■神待ち家出少女 (紅威ヨル)
★まんがデーター [12.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] 援交、学生
・構成 : 折り返しに初出一覧、カラー(4P)、
10話+プロローグ収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、合間にボツ絵・ネタ絵、カラー描き下ろし「プロローグ」、
カバー裏に別絵・4コマ、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紅威ヨル(あかい・よる)」センセの「神待ち家出少女」です。
※ヒロイン特集1:がんばれ「ひなちゃん」
【 構成・絵柄 】
1冊まるまる続く長編漫画。
ヒロインが主人公で援交している設定なので。
よくあるハーレムえっちストーリーの逆パターンで、各話にて男性が変化しておりました。
それがため、プレイも様々。
いちおうストーリーがあり、オチが次の話に直結しているのがほとんど。
この形態の漫画としては、しっかり各話が繋がっておりました。
ただ、お話はそう深いものでなく。
詳しくは後述しますが、オチをああしたことで全体が軽々しい印象となってます。
読み易く仕上がった、とも言えるんでしょうけどねぇ。
柔らかな線のさっぱりとした作画。
濃淡はそこそこ程度でした。
描き込みも同様なんですが、ページいっぱいに描かれている割に白比率もあって。
原稿は線で埋め尽くされているような印象です。
コテコテとはしていないものの、賑やかさはあります。
漫画っぽいキャラですが、あちこちのバランスはだいたいリアル寄り。
コメディー部分を含め、崩れはなく、表現もいい感じ。
読むに引っ掛かることはありません。
ただ、作画には強弱があり、良いコマがあればそうでない部分もちらほら散見されていて。
決して悪いのではないものの、全体的にあまり巧くない印象でした。
もう少し細やかな丁寧さがほしいかな。
判断については、カラーでしたが紹介帯のカット絵が良いでしょう。
【 収録話 】 10話+プロローグ収録
援助交際を繰り返す家出少女「ひな」
”なんでも1つだけ願い事を叶えてくれる”
そうした「伝説の神サマ」を求め、今日も神待ち掲示板にて大人(神様)を待つのでした。
大雑把にはそんな感じ。
※ヒロイン特集2:昔の「ひなちゃん」
そんな訳で援交な漫画です。
ヒロイン「ひなちゃん」はまだ学生のようですが、前半のほとんどはその風景。
各話でその相手とか、プレイが変化していました。
お話が動く後半になって、日常シーンなども差し込まれています。
読み手によって良し悪しあるかとは思いますが、ストーリーとしてはひと段落ついてました。
また、それぞれのエピソードに登場するキャラはゲスト的なものですが、再登場する方もあります。
見逃さないように。
プロローグはカラーの描き下ろし。
掲示板でやり取り、神サマの確認、えっち…と、短いながらひと通りのフォーマットが示されています。
降臨1「エロゲごっこ」はタイトルそのまま、ゲーム好き。
太めで油っぽい男性です。
こういうのを見ると…何にしても、やっぱりお金稼ぐのは大変だなぁ、とか。
せめて金額釣り上げて良かったですね。
降臨2「メルシー・サークル」はその直後。
その夜の間にはしごしている「ひなちゃん」
よくは知りませんが、そういうものなの??
