりも断然そっちのが魅力的でした。
そのため、紹介帯のカット絵が見辛いのは…ちと残念。
【 収録話 】 8話収録
「栄口洋太」の自宅にて開催していた、大学ゼミの飲み会。
しかし、いつの間にか皆寝落ちしていて…
ふと見ると、ちょっと気になっていた「左振紗南(さぶり・さな)」が隣で寝ていたのです。
ごく簡単には、そんな導入部。
目立つギャルちっくなヒロインと、ぱっと冴えない男子というラブコメ。
ちらほら見かけられる組み合わせですね。
自由奔放っぽい女性が主導権を握り、男性側が翻弄されるというもの。
細かい周辺説明はなく、いきなりゼミ仲間での宅飲み後から開始。
「洋太くん」の反応を見る限り、たぶん…「左振さん」は……他女子よりも気になる存在だったかなー、って感じましたが。
特にコレという言及はなかったです。(たぶん)
読み進めていくうち、徐々に周辺が明らかになっていくタイプだと思われます。
前述したように、まだお話は続いていくようなのですが。
この1巻については、カップルとなっていくまで~が描かれていました。
一部他ヒロインの活躍回があったものの、基本的にメインの2人が中心。
おそらくは、今後も「左振さん」との色々なシチュエーションが楽しめることと思います。
女性はもう1名いたので、次巻ではなんらかの形にてお話に絡んでくるかもしれません。
※ヒロイン特集2:エロいぞ「左振さん」
切っ掛けとなる1話目。
いきなりのドキドキ・シチュエーションですね。
いいなぁ。
ゼミの飲み会とのことですが、メンバー5名の内訳は男子2名に対して女子3名…。
いや、箸は6膳あったので、もしかして1名は泊らずに帰ったのかな。
寝ている配置から、「左振さん」は最終的に隣に座っていた?
後々の展開を見る限り、あるいは残り女子2人にベッドを譲り、あえて「洋太くん」の隣をチョイスしていたのかもしれませんね。
よく寝返りする彼女に対し、彼が取った戦略が実に見事(笑)
セオリーな成年漫画主人公であれば、即お手付きしそうな場面でしたが…。
(※いちおう「洋太くん」も、その次には服の中へ手を伸ばしています)
ああした対応は、なかなかリアルっぽくてドキドキしますわね。
まだ、どうにか事故として言い訳できそうだし。
その後は…慣れた方であれば想像できるかなぁ。
ああした事があって、なお背を向けてしまう「洋太くん」かまたリアルで…わが事を見せられているようで悲しい。
そんな彼に対し、「左振さん」の対応がまた実に素晴らしく、刺さります。
撃沈されますよ。
2話はまだ飲み会後。
前話直後の風景になっています。
そちらに続いて、「左振さん」の言動がいちいち良いですね。
「一緒に入って教えてよ」
とかなんとか言われていました。
「洋太くん」の部屋はユニットバスでして。
2人でお風呂最中に、カーテン隣に人が入って来るという、ドキドキ・シチュエーションです。
まあ、音とか、影とか…バレない訳ないわね。
酔っ払ってからの寝起き~というのが、どれだけプラスに働くんだろう。
(そもそも、あの寝ていた位置からトイレに向かえば、2人いないことにすぐ気付きそう)
3話は…翌朝に皆が帰宅した後の風景。
なかなか恥ずかしい場面でしたが、これは成年漫画のセオリー。
ぐるぐると考えを巡らせる「洋太くん」が楽しい。
(※ふと落ち着いてしまい、煮え切らない言動はまさに彼らしくて泣ける)
こちらでの2人の駆け引きは見応えあるので、表情などもじっくりお楽しみください。
「左振さん」は今度こそはヤル気で、わざわざ戻ってきたんでしょう。
なお、1、2話では直前までイッってたものの、直接行為はこちらが初となるのです。
オチでの可愛い「左振さん」に注目。
ああした彼女を、まだ「洋太くん」は理解していない。
ようやく場面が変わる4話目は、ゲームセンターでのお話。
夢のような飲み会から2日後の風景です。
彼の台詞から、スマホで連絡は取れるらしいのですが…。
自ら行動できないあたりは、またまた彼らしいわね。
えっちはしたものの、別れ際があーだと難しいでしょう。
ただ、「洋太くん」は何故か「左振さん」の生活圏内へ無意識のうちに侵入できる~という特殊な能力(笑)をもっているようで。
偶然入ったゲーセンが、彼女のバイト先であるという幸運を得ています。
「左振さん」のが勘違いしてましたね。
こちらでは結構大胆なプリクラ内えっちです。
あれ…声まる聞こえだと思うぞ。
5、6話は注目回。
単行本ではクライマックスという雰囲気のエピソードになります。
電車で通学途中の「洋太くん」
ふと、飲み会メンバーの1人「赤町さん」と鉢合わせたのでした。
これまで、彼はどっちかと言うと情けない姿のが多かったのですが…。