援交仲間の「アリサ」ちゃん登場。
彼女が相手をしていたのは”メルシー・サークル”という、金持ちの集まり。
1話目とは雲泥の差がありました。
ただ、作品中での台詞にあったそのまま、これまた相当にマニアック。
ちょっとシリアスな雰囲気漂いましたが、展開はコメディーでした。
なんと降臨3「援交ビデオ撮影」もまだ同じ日付。
「もう11時か…」
そんな台詞もありました。
あれ。
1話目の冒頭はファーストフード店の閉店間近だったんですけど…まぁ、いいか。
こちらの相手は、先のサークルを取材していたという男性。
ここでは「ひなちゃん」のなかなかな賢さが見れるので必見。
危険な事をしているだけありますね。
降臨4「筆おろし」は路上ライブをしていた「山本和樹」くん。
童顔でしたが、いちおう彼のが年上なのかな。
タイトルそのまま童貞であり、「ひなちゃん」主導のえっちが展開されます。
そのまま、彼の部屋での展開が降臨5「恋心」
訪ねて来た先輩に寝込みを襲われるというもの。
まぁ、あのシチュエーションで触ってみたくなるのは男性として当然。
ここでのやり取りは最終話への前フリとなってますかね。
降臨6「3P」は援交仲間の「アユ」ちゃんに呼び出されてのえっち。
いかにも、というおっちゃんで、複数プレイとなってます。
そんな「アユちゃん」とのやり取りから回想する降臨0「きっかけ」
話数そのまま過去話です。
まだ初々しさのある「ひなちゃん」の学生時代が見れます。
まぁ、普通の家庭・環境ではないのは、想像できますが。
家出して、援交をするようになるだけの事件が起こっていました。
※ヒロイン特集3:決定的な一言
冒頭でも触れられていた、「伝説の神サマ」について。
あれだけ現実を目の当たりにしていた彼女が、どれだけそんな噂を信じていたのか。
「ひなちゃん」の言動から、ある程度の方便だと感じていましたが…。
降臨7「初カレ」での反応は大きいもので、ちょっと違和感。
だいたい、身元不明なオヤジの発言を鵜呑みにしてるのも疑問でした。
そんなものなの?
そういったファンタジーなことを言う女の子に対し、適当に話を合わせる男性は多いのではないかなぁ。
ここから最終エピソードへと繋がるんですが、そのためなんでしょうかね。
都合良い展開で、個人的には微妙です。
続く降臨8「初デート」、降臨9「神様降臨!!」は最終エピソード。
あのキャラ、も顔を見せるので、お見逃しなく。
漫画としては読後感悪くなく、万人向けに仕上がってます。
ただ、前述したそのまま、もっとハード展開でも良かったのでは。
【 その他 】
以上、「紅威ヨル」センセでした。
こちらが2冊目ですね。
ブログでは初単行本「初嬢日記」を紹介してます。
こちらは電子コミックサイトで人気だったそうです。
そうかー。
設定良く、各話単独でも連続でも、分かり易い仕上がりになっていたかと思います。
↓表紙もああしたイメージなので、そちらに引っ掛かった人はトコトン堕ちてくのを期待されるのではないかなぁ。
また、個人的には神様の設定も生かし切れていない印象です。
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] 援交、学生
・構成 : 折り返しに初出一覧、カラー(4P)、
10話+プロローグ収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、合間にボツ絵・ネタ絵、カラー描き下ろし「プロローグ」、
カバー裏に別絵・4コマ、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紅威ヨル(あかい・よる)」センセの「神待ち家出少女」です。
※ヒロイン特集1:がんばれ「ひなちゃん」
【 構成・絵柄 】
1冊まるまる続く長編漫画。
ヒロインが主人公で援交している設定なので。
よくあるハーレムえっちストーリーの逆パターンで、各話にて男性が変化しておりました。
それがため、プレイも様々。
いちおうストーリーがあり、オチが次の話に直結しているのがほとんど。
この形態の漫画としては、しっかり各話が繋がっておりました。
ただ、お話はそう深いものでなく。
詳しくは後述しますが、オチをああしたことで全体が軽々しい印象となってます。
読み易く仕上がった、とも言えるんでしょうけどねぇ。
柔らかな線のさっぱりとした作画。
濃淡はそこそこ程度でした。
描き込みも同様なんですが、ページいっぱいに描かれている割に白比率もあって。
原稿は線で埋め尽くされているような印象です。
コテコテとはしていないものの、賑やかさはあります。
漫画っぽいキャラですが、あちこちのバランスはだいたいリアル寄り。
コメディー部分を含め、崩れはなく、表現もいい感じ。
読むに引っ掛かることはありません。
ただ、作画には強弱があり、良いコマがあればそうでない部分もちらほら散見されていて。
決して悪いのではないものの、全体的にあまり巧くない印象でした。
もう少し細やかな丁寧さがほしいかな。
判断については、カラーでしたが紹介帯のカット絵が良いでしょう。
【 収録話 】 10話+プロローグ収録
援助交際を繰り返す家出少女「ひな」
”なんでも1つだけ願い事を叶えてくれる”
そうした「伝説の神サマ」を求め、今日も神待ち掲示板にて大人(神様)を待つのでした。
大雑把にはそんな感じ。
※ヒロイン特集2:昔の「ひなちゃん」
そんな訳で援交な漫画です。
ヒロイン「ひなちゃん」はまだ学生のようですが、前半のほとんどはその風景。
各話でその相手とか、プレイが変化していました。
お話が動く後半になって、日常シーンなども差し込まれています。
読み手によって良し悪しあるかとは思いますが、ストーリーとしてはひと段落ついてました。
また、それぞれのエピソードに登場するキャラはゲスト的なものですが、再登場する方もあります。
見逃さないように。
プロローグはカラーの描き下ろし。
掲示板でやり取り、神サマの確認、えっち…と、短いながらひと通りのフォーマットが示されています。
降臨1「エロゲごっこ」はタイトルそのまま、ゲーム好き。
太めで油っぽい男性です。
こういうのを見ると…何にしても、やっぱりお金稼ぐのは大変だなぁ、とか。
せめて金額釣り上げて良かったですね。
降臨2「メルシー・サークル」はその直後。
その夜の間にはしごしている「ひなちゃん」
よくは知りませんが、そういうものなの??
援交仲間の「アリサ」ちゃん登場。
彼女が相手をしていたのは”メルシー・サークル”という、金持ちの集まり。
1話目とは雲泥の差がありました。
ただ、作品中での台詞にあったそのまま、これまた相当にマニアック。
ちょっとシリアスな雰囲気漂いましたが、展開はコメディーでした。
なんと降臨3「援交ビデオ撮影」もまだ同じ日付。
「もう11時か…」
そんな台詞もありました。
あれ。
1話目の冒頭はファーストフード店の閉店間近だったんですけど…まぁ、いいか。
こちらの相手は、先のサークルを取材していたという男性。
ここでは「ひなちゃん」のなかなかな賢さが見れるので必見。
危険な事をしているだけありますね。
降臨4「筆おろし」は路上ライブをしていた「山本和樹」くん。
童顔でしたが、いちおう彼のが年上なのかな。
タイトルそのまま童貞であり、「ひなちゃん」主導のえっちが展開されます。
そのまま、彼の部屋での展開が降臨5「恋心」
訪ねて来た先輩に寝込みを襲われるというもの。
まぁ、あのシチュエーションで触ってみたくなるのは男性として当然。
ここでのやり取りは最終話への前フリとなってますかね。
降臨6「3P」は援交仲間の「アユ」ちゃんに呼び出されてのえっち。
いかにも、というおっちゃんで、複数プレイとなってます。
そんな「アユちゃん」とのやり取りから回想する降臨0「きっかけ」
話数そのまま過去話です。
まだ初々しさのある「ひなちゃん」の学生時代が見れます。
まぁ、普通の家庭・環境ではないのは、想像できますが。
家出して、援交をするようになるだけの事件が起こっていました。
※ヒロイン特集3:決定的な一言
冒頭でも触れられていた、「伝説の神サマ」について。
あれだけ現実を目の当たりにしていた彼女が、どれだけそんな噂を信じていたのか。
「ひなちゃん」の言動から、ある程度の方便だと感じていましたが…。
降臨7「初カレ」での反応は大きいもので、ちょっと違和感。
だいたい、身元不明なオヤジの発言を鵜呑みにしてるのも疑問でした。
そんなものなの?
そういったファンタジーなことを言う女の子に対し、適当に話を合わせる男性は多いのではないかなぁ。
ここから最終エピソードへと繋がるんですが、そのためなんでしょうかね。
都合良い展開で、個人的には微妙です。
続く降臨8「初デート」、降臨9「神様降臨!!」は最終エピソード。
あのキャラ、も顔を見せるので、お見逃しなく。
漫画としては読後感悪くなく、万人向けに仕上がってます。
ただ、前述したそのまま、もっとハード展開でも良かったのでは。
【 その他 】
以上、「紅威ヨル」センセでした。
こちらが2冊目ですね。
ブログでは初単行本「初嬢日記」を紹介してます。
こちらは電子コミックサイトで人気だったそうです。
そうかー。
設定良く、各話単独でも連続でも、分かり易い仕上がりになっていたかと思います。
↓表紙もああしたイメージなので、そちらに引っ掛かった人はトコトン堕ちてくのを期待されるのではないかなぁ。
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