いきなり前半にて格好良い姿を見せてくれました。
咄嗟にああした行動を取れるというのは、実に素晴らしいこと。
まぁ、残念ながら誤解だったのですが。
さて、こちらはまさに「赤町さん」の主役回。
1~4話でちらちらと描かれていた、彼女の意外な素が描かれています。
あの百戦錬磨っぽい彼女に、
「スゴク、おいしそう」
~って評価されるということは、「洋太くん」は自信を持って良いと思われます(笑)
ただ、偶然に同じ台詞で…良かったねぇ。
6話後半から7話にかけて、メインヒロイン「左振さん」が登場。
ここでも「洋太くん」の特殊能力が発動し、偶然に彼女のアパート前に通りがかり、また運命的にベランダで洗濯物を干していた彼女が彼を発見して声を掛ける~という。
(※しかも、「左振さん」も大学をちょうどサボっていた)
先のくだりをキッチリ看破した、「左振さん」に注目。
ガッチリ名前までいい当てるなど、さすが女子。
ただ、そうした流れが良い結果に繋がったのだと思います。
「洋太くん」はよく言った。えらい。
また、そうした彼に対し、本来のごく可愛らしい反応を見せている彼女をお楽しみください。
収録では最終となる8話は、大学校内での風景。
ボイントだろうアイテム、格闘ゲーム「ファイト&マジック」のくだり。
もしかしたら、これがため「左振さん」は先に「洋太くん」を意識するようになっていたのかな。
ただ、ぱっと良く作用しないのは、ラブコメ漫画のセオリー。
とある噂話もタイミング良く彼の耳に入り、トラブル発生の回となっています。
見ていて、変に虚勢を張ることなく、正直に不安を口にした「洋太くん」は正解でしょう。
また、「左振さん」がドキっとなるコマも見逃さぬよう。
なお、連載モノということで、登場人物などまとめたメモを残しておきます。
ある程度のネタバレを含んでしまうので、そうしたのを避けたい方はこれ以降進まぬようお願いいたします。
※ヒロイン特集3:仕事・私服な「左振さん」
【 0.01mmの誘惑 人物・その他 】
■栄口洋太 (主人公)
眼鏡男子で雰囲気そのまま弱気で奥手。
ただし、5話での「赤町」との電車シーンでは、ちょっとした男気を見せてもいた。
親の仕事の関係で、昔は頻繁に引っ越しをしていたらしい。
ゲーム好き。たぶん格闘ゲーム世代。
何かと「左振」の生活圏に行き当たる運を持っており、確かに相性は良いみたい。
なお、「左振」との関係以降は、ちゃんとゴムを用意していた。
■左振紗南 (ヒロイン)
宅飲み参加メンバーのうち、女性3名のうちの1人。
笹宮駅付近にすんでいる。大学では心理学科。
細身に見えて結構大きいらしい。
ゲームセンターでバイトをしている。
雰囲気はギャルっぽいが、実際はシッカリしている。そうした点は「赤町」も理解していた。
彼とのえっちが初体験。
そっち方面では迂闊さを見せていて、あちこち次々にバレている。
■赤町 (女性)
名前はいまの所不明。宅飲み参加メンバーのうち、女性3名のうちの1人。
(※もう1人は名前が出てきていません。なお、合間イラストでは登場しています)
大人しそうに見えて、人の彼氏にちょっかい掛けるのを好む問題児。
そうしたタイプがゆえ、人を見る目には確かなものがある様子。
えっち好き。結構な巨乳で、陥没しているらしい。
次巻以降でも2人を引っ掻き回してきそうですね。
■田中 (男性)
名前はいまの所不明。宅飲み参加メンバーでもう1人の男子。
「洋太」が隠したゲーム横で寝ていて、バレるのを不安がっていた相手。
そうした点での友人ではない様子。
■ファイト&マジック (用語)
対戦格闘ゲーム。SP版。2人の過去になんらか関係があるらしい。
(※彼女が持っているソフトには「洋太」の名前が書いてあった)
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「亜美寿真」センセでした。
どう読むのかと思いましたが、「つぐみ・すずま」なんですね。
漢字変換すると、ちゃんと候補に表示されて驚きました。
ほへー。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
こちらは、もともと「S2COMIX」のサイトでチェック済でした。
期待以上の完成度で大満足。
次巻が待ち遠しいです。
そうした良い単行本で、すみませんが1つだけ。
裏表紙には親切にあらすじが書かれているんですが。
刹那的な対応が要求される書店店頭で、あの文字色は背景とも混じってちょーっと見辛過ぎ。
イラストはセンセが仕上げてると思うので、文字については出版社さん?
連携取れてなかったのかなぁ。
セールス的にはマイナスに働くと思われ。
せっかく良い単行本なのに、あれは勿体ない印象でした。
0.01mmの誘惑 (富士美コミックス) 日本語, 2020/8/11 [アダルト] 亜美寿 真 (著)
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・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、ギャル、積極的
・構成 : 8話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、合間にイラスト、
カバー裏は表紙とのリンク絵、
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「亜美寿真(つぐみ・すずま)」センセの「0.01mmの誘惑」です。
※ヒロイン特集1:切っ掛けの「左振さん」
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編漫画。
ストーリーもので、収録は8話まで。
電子書籍サイトにて連載されていて、見たところでは13話まで配信されているようで…。
単行本は続いていくのだと思います。
なお、もくじを確認したところ、8話ほかで全202ページなのですが。
持ったところ、結構ずっしりとした重量感がありました。
ひょっとして、紙質違ったりするのかな。
漫画はラブコメ。
詳細は後述しますが、お話は結構じっくり・たっぷり描かれていて、イイ感じです。
(※たぶん1週間前後しか経過していないのでは、と思う)
こうした、性急過ぎない描き方は、ネット配信がためですかね。
成年漫画でも、連載がし易くなってる(←たぶん…)現在は、非常に良い時代なのかもしれません。
しなやかな線での作画。
全体の色づきはあっさり気味で、白比率多め。
描き込みは概ね適度なくらい。
細かめなコマ割りは変化少な目で、収まり良く。
デジタルの綺麗な見易い原稿です。
背景・小物は軽めですが、漫画に馴染んでいます。
表現なども引っ掛かる箇所なく良好。
カップル2人のキャラが生き生きと巧く描かれていました。
ただし、たまーにバランス感にて不安定なところもあります。
(※些細な程度でしたが)
人物画は横に長い目、そして鼻のあたりが特徴的。
妖しいお姉さん、というのはピッタリ。
判断ですが、カバーでは裏表紙の方が漫画の白黒絵に雰囲気近いと思います。
個人的には、カラー絵よりも断然そっちのが魅力的でした。
そのため、紹介帯のカット絵が見辛いのは…ちと残念。
【 収録話 】 8話収録
「栄口洋太」の自宅にて開催していた、大学ゼミの飲み会。
しかし、いつの間にか皆寝落ちしていて…
ふと見ると、ちょっと気になっていた「左振紗南(さぶり・さな)」が隣で寝ていたのです。
ごく簡単には、そんな導入部。
目立つギャルちっくなヒロインと、ぱっと冴えない男子というラブコメ。
ちらほら見かけられる組み合わせですね。
自由奔放っぽい女性が主導権を握り、男性側が翻弄されるというもの。
細かい周辺説明はなく、いきなりゼミ仲間での宅飲み後から開始。
「洋太くん」の反応を見る限り、たぶん…「左振さん」は……他女子よりも気になる存在だったかなー、って感じましたが。
特にコレという言及はなかったです。(たぶん)
読み進めていくうち、徐々に周辺が明らかになっていくタイプだと思われます。
前述したように、まだお話は続いていくようなのですが。
この1巻については、カップルとなっていくまで~が描かれていました。
一部他ヒロインの活躍回があったものの、基本的にメインの2人が中心。
おそらくは、今後も「左振さん」との色々なシチュエーションが楽しめることと思います。
女性はもう1名いたので、次巻ではなんらかの形にてお話に絡んでくるかもしれません。
※ヒロイン特集2:エロいぞ「左振さん」
切っ掛けとなる1話目。
いきなりのドキドキ・シチュエーションですね。
いいなぁ。
ゼミの飲み会とのことですが、メンバー5名の内訳は男子2名に対して女子3名…。
いや、箸は6膳あったので、もしかして1名は泊らずに帰ったのかな。
寝ている配置から、「左振さん」は最終的に隣に座っていた?
後々の展開を見る限り、あるいは残り女子2人にベッドを譲り、あえて「洋太くん」の隣をチョイスしていたのかもしれませんね。
よく寝返りする彼女に対し、彼が取った戦略が実に見事(笑)
セオリーな成年漫画主人公であれば、即お手付きしそうな場面でしたが…。
(※いちおう「洋太くん」も、その次には服の中へ手を伸ばしています)
ああした対応は、なかなかリアルっぽくてドキドキしますわね。
まだ、どうにか事故として言い訳できそうだし。
その後は…慣れた方であれば想像できるかなぁ。
ああした事があって、なお背を向けてしまう「洋太くん」かまたリアルで…わが事を見せられているようで悲しい。
そんな彼に対し、「左振さん」の対応がまた実に素晴らしく、刺さります。
撃沈されますよ。
2話はまだ飲み会後。
前話直後の風景になっています。
そちらに続いて、「左振さん」の言動がいちいち良いですね。
「一緒に入って教えてよ」
とかなんとか言われていました。
「洋太くん」の部屋はユニットバスでして。
2人でお風呂最中に、カーテン隣に人が入って来るという、ドキドキ・シチュエーションです。
まあ、音とか、影とか…バレない訳ないわね。
酔っ払ってからの寝起き~というのが、どれだけプラスに働くんだろう。
(そもそも、あの寝ていた位置からトイレに向かえば、2人いないことにすぐ気付きそう)
3話は…翌朝に皆が帰宅した後の風景。
なかなか恥ずかしい場面でしたが、これは成年漫画のセオリー。
ぐるぐると考えを巡らせる「洋太くん」が楽しい。
(※ふと落ち着いてしまい、煮え切らない言動はまさに彼らしくて泣ける)
こちらでの2人の駆け引きは見応えあるので、表情などもじっくりお楽しみください。
「左振さん」は今度こそはヤル気で、わざわざ戻ってきたんでしょう。
なお、1、2話では直前までイッってたものの、直接行為はこちらが初となるのです。
オチでの可愛い「左振さん」に注目。
ああした彼女を、まだ「洋太くん」は理解していない。
ようやく場面が変わる4話目は、ゲームセンターでのお話。
夢のような飲み会から2日後の風景です。
彼の台詞から、スマホで連絡は取れるらしいのですが…。
自ら行動できないあたりは、またまた彼らしいわね。
えっちはしたものの、別れ際があーだと難しいでしょう。
ただ、「洋太くん」は何故か「左振さん」の生活圏内へ無意識のうちに侵入できる~という特殊な能力(笑)をもっているようで。
偶然入ったゲーセンが、彼女のバイト先であるという幸運を得ています。
「左振さん」のが勘違いしてましたね。
こちらでは結構大胆なプリクラ内えっちです。
あれ…声まる聞こえだと思うぞ。
5、6話は注目回。
単行本ではクライマックスという雰囲気のエピソードになります。
電車で通学途中の「洋太くん」
ふと、飲み会メンバーの1人「赤町さん」と鉢合わせたのでした。
これまで、彼はどっちかと言うと情けない姿のが多かったのですが…。
いきなり前半にて格好良い姿を見せてくれました。
咄嗟にああした行動を取れるというのは、実に素晴らしいこと。
まぁ、残念ながら誤解だったのですが。
さて、こちらはまさに「赤町さん」の主役回。
1~4話でちらちらと描かれていた、彼女の意外な素が描かれています。
あの百戦錬磨っぽい彼女に、
「スゴク、おいしそう」
~って評価されるということは、「洋太くん」は自信を持って良いと思われます(笑)
ただ、偶然に同じ台詞で…良かったねぇ。
6話後半から7話にかけて、メインヒロイン「左振さん」が登場。
ここでも「洋太くん」の特殊能力が発動し、偶然に彼女のアパート前に通りがかり、また運命的にベランダで洗濯物を干していた彼女が彼を発見して声を掛ける~という。
(※しかも、「左振さん」も大学をちょうどサボっていた)
先のくだりをキッチリ看破した、「左振さん」に注目。
ガッチリ名前までいい当てるなど、さすが女子。
ただ、そうした流れが良い結果に繋がったのだと思います。
「洋太くん」はよく言った。えらい。
また、そうした彼に対し、本来のごく可愛らしい反応を見せている彼女をお楽しみください。
収録では最終となる8話は、大学校内での風景。
ボイントだろうアイテム、格闘ゲーム「ファイト&マジック」のくだり。
もしかしたら、これがため「左振さん」は先に「洋太くん」を意識するようになっていたのかな。
ただ、ぱっと良く作用しないのは、ラブコメ漫画のセオリー。
とある噂話もタイミング良く彼の耳に入り、トラブル発生の回となっています。
見ていて、変に虚勢を張ることなく、正直に不安を口にした「洋太くん」は正解でしょう。
また、「左振さん」がドキっとなるコマも見逃さぬよう。
なお、連載モノということで、登場人物などまとめたメモを残しておきます。
ある程度のネタバレを含んでしまうので、そうしたのを避けたい方はこれ以降進まぬようお願いいたします。
※ヒロイン特集3:仕事・私服な「左振さん」
【 0.01mmの誘惑 人物・その他 】
■栄口洋太 (主人公)
眼鏡男子で雰囲気そのまま弱気で奥手。
ただし、5話での「赤町」との電車シーンでは、ちょっとした男気を見せてもいた。
親の仕事の関係で、昔は頻繁に引っ越しをしていたらしい。
ゲーム好き。たぶん格闘ゲーム世代。
何かと「左振」の生活圏に行き当たる運を持っており、確かに相性は良いみたい。
なお、「左振」との関係以降は、ちゃんとゴムを用意していた。
■左振紗南 (ヒロイン)
宅飲み参加メンバーのうち、女性3名のうちの1人。
笹宮駅付近にすんでいる。大学では心理学科。
細身に見えて結構大きいらしい。
ゲームセンターでバイトをしている。
雰囲気はギャルっぽいが、実際はシッカリしている。そうした点は「赤町」も理解していた。
彼とのえっちが初体験。
そっち方面では迂闊さを見せていて、あちこち次々にバレている。
■赤町 (女性)
名前はいまの所不明。宅飲み参加メンバーのうち、女性3名のうちの1人。
(※もう1人は名前が出てきていません。なお、合間イラストでは登場しています)
大人しそうに見えて、人の彼氏にちょっかい掛けるのを好む問題児。
そうしたタイプがゆえ、人を見る目には確かなものがある様子。
えっち好き。結構な巨乳で、陥没しているらしい。
次巻以降でも2人を引っ掻き回してきそうですね。
■田中 (男性)
名前はいまの所不明。宅飲み参加メンバーでもう1人の男子。
「洋太」が隠したゲーム横で寝ていて、バレるのを不安がっていた相手。
そうした点での友人ではない様子。
■ファイト&マジック (用語)
対戦格闘ゲーム。SP版。2人の過去になんらか関係があるらしい。
(※彼女が持っているソフトには「洋太」の名前が書いてあった)
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「亜美寿真」センセでした。
どう読むのかと思いましたが、「つぐみ・すずま」なんですね。
漢字変換すると、ちゃんと候補に表示されて驚きました。
ほへー。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
こちらは、もともと「S2COMIX」のサイトでチェック済でした。
期待以上の完成度で大満足。
次巻が待ち遠しいです。
そうした良い単行本で、すみませんが1つだけ。
裏表紙には親切にあらすじが書かれているんですが。
刹那的な対応が要求される書店店頭で、あの文字色は背景とも混じってちょーっと見辛過ぎ。
イラストはセンセが仕上げてると思うので、文字については出版社さん?
連携取れてなかったのかなぁ。
セールス的にはマイナスに働くと思われ。
せっかく良い単行本なのに、あれは勿体ない印象でした。
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